25ftのかたつむり、、、だったことがある。

魚と道祖神の招きにあひて会社を辞め、トレーラーで旅するはずだったのだが。3年で再定住。4年でトレーラーも手放した。

もう、夕方かぁ

2014-11-09 17:44:56 | Weblog
11月9日 快晴
 雨がないなぁ。

 今回のクジラ見物船はMontereyからではなく、Moss Landingという小さな港町から出た。ここはモントレーとサンタクルーズのちょうど真ん中ぐらい。Google Earthで見ると海底の峡谷が陸地に向かって切れ込んでいる先にある。ここには少し大きな川が流れ込んでいて、伏流水もあるかもしれない。日本だと富山湾に近い環境だな。その甘い水がプランクトンを増やし、それを狙ってカタクチイワシが集まる。クジラ達は、この海底峡谷のエッジ沿いにそのカタクチイワシを食べながら長期逗留する。
 船はSanctuary Cruisesという会社のもの。ここには、クジラ船がもう1件あって、クジラ見物の他、チャーターでAsh Scatteringsもやるらしい。つまり散骨クルーズだな。船酔いに強い牧師や坊主も取り揃えてお待ち、、、かどうか知らない。玄3の親戚にも散骨希望者がいたような。散骨&クジラ見物のジョイントツアーをしたい人はどうぞ。


 港への帰り道。海藻に混じって、ゴミがあるなと思った。すると、船の案内の人が
 「ラッコが寝ているみたいですねぇ。」
という。そのゴミのことだった。ラッコが得意の「海藻を体に巻いて流されないぞ作戦」で寝ていた。ラッコは海で寝る。生活全部が海の上。クジラとラッコの共通点は、陸に依存しない哺乳類ということ。一度、海に浮かんだままで寝られるようになったら、二度と陸では寝られんかもしれんなぁ。


 どうも起こしたみたいだ。「あっ、もう、夕方かぁ」の風情だな。ここで一句、
  やれ打つな ラッコが手をする 足をする
ここで散骨したら、ラッコも手と足をすって拝んでくれます。ナムアミダブ、ナムアミダブ、ナムアミダブ...。


船酔いと酔い止め

2014-11-09 00:11:36 | Weblog
11月8日 晴れ
 船酔いと酔い止め。
 玄3は、船が走っているときに酔ったことはない。25歳頃から、沖で船が止るとダメになったみたいだ。船のクルーが、
 「酔ってどうしようもなかったら、海に入って泳いでいるのが一番良い。」
と言っていた。確かにそうで、ダイビングしていた頃は、目的水域に着くと直ぐに海に入れるように準備していた。入ってしまえばどこ吹く風だ。それでもウネリが大きな日に酔って、それから波が高い時は基本的に出航しないことにしていた。

 船が止るとダメなら、クジラ見物船はダメなはずだが、最近の酔い止めは良く効いた。使っていたのは塩酸メクリジン25mg。効き始めるとフワフワ感が出てるので良く分かる。ただ、次の日が異常に眠い。ピンク色の錠剤だし(弱い劇薬系ってことらしい。)あまり飲みたい薬ではない。ググってみると「長時間用」、「排尿困難の危険」、「便秘」と出て来る。更に「車の運転はするな!」と書いてある。あれれっ、運転していた。こりゃダメだ。何か別の薬がいると思っても、困ったことに、そこらの酔い止めは大抵このメクリジン系。
 耳の後ろに貼るパッチを検討したが、アメリカではずいぶん前からダメ。オーストラリアも売らなくなったらしい。韓国も、そのパッチが元で死者が出たということで手に入りにくくなったようだ。玄3が試した時には、丸いパッチをそのまま貼ってヨレヨレで動けなくなった。半分か、1/3に切って貼ると具合が良かった。このパッチもググってみた。すると、「この薬品は生命の維持に必要な機能に影響を与える。」などと書いてある。それでは危ないし、そのとおりだったようだ。

 んで、今日は手首のツボを押さえるバンドと、丁子油みたいな臭いのハーブオイルを耳の後ろに塗って、いざ出航。波が低かったこともあって、問題なく帰港した。つまり、また行ったんだな、クジラ見に。

写真
 飛んだシーンを捕まえた。冬時間の16時ちかくなので、空に少し赤みが入っている。
 今日、一回だけあったブリーチ。それを何とか捕まえた。前回の連続ブリーチで練習させてもたったから、クジラの頭が水面を割った時のスピードで「飛んだ」と思って手が動いた。期待のイルカの大群も、オルカも、ハンゴンドウも出ず。