東逗子イルミ 1月31日まで
共通テーマ「眩」でAが書いた詩を投稿します。
寒晴
キラキラしたのが崖下にいる
手招きされたけれど
飛び降りる勇気がない
直視しては駄目だという言いつけに
従順なわけではないけれど
跳ね返る光から目を背けている
まぶしさに胸ぐらを
乱暴に掴まれたくないな
善意を画鋲みたいに
撒き散らされたくないな
明日を心配しながら眠っていると
夢の遠くにもさざなみが
細かく光って呼んでいる
まぶしい鏡に入ったことのある
詩人が書いていたけれど
鏡の中は真っ暗だそうだ
入らなくてもわかることだけど
にぶいにぶい光が
わたしの中にうずくまっている
共通テーマ「眩」でAが書いた詩を投稿します。
寒晴
キラキラしたのが崖下にいる
手招きされたけれど
飛び降りる勇気がない
直視しては駄目だという言いつけに
従順なわけではないけれど
跳ね返る光から目を背けている
まぶしさに胸ぐらを
乱暴に掴まれたくないな
善意を画鋲みたいに
撒き散らされたくないな
明日を心配しながら眠っていると
夢の遠くにもさざなみが
細かく光って呼んでいる
まぶしい鏡に入ったことのある
詩人が書いていたけれど
鏡の中は真っ暗だそうだ
入らなくてもわかることだけど
にぶいにぶい光が
わたしの中にうずくまっている