湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

詩・言葉の詩パート11

2016-05-31 08:45:25 | オリジナル
豊島屋逗子店は池田通りからなぎさ通りに移転するみたいですね。
では、共通テーマ「詩・言葉」でSが書いた詩を投稿します。

見えない言葉 見える言葉

彼の指はショパンを弾いているが
彼の頭はサイフのことでいっぱいだ
妻に何度も話しかける
――ワンダ、オレのサイフ
2億円入りの大事なサイフ
天才ピアニスト
その天才の時間で 1時間40分のステージが
こなされる
だれにも分かる見えない言葉の
極楽鳥の赤

だれにも理解される言葉で書かれた
辞書
よけいなことはけっして云わない
女のようでしたたかだが
その言葉に感動する者はいない


「詩・言葉」の自作を未提出のメンバーにはリマインドメールを送りますが、締切はあさってですよ~。
コメント
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