湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

こどもの日のつどい&物の詩パート23・24

2016-05-05 11:41:32 | オリジナル
今年の五月の節句写真シリーズ最終回は、今日逗子海岸で行われた第37回こどもの日のつどい砂の芸術。

↑砂で作った鯉のぼり。  ↓今回取り上げられたモチーフには、くまもんや熊本城が多く見られました。
 
では、共通テーマ「物」でAとIが書いた詩を投稿します。

クローゼット

持たない物はいらない物
とわかっていながら
持たざることに我慢がならない

頭は一つなのに帽子を三十個
足は二本なのに靴を百足
首は一本なのにスカーフを百枚
マフラーを五十本
ネックレスを百個
腕は二本なのにバッグを百個
ブレスレッドを二十個
体は一つなのにスーツを十組
ワンピースを三十着
スカートを五十着
Tシャツを八十着
ブラウスを百着
上着を百着…… 
出掛けた先で目新しい物を
また見ては買おうとする

自分自身のイメージに凍えているから
身に着ける物が欲しいのだ



物が増えてこまる
部屋の中があふれている
整理してもおっつかない


「物」の詩は5月7日(土)14時~逗子市民交流センター1階で開催する定例合評会で合評します。
この2作は対比的に軽く短時間で…って感じかな。
コメント
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