湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

揺れるの詩パート7

2016-03-01 00:00:00 | オリジナル
共通テーマ「揺れる」でHが書いた詩を投稿します。

四角い宇宙

色と形の間に風が吹く
線と色の隙間に光さす

向こうへいくのか
こちらへ来るのか

揺らめきながら、浮遊する
意思を持って浮遊する

着地点がわからない

終着駅
または望郷の入り口

気づいたら見つかるかもしれない
見つけるものではないのかもしれない

終わりのためにか
始まりのためにか

色と形は意思を持って浮遊する
目的を持ち、枠の中で揺らぎ煌めきながら

惑星が見えない糸と糸で引かれるように
終わりとも始まりとも言えない
在るべきところの在るべき姿のため
コメント
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