![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/67/3e/bf12c244146c21d4c0897cf25e2c7401.jpg)
4ページに椿書房の紹介記事が。椿書房は地元の出版物に力を入れています。掲載写真で店主の中島さんが手に持っているのはすべてこの地域に関わりのある本。土谷精作「随筆歴史あれこれ 鎌倉の吉田松陰」、柳沢光二「葉山にて 絵葉書のなかの葉山」、そして向かって右の黄色い表紙が「北斗七星」第5号です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/38/3d/89a2e4ff565a1bac2ba9aec976136a30.jpg)
「北斗七星」は逗子を拠点とする北斗七星の会の文芸同人誌。これにはTとKの小説とT・A・Kの詩が載っているのだ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/pt06.gif)
Tの小説が載る第6号も現在制作中です。
ということで、今日は「北斗七星」第5号からTの詩を転載します。
理由
あなたは私の中の闇の扉を開けて
灯りをかざし 入り込もうとする
私の止める手を振り払って
まるで支配者のように突き進む
私の気持ちなど意に介さず
自分の想いのままに 私の中にやってくる
私を独り占めするために
周囲には嫉妬をあらわにする
私はそんなあなたが嫌いだ
たまらなく嫌
それなのに
なんで という目をして
あなたは私を見つめる
どれ程の言葉をついやしても
あなたには届かない
だから 私は
小舟にあなたを乗せ
私の闇の一番奥にある深い湖に浮かべ
そして沈めた