湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

「芽」の詩パート2&3.11応援防災ひろば

2015-03-08 01:02:27 | オリジナル
共通テーマ「芽」で、今日はTが書いた詩を投稿します。版画もTの作品です。

春一番

ガシャ―ン と粉々に割れた皿
桟が折れ破れてしまった障子
引っくり返った椅子
言葉が届かなくて 暴れまくった後
互いに腑抜けになって 座り込んでいる

「もう出ようか?」
「まだ早いよ」
春一番が吹いた次の日
柔らかな雨が降った
枝先の芽達は 急に騒がしい
「もう出たいよ」
「又寒くなるからもう少し様子見よう」
囁き合っている
「この季節は人も狂うんだよ」
「あの二人もそうかな」
はっきり聞こえた声

けんかの原因も忘れて
椅子を元に戻し 皿をかたづける
相手は障子を直し始めた

解ける心
芽達には言われたくないよ


昨日、逗子市民交流センター1階展示コーナーでこんな瓶詰買いました。

以前一緒にボラバスに乗って被災地支援に行った逗子災害ボラバスターズが、女川町から仕入れたおいしいさんまそぼろです。
今日3月8日(日)と3月11日(あれから丸4年・水曜日)11:00~16:00も、3.11応援・防災ひろば@逗子市民交流センターで購入できますよ!
レシピももらえます。さんまそぼろの販売の他に活動紹介パネル展示もあります。
コメント
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