湘南文芸TAK

逗子でフツーに暮らし詩を書いています。オリジナルの詩と地域と文学についてほぼ毎日アップ。現代詩を書くメンバー募集中。

春琴抄の舞台、道修町

2015-03-15 14:25:06 | 旅行
一行の詩を書くためには、あまたの都市、あまたの人々、あまたの書物をみなければならない (リルケ)
旅行カテゴリーがあるのに今まで旅の記事をアップしていなかったことに気が付きました。
そこで今日は、大阪旅行の時に少彦名神社の前で見つけた文学碑を紹介します。
 春琴抄の碑(平成12年建立)
「中央公論6月号」と入稿判が押してある直筆原稿が使われています。文字サイズの指定は9ポイント。小さいですね。
下記のような説明文が刻まれています。
春琴抄(昭和8・1933年)は、谷崎が道修町を舞台に借りて、松子夫人に対する思慕を、架空の人物―幼時に失明した琴三弦の天才春琴と、彼女に献身的に使える佐助に託した、日本文学史上屈指の名作である。
舞台になった道修町は薬の町。町の名が読めなかったんだけど「どしょうまち」っていうんですね。

参道の脇にこの町で創業したさまざまな製薬会社の製品が展示してあるガラスケースが。社務所ビル内に「くすりの道修町資料館」もあります。
コメント
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