575の会

名古屋にある575の会という俳句のグループ。
身辺のささやかな呟きなども。

喝采の花降りしきり春惜しむ     郁子

2013年05月10日 | Weblog
喝采の花。この句のキーワードのようです。
爛漫の桜が降りしきる様子。
客席から湧き上がる喝采の声。
2つの意味が込められているようです。

作者によれば、「義経千本桜」の場面だそうです。
御園座の最後の公演で演じられたもの。
多くのファンに親しまれてきた御園座ですね。
再建へというニュースもありました。
一日も早い再建を望んでいます。

花といえば、昨日、奥さんが植物園に薔薇を見に。
まだ少し早かったようです。
我が家の庭も、ナニワイバラや躑躅も終って、緑の季節に。
小さな庭にも四季は確実に廻ってきます。

   母の名はひらがな三つ柿若葉   遅足

明日は雨が降ってくれるそうです。木や草も一息つけそう。


コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする