中七の、流れるもよし、が潔くて良いですね、と立雄さん。
桜の花でしょうか、風に舞い落ちて・・・水の上に。
流れに身を任せてどこまでも・・・
桜は実を結び、役目の終った花びらは散ってゆく。
私たちの世代は、実よりも花びらに自己を投影してしまいます。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし。
方丈記の冒頭です。
春惜しむ、という季語が、作者のこころを映し出しているようです。
遅足
桜の花でしょうか、風に舞い落ちて・・・水の上に。
流れに身を任せてどこまでも・・・
桜は実を結び、役目の終った花びらは散ってゆく。
私たちの世代は、実よりも花びらに自己を投影してしまいます。
ゆく河の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。
淀みに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまりたる例なし。
方丈記の冒頭です。
春惜しむ、という季語が、作者のこころを映し出しているようです。
遅足