*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

怖い絵→ブータン

2017-09-02 23:01:35 | 学・楽・感
ブータン展 2017


兵庫県立美術館で開催中の「怖い絵展」がずいぶん盛況のようです。
当初はそれほどの興味もなかったのですが、そうなれば見てみたい気もします。
音声ガイドが吉田羊によるというのもおもしろそうです。
ストーリーが大事な展示だと思うので、見るならガイド付きがよいでしょう。

夏休みも終わったことだし、込み具合も緩和されただろうと、
1人で行ってみることにしました。

あれれ?と思ったのは最寄り駅を出たときでした。
同じ方向に歩く人がやたら多いではありませんか。
フィンランド展の時はチケット買うのに列が折り返すほど並んだな…
水木しげる展は入場制限もしてたな…
過去の記憶をたどってみるも、今回は純然たる絵画展だし、一般受けレベルは違うだろう、
疑いなく歩を進めました。

甘かった…

趣味は関係ないのよ。評判なら流行に乗っていくのよ、日本人は。

チケット売り場への入り口を入ると、
カウンターは遥か遠く、幾重にも折り返して牛歩する人人…
「今の時間、チケット購入までに50分から1時間、入場制限もございます!」
係員の音声ガイド付きで、
おそらく、これが今日一番怖い絵だろうとギブアップ。

後ずさりして、一旦外へ。
ここまで来て帰るのもな~ということで、
別館で開催中の「ブータン展」へシフト!
会場への順路がわかりにくくちょっとうろうろしたけれど、
入場すればそこは幸せの国!

まずはお祭りの奇妙なお面に迎えられ、
さらに進むと、衣装や祭祀道具などなど…
テキスタイルの展示が非常に多かったのはうれしいことでした。
ブータンの衣装は日本の着物と大変よく似たつくりです。
特に男性の衣装は綿入れの着物といったところで着付け方もそっくりです。
女性の衣装は小振りの毛布のような四角の生地を複雑に体に巻き付けます。
また、それらに使われる織物には緻密な柄に覆われていますが、
一見刺繍のように見えるその柄が織りによって施されているのは驚きでした。

一定間隔に大きなイラストパネルが立てられていて、
そこには、ブータンで人々の間で語られる教えのような言葉がありました。

しあわせとは自分の持っているものを喜ぶこと

教師の仕事は生き方を教えること

子供は宝、自分の子供だけでなく皆大切に育てよう

日本も昔はそうだったはずなのに…

堪能した後は美術館の外へ。
ここは建物そのものが芸術なのです。

お土産にはブータンの石鹸とレモングラスのルームフレグランスを選びました。
そして、怖い絵展の図録も重いけど持ち帰りました。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿