あひる

酉年だからというわけではありませんが、羽ばたく鳥のお話です。

私の高校の同級生に『あひる』と呼ばれる友達がいました。
当時、特に仲が良かったというわけではないので、
卒業後、彼女がどんな風に過ごしていたのかはある時期まで知りませんでした。
それを知ったのは、卒業３０年の同窓会です。
音大へ進んだということは知っていました。
音大を卒業したからと言って音楽関係の仕事に就くかというと、
それは１００％ではありません。
仕事の幅は狭く、仕事の量も豊富ではないはずです。

しかし、彼女は！
見事にピアニストになっていたのです。
それも、日本のみならず、海外でも演奏会を開く人に。
ジャンルは、彼女いわく、「ネオ・クラシック～ジャズとクラシックの融合」
他の楽器を演奏する二人のメンバーを従えて各地でライブを行います。
そんな話を初めて聞いた頃は、まだ、会場はライブハウスでした。
それから何年たったでしょうか。
去年の神戸に続いて、今年の正月は地元大阪、会場はなんとあの、

ファスティバルホール！

文字通り、音に聞こえた音楽ホールです。
実は、私は残念ながらまだ生演奏を聴いたことはないのです。
平日夕方であることが多く、仕事の都合で開始時間に間に合わないのが理由です。
いつか行ってみたい。聞いてみたい。
今年もそう思いながら、
ライブ後のプチ同窓会のみの参加でした。