goo blog サービス終了のお知らせ 

*165*はこうやって・・・

よく噛んで、ゆっくりたっぷり食べつくす
*165*の日々です

母の名

2010-07-31 22:53:30 | 
あきるほど、同じ名前を書き続ける時間。
あれは何年前だったでしょう。
娘が小学校に入学する前のことです。

今度はそれを母の名に置き換えて。

母は、後数日で2年を越える入院生活を終え、
新しくできる老人ホームへの入所が決まっています。
前回、自宅からホームへ移ったときは、
持ち物の準備は、大体を母が自分でしました。
それがよかったのかどうかはコメントを控えますが。
そして、入院となったときに、
母が以前のホームに置いていた衣類は私が持ち帰りました。
なので、今度は、私が持ち込むものを選別できるのです。

さて、押入れから母の荷物を引っ張り出し、
必要品リストに合せてチェック。
持って帰ってきた時点で、あまりにも古いものは廃棄していました。
限りあるスペースですから。
そんなせいもあって、足りない物もあり、また買い足したり。
全てを洗濯し、次は?
そう、記名です。

以前から使っていた物は母が済ませていました。
だから、対象は新しい物と、消えかかっている物のみです。
そうは言っても結構ありました。
小学校入学の、おはじき1個1個の比ではありませんが、
逆に頭を使います。

書ける場所を選び、
そのスペースや凹凸加減によって、
文字の種類と大きさを変える必要があります。
布地の上はほとんどをカタカナにしました。
名字の画数が少ないので、
姓は「漢字」名は「カタカナ」のパターンも有り。

今から約40年前、
母も私の名を果てしなく書いたことでしょう。
時が移り、立場が代わり、
娘の私が自分の持ち物に名前を書くことになろうとは・・・
母は、私の字を見て何を思うのでしょう。

汚い字でごめん
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする