先日の祇園界隈散策の続きです。
写真は、東長寺(とうちょうじ)の門。
空海(弘法大師)が建てたとされる真言宗の寺院です。
本堂も立派なんですが、写真を撮り忘れ・・・・
千手観音像は、明治時代に国宝してされたものだとか。
境内奥には、藩主黒田家のお墓もあります。
六角堂は、福岡市の指定文化財になっているようですが、
変形の六角形で、正面(後ろも)がやや広いようです。
毎月28日が御開帳なんだとか。
これ、参拝の時に鳴らす鈴みたいなものです。
木の小さな玉がゆる~くつながっていて、
これを引っ張ると、カタカタと音がする・・・というもの。
ちょっと可愛い感じです。
写真は撮れなかったのですが、ここには博多大仏があります。
平成4年完成という比較的新しいものですが、
10.8メートルという、木造大仏では日本最大なんだとか。
実は、この大仏さまの台座の中は「地獄・極楽めぐり」になっています。
地獄の様子を描いた絵を見た後、真っ暗な通路を通って、
極楽の絵に至る・・・というアトラクションのようなもの。
曲がりくねった真っ暗な道を手さぐりで進んでいくのは、本当に怖くて、
漆黒の闇というのは、こんなにも心細いものなんだ・・・・と実感。
前に進まなくてはならないとわかっていても、その一歩がなかなか踏み出せなくて。
道の先に明かりがほんのり見えた時は、本当にホッとしました。
地獄と極楽、実感できるスポットです。
門を出てふと見ると、博多駅。
あら・・・・ここって博多のど真ん中だったのね。
博多駅というのも不思議な駅で、実はJR九州に福岡駅は存在しません。
博多は大宰府の外港として古代から栄えた町であったのに対し、
福岡は江戸時代、黒田氏の福岡城を中心に栄えた武家の町。
それぞれ川を挟んで別の都市という位置づけだったとか。
1889年(明治22年)「市制および町村制」公布で
博多・福岡をまとめて「福岡市」となり、博多は、「博多区」として名前が残っています。
福岡という名と博多という名、それぞれの住人の思惑もあって、
なかなか簡単にはいかなかったようですが、鉄道の駅名は投票一票の差で「博多駅」で決着したようです。
週末散歩もとりあえず終了。
次はちょっと遠出したいなぁ。
追加の写真。。。東長寺の本堂です。
ビルのど真ん中にあるってわかるでしょ!