おやじのつぶやき

おやじの日々の暮らしぶりや世の中の見聞きしたことへの思い

城ヶ島めぐり。その2。城ヶ島公園。城ヶ島・首都防衛の最先端。砲台・観測所・展望台。安房埼灯台。

2022-08-29 21:00:59 | 三崎口

                公園案内図。

松虫に ささで寝る戸や 城ヶ島 たかし

秋の夜 松虫が鳴いている 島の漁家は戸締まりをしないまま 松虫の鳴く声声につつまれて安らかな眠りに入っている

この俳句は 松本たかし昭和13年(1938)の作。当時、この城ヶ島には大橋はなく、三崎との渡し舟が唯一の便であった。さらに東京湾防衛の要塞地帯で、島へ渡るのには軍の制約があり、殊に夜に渡る人など稀であったことから、初秋の夕べには虫の鳴きこぞる島となった。島の漁家のいとなみは、素朴そのもの。松虫の鳴く頃は、涼をとるため蚊帳を吊って、雨戸を開けたままで寝ている。このような島の叙情が、たかしの高い詩心によってうたいあげられた。

松本たかし=子規・虚子の写生を根本とした俳人。三崎の風光を愛し、ししばしば来遊。

        

上記のように、城ヶ島は明治以来、首都防御の最先端であったようです。

「歴史的農業環境閲覧システム」によると、城ヶ島の東京湾側は地図に掲載されていませんでした。

1880年代のようす。東半分が掲載されていません。軍事機密だったのでしょう。

2010年代のようす。城ヶ島全景。

公園内を回ってみます。しかし、炎天下で、もう汗が噴き出します。

眼前に東京湾が広がる。

                      左手は、三浦半島。

ハマカンゾウ。

「展望台」からの眺め。ここは、城ヶ島砲台・要塞(観測所)跡に建てられています。

※「城ヶ島砲台」

除籍となった戦艦安芸の主砲45口径25cm連装砲塔2基などが設置されていた。砲座跡が駐車場花壇となっている。

駐車場内にある砲台跡(↓)。

安房埼灯台 が向こうに。

         左手、対岸は、房総半島。

     相模湾。

三崎港方向。

       西の方を眺める。

安房埼灯台」に向かいます。

この先の奥には、岩場が続きます。かつての灯台跡も。釣り人以外は立入禁止?

2010年代のようす。

旧安房埼灯台跡。(「Googlマップ」より)

      


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 城ヶ島めぐり。その1。城ヶ... | トップ | 城ヶ島めぐり。その3。角川... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

三崎口」カテゴリの最新記事