僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.391【 懐かしさの推考 】

2015-07-29 07:09:29 | 
   懐かしさの推考

         にのみや あきら


懐かしさが広がる
楽しい思い出
悲しい思い出
悔しい思い出
懐かしさはただの懐かしさ
心が癒されるならそれもいい
無為に過ぎ去ってしまった時間
何も育まれなかった出会い
懐かしさは懐かしさでしかない
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僕の詩集No.390【 歪 ん だ 顔 】

2015-07-28 15:52:41 | 
   歪 ん だ 顔

       にのみや あきら


歪んだ顔を
治そうと
ニキビを取ってみた
治らない
金を掛け整形手術をしてみたが
治った積りでも
治っていない
歪んだ顔を治すには
ニキビを取るだけでは治らない
表面だけの手術では治らない
歪んだ顔を本気で治すには
心の手術をすることだ
心を磨けば
自然に治る
金を使ったところで
別の歪みが出てくるだけ

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僕の詩集No.389【 ひとりぼっち 】

2015-07-28 00:42:12 | 
   ひとりぼっち

        にのみや あきら


ぼくは ひとりになった
ぼくは どこへ行けばいい
ぼくは ひとりになった
ぼくは どうすればいいのだ

仲間から逸れた小鳥のように
大空をただ一人彷徨えばいい
仲間から逸れた落葉のように
新しい友達を探せばいい

ぼくは ひとりぼっちになった
ぼくは どこへ行けばいいのだ
ぼくは ひとりぼっちになった
ぼくは どうすればいいのだ

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僕の詩集No.388【 淳 君 事 件 】

2015-07-27 14:51:37 | 
   淳 君 事 件

        にのみや あきら


誰も悪くはない
ひとり一人が悪い
ひとり一人の欲望が
悪の根源になっている

誰も悪くはない
錯覚が起きているだけ
ひとり一人が少しずつ悪を放出している
誰も悪くはないと錯覚をさせている
悪の根源が見えない
悪の根源に気づかない
ひとりの純粋な少年が
その罠に引っ掛かった

悪の根源は
見えないあなたの中にある
ひとり一人の欲望の中にある
それに誰も気づかない
それに誰も気づこうとしない
まるで他人事のように
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僕の詩集No.387【 初 孫 誕 生 】

2015-07-27 05:12:56 | 
   初 孫 誕 生

       にのみや あきら


お母さんのお中が居心地よかったのか
予定日を十二日過ぎても産まれなかった
主治医の先生
痺れを切らして?
帝王切開
オギャアオギャアと泣いたか泣かないか
男の子の誕生!
お目出とう!
やあ、初孫ちゃん
初めまして
こんにちは
一九九七年五月二十日火曜日午前十時四十二分
三千三百四十五グラム
四十九、二センチ
初孫だ 初孫だ
可愛い赤ちゃんだ
初孫だ 初孫だ
元気な赤ちゃんだ
女の子だと決め込んでいた
父さん母さん
名前が決まってなくて大慌て
届けが遅れると三万円の罰金
大変だ 大変だ
女の子だったらミクルちゃん
だけど産まれてきたのは君
男の子
ゲンキ・ゲンタ・マサキ
病院のベッドの上で辞書を片手に
母さん大奮闘
父さん母さんにお爺ちゃん
叔母さんにお婆ちゃん
まわりで従兄弟たちが
チョロチョロチョロチョロ
父さん母さんの呼びやすい名前を
ニックネームを付けてもらいやすい名前を
名前は一生もの
あまり子供っぽ過ぎても……
名字とのバランスも大切
人運・地運・外運に総運
決まったぞ 決まったぞ
コウキ・コウキ
幸輝ちゃんに決まったぞ
泣いて泣いて大泣きして
まわりの赤ちゃん誘い込み
知らん顔してスイスイお休み
父さんに似てるのかな
母さんに似てるのかな
鼻は高いかな
目は二重かな
どんな恋人見つけるのかな
どんな仕事するのかな
そんな心配まだ早い
何はともあれ
五体満足
お目出とう!
お目出とう!
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