心 ( 6 )
にのみや あきら
質は違うが
皆が持っている
生きている限り
恐怖を抱えて
皆が持っている
何気なく使っている
皆が持っている
どうにでも使えるから
使い方が問題
皆が持っている
使い分けによっては危険
上質と悪質の違いがある
皆が持っている
響きの違いがある
だから面白い
人 類 は 今
にのみや あきら
何世紀かけたか
血と汗で育んだ人類の努力の成果が
今 崩れようとしている
理想郷として作り上げてきた世界
人類の幸福のために積み重ねてきた世界
それが崩壊しようとしている
民族間の利害関係
価値観だけでは裁けない壁
既成概念を破ることの出来ない人類
原点に戻ることの出来ない人類
だが誰かが
救わなければならない
今こそ
芸術の出番だ！
それとも神に頼るしかないのか！
大 地
にのみや あきら
大地は
怒りを待っている
激しい怒りを
怒りは情熱の証
怒りは情熱の源
大地は
怒りを待っている
激しい怒りを
怒りは想像の証
怒りは想像の源
大地は
怒りを待っている
激しい怒りを
輝く怒りを
軟らかな怒りを
