僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.379【 うねる大地 】

2015-07-23 15:49:06 | 

      う ね る 大 地

              にのみや あきら


大地のうねりに密着し
線路が
どこまでも延びている
線路の上に無限の陽炎
燃える静寂
動く静寂
この静寂は
生への静寂?
死への静寂?
この陽炎は
生への祭典?
死への祭典?
大地のうねりが
微かに微笑む

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僕の詩集No.378【 美 術 館 】

2015-07-23 12:15:00 | 

       美 術 館

            にのみや あきら


豪華な美術の殿堂が
巨大な作品のむなしさを誘う
錆びた高尚な主張
論理が先走った作品群
『 なんたる徒労!』
叫びは静寂を彷徨う
突きつけられた作品の前を
軽蔑の眼差しを残して通り過ぎる
凍てついた心が
美の殿堂一杯に吹き荒れる

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僕の詩集No.377【 静 止 画 】

2015-07-23 04:47:40 | 

        静 止 画

          にのみや あきら


ふと足を止めて
風景を眺めると
詩が生まれる
ほら
心が
あんなところに
あんなにたくさん
詩は
心のストップモーション

ふと足を止めて
過去を振り返ると
詩が生まれる
ほら
心が
捨ててしまった心が
あんなに輝いている
詩は
心のストップモーション


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