僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集 No.367【 死への音楽 】

2015-07-19 05:17:34 | 
   死 へ の 音 楽

        にのみや あきら

静かに!
死の音楽が
微かに聞こえてくる
心臓の響きのように
劇的ではない
母親の子守歌のように
優しくはない
祭り囃子のように
賑やかでもない
なんと荘厳な響きだろう
なんと厳粛な響きだろう
地の底から湧いている
この単調な響きは
やがて君たちにも
聞こえる日がやってくる
この沈黙の音楽
この死への音楽
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僕の詩集No.366【 無 情 】

2015-07-19 03:34:28 | 
   無 情

      にのみや あきら

赤い風が
吹いているのに
あなたは
何処で
なにをしていたのですか

黒い雪が
降っていると言うのに
あなたは
何処で
なにをしていたのですか

この不可解な現象に
悩み苦しんでいる私を
見捨てて
あなたは
何処へ
行ってしまったのですか
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僕の詩集No.365【 自 殺 ( 2 ) 】

2015-07-19 00:49:18 | 
   自 殺 ( 2 )

         にのみや あきら


黒い悲劇と

赤い悲劇が

自分を

哀れみ

悲しみ

自殺した

自殺という言葉が

自殺をするのは

何世紀かかるだろう

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