僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.392【 反 骨 精 神 】

2015-07-29 13:22:04 | 

      反 骨 精 神

           にのみや あきら


街が動いている
人々も動いている
だが、私は動かない

街が歩いている
人々も歩いている
だが、私は歩かない

街が泣いている
人々も泣いている
だが、私は泣かない

街が笑っている
人々も笑っている
だが、私は笑わない

街が脅えている
人々も脅えている
だが、私は脅えない

街が悲しんでいる
人々も悲しんでいる
だが、私は悲しまない

街が苦しんでいる
人々も苦しんでいる
だが、私は苦しまない

街が飛んでいる
人々も飛んでいる
だが、私は飛ばない

街が踊っている
人々も踊っている
だが、私は踊らない

街が喜んでいる
人々も喜んでいる
だが、私は喜ばない

街が怒っている
人々も怒っている
だが、私は怒らない

街が眠っている
人々も眠っている
だが、私は眠らない

街が遊んでいる
人々も遊んでいる
だが、私は遊ばない

街が食べている
人々も食べている
だが、私は食べない

街が飲んでいる
人々も飲んでいる
だが、私は飲まない

街が登っている
人々も登っている
だが、私は登らない

街が楽しんでいる
人々も楽しんでいる
だが、私は楽しまない


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僕の詩集No.391【 懐かしさの推考 】

2015-07-29 07:09:29 | 
   懐かしさの推考

         にのみや あきら


懐かしさが広がる
楽しい思い出
悲しい思い出
悔しい思い出
懐かしさはただの懐かしさ
心が癒されるならそれもいい
無為に過ぎ去ってしまった時間
何も育まれなかった出会い
懐かしさは懐かしさでしかない
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