僕の詩集

「人間・人生・生きる」をテーマに、色々な角度から人間を描写し、格言詩を目指しております。
読みやすく解りやすい詩です。

僕の詩集No.317【 苦 悶 】

2015-07-03 07:17:45 | 
   苦 悶

       にのみや あきら


私の心を通った

芸術家が

次から次へと

他界して行く

「サヨウナラ」 の辞を残して


なぜだ

もういい

やめてくれ
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僕の詩集No.316【 重 症 】

2015-07-03 06:30:23 | 
   重 症

      にのみや あきら


食事がうまい

身体も健康

頭も冴えてる

頭脳も快調

健康でないのは

心だけ
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僕の詩集No.315【 尖 音 】

2015-07-03 04:31:49 | 
   尖 音

      にのみや あきら


黒い尖った音の群が
赤く爛れたアスファルトの上を
なめるように走る
尖音は音楽のように
心地いい
尖音は地球の呻きのように
心地いい
詩を創るには
絶好の音
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僕の詩集No.314【 雪 景 色 】

2015-07-03 04:12:58 | 

       雪  景  色

       にのみや あきら


どこからやってきたのか
細雪が
ちらちら ちらちら
白い交響曲を奏でながら
凍てついた窓の向こうで舞い踊る
白銀が小さな公園の水墨画を
鮮やかな色彩で描く
そして
風の指揮者が
雪の交響曲を
静かに指揮した

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