僕の詩集No.382 【 時 間 】

　　　時 間

　　　　　　にのみや　あきら

時間がすいすい去って行く
私をからかっているかのように

時間がせかせか去って行く
私に 誘いをかけているかのように

時間がゆっくり去って行く
私にさよならを言っているかのよに

時間がそおっと去って行く
私の眠りを邪魔しないように

僕の詩集No.381【 演 劇 】

　　演   劇

　　　　   　　にのみや　あきら


人生に何かを求め
裏街道を彷徨う
そこには何かがありそうだ
そこに生きると道が開けそうだ
だが何も育まれない
易しそうで難しい
誰にでも出来そうでそうは行かない
遊びのようで遊びではない
遊びであって遊びではない
真剣に遊ばないと
何も勝ち取れない
真剣に遊ばないと
何も掴めない
演劇は不思議な世界だ

僕の詩集No.380【 自 虐 】

　　　自 虐

　　　　　　にのみや　あきら


何ができる
何もできない
努力しても
何も育まない

何ができる
何もできない
生きていても
何の役にも立たない

何ができる
何もできない
生きてきたが
何も果たせない

何ができる
何もできない
生きていても
仕方がない