百島百話 メルヘンと禅 百会倶楽部 百々物語

100% pure モノクロの故郷に、百彩の花が咲いて、朝に夕に、日に月に、涼やかな雨風が吹いて、彩り豊かな光景が甦る。

2月26日。

2016年02月26日 | 百伝。
80年昔の今日は、百島も寒かったとのこと。

まだ百島尋常小学校の児童だった父は、あの2月26日、まだ若かった担任の吹抜信夫先生に引率されて、向かいにある田島まで書道大会に出かけたと何度も話していました。

余程、楽しい思い出だったのかな?

百島が、教員としての初赴任地だった吹抜先生・・その後、土筆会創設、吹抜渓風。

僕が高校生の頃には、既に広島県東部の書道界では知らぬ者がいないほどでした。

あの日、東京では大雪。

陸軍皇道派の若き将校達がクーデターを興す。

首相官邸では、時の総理大臣は、福井出身の岡田啓介宰相。

義弟で従兄弟の松尾伝蔵大佐が、岡田と名乗り、身代わりとして暗殺されます。

岡田宰相は、女中部屋の押し入れの中に隠れて難を逃れました。

奇跡の脱出とも言われています。

その後の岡田宰相は、重臣として、戦争に突き進む日本を憂います。

東條内閣を倒したのは岡田啓介だということは、余り知られていません。

我が家には、岡田啓介直筆のモノが沢山あります。

百島の父親が来福した際に、これらを説明すると80年昔の今日のことを話していました。

今日の福井は、雪が降っています。



今日、2月26日、退院します。

感謝。合掌。


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