100-8081 blog

■■■■■■■■■■■■
■■■■■■■■
■■■■

涼しくなってきて

2008-08-25 22:40:01 | 日常
あんなに暑い暑いって言ってた夏も、終わりそうになると途端に寂しくなってきます。
もう一回くらい暑くなってもいいな。


日が落ちた薄暗い夕刻にヒグラシの鳴き声、この組み合わせは心に染みます。タイムスリップしたような、気持ちのざわめきが止まるような不思議な効果。


一年で特に好きな瞬間。

さらにベストなのは山が黒い影になって、青紫とオレンジの空の時。


とか考えてたら、清少納言の春はあけぼの~ が浮かんできたんだけど、同じ感覚なんだよなー。
今は昔でいう秋にあたるし、ぴったりですね。
若干時間に差はあるけど。


春はあけぼの。やうやうしろくなりゆく山ぎは、少しあかりて、紫だちたる雲の細くたなびきたる。
夏は夜。 月のころはさらなり、やみもなほ。蛍の多く飛びちがひたる、また、ただ一つ二つなど、ほのかにうち光て行くも をかし。雨など降るも をかし。
秋は夕暮れ。夕日のさして山の端いと近こうなりたるに、からすの寝所へ行くとて、三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり。まいて、がんなどの連ねたるが、いと小さく見ゆるは、いとをかし。日入り果てて、風の音、虫の音など、また言ふべきにあらず。
冬はつとめて。雪の降りたるは言ふべきにもあらず、霜のいと白きも、またさらでも、いと寒きに、火など急ぎおこして、炭持て渡るも、いとつきづきし、昼になりて、ぬるくゆるびもていけば、火桶の火も白き灰がちになりてわろし。



教科書にほぼ必ず載ってるだろうし、習ったことあるはず。
しんみりとみんな知ってる文学で締め。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« GENTLE THRASHERS at kieth ... | トップ | 地面 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日常」カテゴリの最新記事