ブラッド・ダイヤモンド (期間限定版)2006年アメリカ監督:エドワード・ズウィック 脚本:チャールズ・レビット 原案:チャールズ・レビット 出演者:レオナルド・ディカプリオ 、ジェニファー・コネリー 、ジャイモン・フンスー 、マイケル・シーン 、アーノルド・ヴォスルーアカデミー賞(2006年)第79回 主演男優賞ノミネート(レオナルド・ディカプリオ)、助演男優賞ノミネート(ジャイモン・フンスー) このアイテムの詳細を見る |
久しぶりにレンタルで借りて見た。前に比べたら見るペースが限りなくゼロに近いけど、たまに書いていこうかな。
アフリカ・シエラレオネ共和国。血塗られたダイヤモンド。
感想はとりあえず良くも悪くもアメリカらしい映画。
社会派をきどったエンターテイメント作品の感が否めないというか。虐殺シーンが多いし、やっぱり娯楽要素が強い。
テーマは違うけど「プライベートライアン」「ロード・オブ・ウォー」に近い印象があります。
反政府武装集団RUFの後先を全く考えない虐殺と破壊行動を映像で見ること無いしね。略奪されて麻薬漬けにされた少年兵が、銃を片手に躊躇なく殺戮を行うシーンは「シティ・オブ・ゴッド」のような。
社会派要素が薄いのは、紛争ダイヤをめぐるRUFと腐敗した政府軍と隣国リベリアと大手企業の繋がりがあんまり表現されてなかったからかな。ここをもっと掘り下げてたらだいぶ違っただろうな。わかりやすい、という点からはこれぐらいが妥当だったのかもしれない。一人のダイヤ密輸人の一本の電話で、採掘場の空爆を行ってくれるほど政府軍が腐りきってたのかな。そうだとしたらRUFの存在も否定出来ない。
あと最後のディカプリオのシーン。シナリオ的になんか惜しい気がしたのは多分自分だけじゃないはず。ディカプリオの演技は全体的にすごく良くて、童顔とかレオ様とか言われてたおぼっちゃまっぽいころの面影はなかったです。ジェニファーコネリーの演技も良かったし。ただ役どころの、使命感に燃えて突っ走る女性記者っていう設定なのが妙に痛々しかったけど。前は田舎娘な感じがプンプンしてたけど、艶っぽくなったなぁ。
冒頭で出てくる
「戦争が終わればここは理想郷だって。」
(たぶんこんなセリフ)
資源が豊富な国。この内戦が終わっても爪跡は大きく残っているままだそうです。
あ、紛争ダイヤの不買運動、つっても世界の流通に乗っちゃったらどれが紛争ダイヤかわかんないよね。見終わってすぐは覚えてても、どうせそのうち忘れてしまうんだろうな。根本はやっぱり武器の売買。