rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

シャーデー・・・Soldier of Love

2010-11-29 23:09:47 | 音楽たちーいろいろ
キッチンで音楽を聴きながら、キムチ鍋と柚子マーマレードを作っていた。
変な取り合わせだが、キムチ鍋とマーマレード、一緒に食べるわけではない、鍋ひとつでできるけれど、時間のかかるものを作ろうとしたら、こうなっただけ。

我が家のキムチ鍋は、小さい人も食べられるよう辛さ控えめ。
冬野菜の代表格、大根と白菜をたっぷり入れて、体に優しい鍋にする。
タマネギ、大根の葉、長ネギ、しらたき、豚肉、ショウガ、ニンニクたちが競演して、見事なハーモニーを醸し出す。
食べれば、体も心もほっかほかになること請け合い。

ちなみに、封印したはずのマーマレードは、好評につき再開にいたった。

そうだ、シャーデー。
大概、時間のかかる料理をするときには、音楽をかけながら気持ちよくする。
今日は、10年ぶりに発表されたアルバム “Soldier of Love” を聴きながら。
スモーキーボイスの彼女の歌声が奏でるメロディーは、クールだが癒す力を持っている。
そして、深い悲しみに浸されている。

シャーデーは、デビューして20年以上になるが、オリジナルアルバムは6本と寡作だ。
今まで発表されたなかでは、“Stronger than pride” が好きだった。
しかし、今年発表された “Soldier of Love” は、それに匹敵するくらい自分的に気に入った。

ビジネスとしては、定期的に制作しツアーをするべきなんだろうが、じっくりと練り上げられた作品を世に送り出せるシャーデーのポジションと力量に感服する。

また何年先になるか見当もつかないし、これで最後になるかもしれないが、長年のファンとして、じっくり待ってみようと思う。

コーヒーの虜

2010-11-28 23:21:00 | 随想たち
コーヒーの魔法にかけられて、いったいどれくらい経つだろう?

まだ子供の頃、8歳くらいだっただろうか、母がコーヒーの魅力を語ってくれた。

>コーヒーは、なんといってもその香りがいい。
>高校生のとき、初めて喫茶店に入り、コーヒーの香りで満たされた空間が特別な想いを運んできてくれた。

そう聞いてから、コーヒーは自分にとってロマンを抱かせるひとつのアイテムになった。

子供のうちは、ブラックで味わうことはできないし、自分にコーヒーを吹き込んだ当の母でさえ、ミルクと砂糖たっぷり入れたコーヒーしか飲まなかった。
しかし、自分も高校生になり、ひとりで喫茶店に行くようになってからは、ブラックを飲むようになった。
小遣いの許す範囲で、ストレートコーヒーにも挑んでみた。
さらに、自分で稼げるようになってからは、あちらこちら喫茶店めぐりの楽しみを覚えた。

今は、喫茶店が軒並み減少しているようだ。
大手チェーン店に圧されているのか、コーヒーを楽しむ大人、その余裕がなくなったのか、いささか寂しい気がする。

コーヒーがないと、夜も日も明けない自分だが、もっぱらインスタントに頼っている。
もちろん、こだわりはあるけれど。
コーヒーミル(手動)、ドリップ一式、とりあえずの豆があるにはある。
これが、気持ちに余裕がないとなかなか手が出ない、現実の悲しさよ。

それでも、今日は思い切って、簡易ドリップでコーヒーを入れた。
あたり一面芳しいコーヒーの香りが立ち込めて、少し生き返った心地になった。
アロマテラピー。

コーヒーは、豆を挽く儀式から全てが始まる。
だから、明日は、敬虔な気持ちでコーヒーと向き合ってみようか。


冬眠したかな?トカゲ3兄弟 それから、チロ

2010-11-27 23:19:24 | 生き物たち
晴れて陽射しが暖かい日、庭の芝にちょろちょろとかわいい姿が走り回る3匹のトカゲの子供たち。
元の兄弟の数は知れないけれど、良くぞ猫に見つからないで生き延びている、感心感心!
でも、ちょっと無用心じゃないのかい?
猫の姿はないけれど、人間たちがすぐ近くにいるよ。
ほら、尻尾に触られた。

ヘビはとても怖いのに、トカゲはかわいいとすら思えてしまう。
その違いは何?
足の有る無しで、こうも反応が変わるとは、家の守り神とも言われるアオダイショウがかわいそう。
もちろん、毒蛇は大いに危険だが、アオダイショウは、ネズミやスズメを食べて家を彼らから守ってくれている。

我が家のテラスの軒先に、毎年のようにスズメが巣をかけて家を汚す。
雛が孵る頃を見計らい、アオダイショウはやってきて目的をきちんと果たしていく。
その姿を目撃すると、恐怖に慄くのだが、彼が(オスorメスの区別は分からない)立ち去るのをひたすら待つしかない。
家の守り神でも有るアオダイショウを受け入れる秘策として、名前を付けてみた。
「チロ」
不思議なものだ、名前を付けると怖さが幾分緩和される気がした。
それから、家の敷地内で見るアオダイショウに幾許かの親しみをもって、驚けるようになった。

そうだ、トカゲ3兄弟は・・・天気のよかった今日、姿が見えなかった。
いよいよ本格的に、冬眠したかしらね!

バターライス

2010-11-27 14:40:06 | 食べ物たち
ごはん3合、ニンニク1片、パセリ手のひらに1盛、バター30g、塩・白コショウ適量

ニンニクをみじん切りにしてバター15gくらいで焦げないように加熱
ごはんをいれ、残りのバターも投入、ぱらっとなるように炒める
パセリのみじん切りをあわせ、塩・白コショウで味を調え、できあがり
>好みでパルメザンチーズを振りかけると、風味が増す
>また、バターとオリーブオイルを半々で使うもよし
>塩味は、薄めにすると料理にあわせやすい

このバターライスは、2日目のビーフシチュー・カレー・クリームシチューに添えて食べると、飽きないで、しかもちょいとビストロ風になるから、我が家では皆大喜び。
今夜は、前日のカレーにバターライスの取り合わせ。
小さい人は、興奮してこうせがんできた。
>>バターライス、だ~い好き!大盛りでね!
なんとほほえましい姿。
こんな小さなことで、楽しくなれるって、シアワセなことなんだなぁ。






水の都-西塘

2010-11-26 23:54:39 | 街たち
今夜も、「世界ふれあい街歩き」を楽しんだ。
中国浙江省、上海の南西90kmにある西塘(せいとう)が、舞台だ。
水路が街に通っていて、さしずめ中国のベニスと謳われているだろう。

2500年以上昔に街ができはじめ、今ある街並みは明・清時代のものが残っているという。
画面に映っている範囲では、近代高層建築がなく、歴史的景観を損なっていない。
建物の高さ、色、建築様式が統一されていて、よく保存されていた。
是非とも、この街を大切に守って欲しいものだ。

日本もその昔、江戸の城下は、白壁に鉄色の瓦屋根、地区によって決められていた建物の高さ、道幅など統一された計画都市だった。
天災や、木造建築が逃れられない宿命の火災によって、その存続は困難だ。
もし、江戸の街並みがそのまま残っていたなら、ベニスやローマに劣らない美しい歴史的都市として、人類の文化遺産になったことだろう。

古くからの街に住むには、さまざまな近代的便利さを我慢しなくてはならない。
しかし、自分たちの祖先が身近に感じられ、自分の根っこを確認できるのは、揺ぎ無い存在意識をもてるだろうし、先人の遺産に誇りを持つだろう。
精神的な豊かさと、利便性は、なかなかそりが合いそうもないのだ。