rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

秋の月 今日はブルームーン

2023-08-30 23:00:18 | 創作活動


秋を感じさせるお題での、月にほえるよりも中秋の名月のような絵で、今日完成したものだ。
この絵を描き出したのは、7月終わりごろだったのだが、どんなタッチで絵を構成していこうか定まらなく、線描だけでしばらく放ってあった。
それが今日は、トントンとペンが進み、上出来とはいえないけれども仕上がってしまった。
う~む、引き寄せられているのだろうか。
元中くらいの人も、月を写した画像を送ってきた。
そういえば、夕食時に見ていた動画も、ロシアの月探査ロケットが惜しくも月面着陸に失敗してしまったことを取り上げたものだった。
今日は、強烈に月に導かれる日なのだろう。
かぐや姫とかセーラームーンなんかじゃないけれどね。

我が家の食事、食べ物が鍵となる記憶

2023-08-29 22:12:31 | 食べ物たち

五穀米入りご飯・チンジャオロースー・とき卵入りコーンスープ


チリビーンズ・全粒粉バゲット

チンジャオロースーは、我が家では定番のおかず。
とき卵入りコーンスープは、今年から作り出した。
義母が茹でてくれるトウモロコシを食べきれない場合の利用法だ。

チリビーンズは、家人の大好物。
全粒粉バゲットと食べているときは、目をつぶって舌に神経を集中させている。
そして、15年位前にヨーロッパに行った時に食べたサンドイッチと、そのときの状況を事細かに思い出していた。

おそらく、我々夫婦と子供たちにとって、チンジャオロースーやチリビーンズが、おふくろの味となるし、これを食べている時の出来事を思い出す鍵となるのだろう。

羽を休める場所はどこですか?

2023-08-28 16:28:43 | 随想たち

とあるフライヤーのために描いた猫

元小さい人が、週末帰省していた。
どうやら、就活でエネルギー切れをおこしたようだ。
不器用なうえ人一倍緊張するタイプである元小さい人は、おおかたの就活生のバイタリティーに遠く及ばないため、ことさら堪えているという。
そこで元小さい人は実家に帰り、心の武装を解除し休養と、慣れ親しんだ料理で栄養を摂るのだ。
元中くらいの人の時折帰省する動機は、ほぼ似たり寄ったり。
親の庇護から巣立ったならば、自分の羽で飛び続けなくてはならない。
だから、巣立ちから日が浅いほど、巣に戻るスパンは短い。
そのうちに、自分の拠点となる居場所を拵えられたなら、古巣は遠くなるのだろう。
できれば羽を休める場所は、もうひとつあると心強い。
場合によっては、拠点がいつも安全な場所とは限らないし、二つあると心に余裕が生まれやすい。
間違っても、別の意味の親密なところと誤解なさらぬように。
その羽を休める場所は、必ずしも人がいるところでなくてよい。
心安らぐお気に入りの公園、思い出深い街、コーヒーの香りと静かな音楽の流れる場所など、自分がリラックスできるところでいいのだ。
元中くらいの人には、そのような場所ができたらしい。
元小さい人にも、そのような場所ができること願おう。

すぐ近くを通過する雨雲、そして虹

2023-08-17 23:04:52 | 空・雲・星・太陽たち


湿度が高く、息苦しいような蒸し暑い日。
雷鳴だけ聞こえても、近くを通過するだけの積乱雲。
程遠くないところでは、雨が降っているのだ。
それでも、盆入りのころからスコールのような雨が時々降り、植物たちはどうにか生き長らえることができた。
ふと東の空を窓越しで見ると、虹がかかっている。
すぐさまスマホを持って外へ駆け出す。
青空が広がりつつある中、虹がぐっとそそり立つ。
暑さで息も絶え絶えではあるけれど、割り込んでいた体力気力がややプラスに転じてきたことが、このささやかな行動につながっている。
余裕がなければ、身近にある素晴らしさに気がつけないし、それを受け取り行動に移せない。
自分に余裕があるかの目安として、「写真を撮る」「音楽を聴く」「LINEを送る」「ブログを書く」「夜空を眺める」などいくつかある。
余裕とは、感性が働くことともいえる。
まずは、体調を整えること。
バランスのよい食事、リセットに必要なだけの睡眠、適度な運動(あえて運動と思わず、同じ姿勢を続けないで、歩いたり体をねじったりするだけでもいい)を心がける。
絶対やらなければいけないというのは、かえってストレスとなり、できないときの罪悪感を増すのでよろしくない。
そして、少しでも自分を大切にできたなら、自分をほめる。
また、ちょっとでも楽しい、美しい、嬉しいと思われることをして、そう感じられたら素直に喜ぼう。
いま、どうにかその状態になれた自分がいる。
磐石なものとはいえないけれど、流れ星や虹を見られたことは、その脆さを補強してくれる幸運と捉えよう。
さあて、お盆休みも開けて、明日から仕事が始まる。




えっ?流れ星!

2023-08-15 23:34:02 | 空・雲・星・太陽たち
今夜の空には、雲がかかっていない。
ブルーベリーの仕分けのために、離れへ行く時に空を仰いだ。
「流れ星、見たいなぁ~」
雨のあとには蚊が猛烈に発生するから、ゆっくり空を見ることができずにすたすたと移動だ。
21時30分ごろに仕分けが終わり、空を仰ぎながら母屋へと向かいながら、また心の中でつぶやく。
「流れ星、見えたらな~」
ドアを閉めながらも諦め悪く南東の空に視線を送っていると、「スッ」っと黄色っぽい一筋の光が現れた。
そのときの驚きと嬉しさは、掛け値なく高純度の感動だった。
あまりにも嬉しくて、すぐさま家人に伝えずにはいられない。
これはたぶん、ペルセウス座流星群の名残ではなく、散在流星の一つだと思うけれど、ほんの数秒目を向けていただけで見られた流れ星に、どうして特別な思いれを持たずにいられようか。
だから、今夜は幸せな気分で眠りにつけること確実だ。