rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

思い出なチェリービール

2016-10-24 22:33:52 | 食べ物たち
ブリュッセルに10日間滞在した終わりの頃、近くのスーパーでチェリービールを買って飲んだ。
アルコールにそれほど関心のない家人が、どうして今まで飲まなかったのかと悔しがるほど気に入った。
いや、私にしてみれば、彼が2年近くブリュッセルに住んでいたとき、一度も飲んでいなかったことに驚いたのだけれど。
それ以来、時々思い出しては、チェリービールを飲みたいと言っていた。
でも、ネット通販で買うほどの執着もなく、最近になって偶然訪れたスーパーで見つけて買い求めたのをきっかけに、我が家でチェリービールがちょっとした流行になる。
日本で入手しやすい”ミスティーク・チェリー”。
香りよく甘すぎないチェリーの炭酸飲料といった感じで、ルビー色が美しい。
もう心は、ブリュッセルのカフェテラスでチェリービールがたっぷりと注がれた胴の丸く膨らんだグラスを傾ける二人の姿が思い描かれ、すっかり気分も酔いしれる。
こんなふうに、楽しかったときを思い出させてくれるチェリービールは、私にとってただのアルコールではない、なんと素晴らしい物であることよ。

薬、いつの間に増殖!?

2016-10-22 22:34:56 | つぶやき&ぼやき
滅多に買い薬の世話にならない私。
病院へ気軽に行くかというとそうでもなく、健康に自信があるわけでもない。
野生の動物のごとく、風邪ぐらいは耐え忍んでやり過ごす。
けれども、今回の風邪は、薬の力を借りて治した。
中くらいの人が分けてくれた風邪は、夏風邪のようにしつこく治りずらそうだったから。
薬局に行って風邪薬のコーナーを見ると、なんとも同じような名前の薬がずらりと並んでいる。
よく見ると、よく知られた薬名の後に”A”とか”DX”とか”EX”などついていて、微妙にパッケージも違う。
その訳を尋ねたら、含まれる成分が微妙に違うらしい。
そこで、もし同じメーカーの薬ならば、名前の後につくアルファベットが違っても混合して服用してもいいのか聞いてみた。
服用する回数、錠数も違えば、成分にも違いがあるので混合はできないとのこと。
なんともややこしい、もし自分が服用している薬の名前をきちんと把握していなければ、買い足すことができない。
錠剤、粉末、カプセルの形状は、簡単に覚えていられても、”A”や”DX”など細かいところまでは不確かだ。
種類が多いと人はかえって選べなくなり、購買意欲が下がると言う。
しかし、薬は、緊急性を伴うから、買い足すときは注意しなくてはならないし、もしくは残っている薬は捨てる気持ちでいなくてはいけないのだろう。
ユーザーの囲い込みを狙って、細分化した用途に対応したくなるのもわかるけれど、かえって不便に感じるのは私だけであろうか。
結局、中くらいの人用に買った薬と同じ物を買えたから、今回はもったいないことにはならなかったけれど。

貝は小さいのがすき

2016-10-16 22:31:42 | 食べ物たち
ハマグリをいただいた。
ハマグリがたっぷりと敷き詰められた水槽から好きなだけ取っていいといわれたので、小ぶりなところをざっくりとビニールに入れる。
すると、もっと持って行きなさいとばかりにざくざくと追加されて、おそらく1キログラムくらいはあったのではないかと思う。
きれいに砂を吐かせてあるから、そのまま調理できるとのことで、さっそく夕食にいただくことにした。
ハマグリの酒蒸し、ハマグリの味噌汁。
活きのいいハマグリは、本当に美味しい。
貝の大きさいっぱいに詰まったぷりりと弾力のある身から上品な旨味がにじみ出て、その酒蒸しの絶品なことといったなら、ネギなどの薬味など出る幕はない。
ハマグリと日本酒、ちょっとだけの塩、それだけでいい。
ハマグリの味噌汁も言わずもがな、白麹味噌を少なめに入れるだけで、完璧な美味しさになった。
貝類が苦手な子供たちにも、この汁だけは味わっておかなくてはもったいないと出したなら、半信半疑で飲んだところその隙のない美味しさに打たれたようだった。
その実、私も貝はあまり得意ではない。
むしろ苦手といっていい。
けれども、小ぶりな蜆やアサリなら、その出汁も身も美味しく食べることが出来る。
だから、貝は小さいのが好ましい。
もちろん、ハマグリだってそうだ。
手のひらにずしりとくるほどの大きな物は、どうにもいけない。
アサリより甘くて濃厚なハマグリの、本当に美味しい物を味わえて、今日はなんと幸せだったのだろう。
しかも、家族みんなで共有できたからなおさら思い出になるハマグリなのであった。

念願の、執念の、布団干し 2016・10・12

2016-10-13 21:38:30 | 空・雲・星・太陽たち
昨日、久々に太陽が多くの時間姿を現していた。
前の晩から、天気予報を細かくチェックして、翌朝の6時あたりからベランダを掃除して7時には布団を干した。
何ヶ月ぶりだろう、布団を干したのは。
7月に何度か干して以来、ほぼ三ヶ月ぶりではないだろうか。
小さな人も、布団を干す様子を見ながら、夜寝るのが楽しみだと期待していた。
早く仕事を終える家人に布団の取り込みをお願いし、私は通常勤務に出かけた。
日中、予報通りにたっぷりの陽射しが降り注ぎ、膨らむ布団を想像してはほくそえむ。
夕方、中くらいの人を迎えに行く時間帯、西の空には夕日と、めらめらと鮮やかな色に染まる彩雲が、空を彩っていた。
さて、家に帰り着くと、ふんわりと軽くなった布団が置かれている。
きっちりと布団を敷くと、もうすぐさまそこへ寝転びたくなった。
いやいや待て、そうしてしまったならもう起き上がれそうもない。
必死でその誘惑に打ち勝ち、夕食の支度といつもの流れに乗った。
そんな私を尻目に、小さい人は宣言する「9時には布団に就く!」
ところがふかふか布団の魅力は絶大で、小さい人の予定は30分も早まった。
すっぽりと布団の中に納まって、モバイルを見ながらご満悦。
それはそうだろう、その引力に抗うことなど出来ようか。
自分といえば、洗濯を急いで済ませてうきうきしながら布団に入ったものの、干した布団の気持ちよさを堪能する間もなく、ぷっつりとスイッチが切れてしまったのであった。

ヒーリング・ハーブ、スウィートバジルを使って

2016-10-10 20:08:30 | 食べ物たち




今晩は、チリビーンズ。
我が家流に、スウィートバジルで香りをプラス。
私だけなのかもしれないけれど、スウィートバジルの香りは幸福感をもたらしてくれる。
葉を千切った指先に、まだ香りが染み付いていて、時折鼻先に持っていって香りを嗅ぐ。
昨日も、フレッシュトマトとスウィートバジルのパスタを食た。
三連休とバジルの相乗効果で疲れがかなり取れ、明日から4日間の濃い業務をこなせそうなのがうれしい。
今の仕事に就いてから、忙しさと疲れで食事を作るのがパターン化してしまっているけれど、なるべく自分で作って食べていきたい。
なんとなく、自分や家族が食べるものを自分の手で作らないでいるのは、いけない気がする。
質素でも、おかずの種類が多くなくても、家庭で調理した食事が人としてのセーフティーネットだと思うから。
それが何よりのヒーラーと感じている。