rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

今日のピー

2021-09-26 22:25:26 | 植物たち

たくさんの花を付けたバタフライピー

育て始めて初の10個位ほどの花を一気に咲かせてくれた、バタフライピー。
いつも「ピーちゃん」と呼んで愛でていた効果だろうか?
単純に、うれしいものだ。

はてさて、今日も我が家にまた新入りがやってきた、いや買ってきたサクランボ“暖地”。
外出した帰り道、いつもと違うルートを通る家人、そこにあったホームセンターへ寄り道をした。
毎度のこと苗のコーナーをぶらりと視察するが、家人の御気に召したものは無かったようで、すたすた車へ向かって歩く。
そこで私は「サクランボの暖地が、値下げになっていたね」と声をかけた。
「えっ、暖地があったの?」と驚きの声を上げるや否や、家人の顔は苦悶に満ちた顔つきになる。
どうやら買おうか迷っているようなのだ。
サクランボの栽培は難しいというのが脳裏を横切るが、暖地はその中でも育てやすい品種のようで、そこが家人を誘惑するのだ。
ぶつぶつつぶやいたかと思うと、「やっぱり買ってくる」と探し物が苦手な家人は私を連れて店へ戻り、意気揚々それを持ってレジに向かっていった。
こうしてまた、一本の果樹と10年後の楽しみが増えたのだ。

怖いもの、嫌いなものほど気になる法則

2021-09-25 22:53:26 | つぶやき&ぼやき
昨日、庭で家人と仲良く炭酸飲料を飲んでいた。
ゴクゴクゴクとボトルを傾けながら視線を上へ移動させると、家人の部屋がある二階建屋の屋根の上に、白く細長いひも状のものがのっている。
ググーッと焦点を絞り凝視すると、それは片端に向かって細くなっているではないか。
ああ・・・蛇の抜け殻・・・しかも長く頭まで綺麗にある完全体で、1.5m以上は優にある。
もうそうなるときになって仕方がなくなるのは、とにかく蛇が苦手だから。
抜け殻が動いて移動することなど無いから、風か雨で落ちてくるまで屋根の上にいつまでも留まっているうちは、どうにも落ち着かない。
そして今日、北東の風が強く吹き付けていた。
気になる蛇の抜け殻は、風に煽られ屋根に落ちた杉の枝に絡みながらあちらこちらと向きを変えている。
何かの具合で枝から外れない限りには、破れたりして千切れないうちずっとそこに居続けるだろう。
それを私は、確認するために視線を向けるのが日課となりそうだ。
怖いもの、嫌いなものほど気になる法則、誰しも思い当たりはしまいか。

果樹類の引力

2021-09-24 22:31:39 | ベリー類の栽培

サクランボ:紅秀峰とクルミの苗木

家人とふらふら花木センターへ出かけることが多くなった。
うろうろぶらぶらセンター内を歩き回っていると、出会っちゃうんですよね、呼ばれるとも言うかな。
それで、栽培の難関サクランボをとうとう買ってしまったのさ。
ほかにも、難易度高い品種のブルーベリーの苗と、涼しい地方を好むクランベリーなぞも一緒に。
そんなに難しいものばかり育てようなんて身の程知らずなのだが、イメージ先行ということで、しかも5年とか10年後が収穫目安とか、もうがんばって生きていなくちゃならないレベル。
気の長~い先の楽しみ。
こういう設定も、いいんじゃないかと余裕を見せる。


サクランボ 紅さやか


生き残ったミモザ 左:ゴールデンミモザ プルプレア
         右:フロブンダ

一昨年、4種類のミモザを植えて、生き残った2種類。
この場所は、風をさえぎるものが無く、また乾燥しやすいから、植物にとって厳しい条件。
そんなところに浅く根を張るタイプのミモザを植えつけるなんて無謀すぎ!
でも、生育環境実験でもあり、またどこでも好きなところに植樹していい身分でない我々にとって、やむを得ないのだ。
植えつけた年の夏までにすくすく育ったミモザは、西よりの暴風雨で揺さぶられすぎて根が傷んで2本あえなく枯れてしまった。
フロブンダも、瀕死の重症といった体であったが、どうにか復活を果たし、今年は花芽を付けるまでにいたらなかった。
今はとても元気そうだから、来年期待したくなる。
プルプレアは、めちゃくちゃ大きくなって、押しも押されぬ存在感を示している。
この品種の特徴、枝先の葉の色が紫色を帯びていて、花の無いときも見応えがある。
現在、家人は、種からミモザを発芽させ、育てようとしている。
将来、家の周にミモザを植える算段をしているところだ。

晴れの日には自然の中へ

2021-09-19 22:57:18 | ドライブ&写真

平沢官衙遺跡

奈良時代から平安時代にかけて常陸国筑波郡の郡衙跡地。
ジオパークにもなっていて、2万年前はこのあたりの低いところは海だったという。
かく言う私の住んでいる地域も7千年前は海のなかで、名残として家の敷地内に貝塚や土器の破片があったらしい。
あまりにどこでもそのような状態だったから、地域の人は特別なものだという意識はもっていなかったようだ。


豊穣黄金色


白鷺のいる風景

ドライブの途中の田園風景。
秋空に白い雲、刈り取られたあとの田んぼに群れる白鷺たち。
まだ借り入れ前の黄金色の稲。
農家のかたがたの、多くの労力が作る風景だ。


鳴滝

気ままなドライブ、目に留まった標識に誘われてたどり着いた鳴滝。
昨日の雨により増した水量で、滝らしさを取り戻しているのかもしれないと、案内板を見て思った。
そして、何気についていたのだと嬉しくなった。
かなり高いところから岩肌を伝い落ちる水の音が、心にやさしく響く。
今日一番の収穫。






やさしい色合いをした夕焼け

久しぶりに、こんな夕焼けに出会えた。
そして今は、十三夜の月が煌々と夜空にかかっている。

愛のオートミールクッキー

2021-09-18 22:29:14 | 食べ物たち


雨が降り、どこへ出かけれるでもないので、家人はお菓子を作り出した。
突然!なぜ?
昨晩、いつものごとくYouTubeを見ながら食事をしていた。
このところのお気に入り、フランスの田舎暮らしを扱ったものだ。
たいがい広い庭を持ち、自家菜園で野菜を作ったり、ベリー類やナッツ類、きのこ類など収穫して、ゆったり豊かな暮らしを満喫している。
そこに出てくる人生経験を積んだカップルは皆、家の内装を自分たちの手で気に入ったように改装し、食事を手作りして、生きることを楽しむ姿勢が素晴らしい。
とくに、男性のパートナーは、料理にことのほか熱心なタイプが多いようだ。
ここまで来るともう察し出来る、そう、どうやらこれに影響を受けたらしい。
家人は、自分でネットでオートミールを使ったクッキーのレシピを検索し、初めてのお菓子作りに挑戦だ。
一緒にいるとあれやこれや口を出しそうになることが予想されたので、私はキッチンから離れ、漫画を読みながら待つことにした。
いたってシンプルなクッキーは程なく焼き上がり、私はコーヒーを淹れて、家人と味わった。
大丈夫、やさしい甘味と表面はカリッと中はもっちりとした、素朴なクッキーだ。
家人の好みはサクサクとした食感なため、満足度は高く無いようだったが、私はとても嬉しかった。
もしこれからも家人が、これに飽きず料理をしてくれたらと、欲が出てしまう。
そのためには、自分の流儀を押し付けないことが一番の秘訣であり、感謝の気持ちを素直に表すことなのだということ。
しかし、これがなかなか簡単に出来るものではない。
もう少し鷹揚にならなくては、家人のよさを引き出せない、未熟な私だ。
今日のこの愛のオートミールクッキーの味を、忘れないように心に刻み込まなくてはね。