rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

ピカソの猫は泥棒猫?

2015-08-31 22:12:59 | アート

picasso le homard et le chat

高校生のときに、初めてこの絵を見た瞬間ものすごく気に入った。
テーブルの上にドンと置かれたオマールエビを狩る気満々の猫の姿が、黄色と黒の緊迫した背景でさらに際立っている。
その様子を窺い見れる鑑賞者は、ニヤニヤ笑みが漏れてしまいそうだ。
この絵には、難しいアレゴリーなどなく(たぶん)、ただ命のあるがままを描いていて単純に楽しめる。
自分のときにはこのような絵を描いてみたい。
ピカソは大好きな絵描きではないけれど、この絵は文句なく好きと言えるだろう。

何気ないひとコマで文化がわかる

2015-08-30 21:59:46 | 食べ物たち
たしか「最強のふたり」とかいうタイトルのドラマだと思うが、珍しく我が家のテレビが映していた。
パソコンをしながら何の気なしに見ていると、橋爪功扮する刑事がうなぎ屋で若い部下とうな重を食べている。
すると若い部下は、気分を害したのかうな重の食べかけをそのままに店を出て行ってしまう。
そこで橋爪功は、店の人にその食べかけのうな重を持ち帰るためにパックに詰めてとさらりと言う。

次の日、家人が大好きな”MEN IN BLACK Ⅲ”を見ていると、最後の場面カフェテリアでKがほとんど口にしないアップルパイをそのまま店に出るところがあった。

家人とも話したけれど、価値観の違いがはっきりと現れる印象的な場面である。
もちろん、日本にもアメリカにも食べ物を粗末にしない考えの持ち主、お金を払い自分のものにしたならばどう扱おうと自分の勝手とする考えの持ち主はいる。
けれど、その国のそこに流れる文化価値観は、自ずと現れてしまうものだ。
そこに行けばそれが当たり前となるだろうが、私は、食べ物を軽々しく粗末に扱うことは生きることを冒涜する恥ずべきことだと考える。
少しも文化が成熟し、文明が進んだなどと偉ぶれるものではない。
人類は、食べ物の確保を如何にするかと戦ってきた。
それは今も変わらない。
ただ、富んだ国に生まれ不自由の無い暮らしをしている極少数派は、忘れてしまっているだけなのだ。
食料を安定して生産し、貯蔵保存し、供給できるかは、いまだ完璧ではないのに。
先進国と言われる者たちが、思い上がりを捨て、食べ物を、さまざまな物たちを大切にするという真の成熟を迎えられなければ、人類は地球の疫病神と成り果ててしまいそうだ。



XTC 突き抜けちゃってちょっとずるいよ

2015-08-29 23:34:10 | 音楽たちーいろいろ


XTC - Making Plans For Nigel



XTC - Generals and Majors

”Making Plans For Nigel”がエンドレスに脳内で鳴り響く。
1977年あたりから活動するイギリスのバンド、いやしていたと言ったほうがいいのか。
批判めいたことも諧謔的に表現し、重くならないように抜け感のある音楽にのせる。
聴きこめば聴きこむほど良さが見えてくる。
これからしばらくは、XTC三昧となる予感がする。



XTC - Dear God

ベリー最高!魅惑のカシス

2015-08-27 22:19:20 | 食べ物たち
中くらいの人と夕食の買い物をしていたら、ポンとカゴに飛び込んできたものがあった。
一口アイスの”ピノ ベリーミックス”だ。
これはこれは!なんともおいしそうなオーラがビシビシでている。
私の様子を察知したのか、中くらいの人は「2個までね!」と釘を刺した。
会計を済ませ車に乗り込む。
箱を開けると甘酸っぱく芳しい香りが私を襲った。
ピックで一粒口の中へ運ぶ。
ふむ~ん、口いっぱいに広がるベリーベリーベリー!!
これは衝撃、私たちのハートを撃ち抜いた。
ブルーベリー、ラズベリー、カシスは無敵か。
ここが北の土地だったなら、絶対にカシスを育てたい。
カシスのジャム、濃縮カシスを作って、いろいろ楽しむのだ。
甘さと酸味、さわやかな香り、これらはベリーの醍醐味。
ベリー最高!

愛しのニコワン

2015-08-24 20:35:26 | 趣味たち
NIKON1、通称ニコワンの望遠レンズが戻ってきた。
正確には、レンズに内蔵されている手ブレ補正の不具合で使えなくなったと嘆いていたならば、実はリコール製品だったことが判明して取替えたのだ。
以前ならば、喜び勇んで写真を撮りまくって、今ならばユリ屋敷の景色になるけれど、それを「見て見て見て」とアップしていたはずだった。
でも・・・その元気はどこへやら・・・
ニコワンが、白と銀、並んでぽつんとさびしそう。
もうちょっと待っていてね、君たちを放っては置かないよ。
写真は楽しい、いつでも気軽に瞬間を切り取れる。
その仲介者のニコワン、いつまでも大切にするからね。