rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

自分では、久々の洗車

2024-01-22 22:11:20 | 日記
今日は、空気が暖かだった。
明日の天気は晴れらしいから、気になる鳥のフンがついていることもあり洗車を決行した。
だいたい家人が洗車をしてくれていて、自分でするのは一年ぶりに近いかもしれない。
家人がかけてくれたワックスが効いていると、汚れは水だけでスッと落ちる。
檜やヒバの枯葉がドアの隙間に入り込んだものを取り除いて、泥などの汚れをふき取ったり、車内の細かなほこりも丁寧に掃除する。
もちろん掃除しながら、故障しないで走ってくれることへ感謝を声に出して語りかけた。
人の生活を便利で豊かにする道具であっても、それを考え出し作り上げ改良を重ねていくあまたの人の努力の結晶であり、有限な資源を使っていることを忘れてはいけない。
すべては当たり前ではなく、モノはその在りようで人の手元に出現しているのではない。
豊かな物質に囲まれて生きるということは、資源とそれを加工した人々の労力の地層に支えられているのだ。
綺麗になった車は、いつも使っている人に丁寧に掃除をされて、心なしか喜んでいるように見えた。

おそらく呼ばれた・・・大祓い

2023-06-30 23:42:07 | 日記
高温多湿、雨のぱらつく今日は、鹿島神宮に参拝しに行った。
このところ全般的に不調で、自分の生命力がかなり低下していると感じていた。
空模様が農作業に向かないのもあって、家人と二人で鹿島神宮へと車を走らせた。
いつも使う駐車場は、ほぼ満車に近い状態で、何か特別なことでもあるのかと思いつつ神宮へ歩き出す。
大鳥居の手前にある竜神様へのお参りは欠かせない。
平日の雨模様でも、参拝者はかなりいて、楼門をくぐり本殿から奥宮、要石、御手洗池と順に周り、授与所に戻ってきた。
今回は、おみくじもお守りも見送ろうと授与所をぼうっと眺めていたら、その入り口のところに台が設えてあり参拝者たちがなにやら真剣にやっている。
よく見てみると、「大祓い」と書かれた案内がそばにあった。
人型に切った紙とボールペンが置いてあり、説明書きが添えてあった。
「人型に名前と生年月日を書き入れてから、人型をなで、息を三回吹きかける。」
「午後三時から大祓い」
そうか、厄災いなどを人型に移してお祓いができるということか。
これをするために、引き寄せられたのだと納得し、渾身の思いをかけて儀式を行なった。
あまりにも切羽詰った様子だったと、家人に気の毒がられてしまった。
さて、午後三時に大祓いが執り行われたであろう夕方、心なしか気分が晴れたような気がしたのは、一種の暗示ともいえるけれど、それで十分いいのだと思う。
家人が丹精こめて世話をしたブルーベリーを収穫している時、喜びと充実感に満たされたのだから。

梅雨の晴れ間は忙しい・・・加筆

2023-06-20 23:13:31 | 日記
3週間ぶりの週末の晴天、これはもう忙しくなるしかない。
ラグやカーテン、寝具のカバー類など大物の洗濯はもちろんのこと、プランターの植物の手入れにその周りの掃除、窓拭きと、とにかくやることがたくさんだ。
ラズベリーやブルーベリーの収穫を毎日欠かせないことが、一定時間割かれることで余計忙しさを意識させている。
そんなこの3日間で、特に今日はボーナス日といって過言でないほど、動くには最高のコンディションだった。
だから、管理委託されているブルーベリー畑の様子を見てきた。
諸事情により、葉の色が薄く黄色がかって健康とはいえないブルーベリーの木が、必至に生きようとシュートやサッカーを伸ばしていた。
なんとも健気な命のしぶとさを、まざまざと感じさせてくれる。
せっせと草刈機をふるい雑草を刈り倒している家人を横に、私は木に巻き付いたつる植物を駆除したり、剪定されて枯れた枝を取り除きながら、いつものごとくブルーベリーの枝を触りながら励ましと感謝の声かけをする。
地球上の生命の同胞として、慈しむ気持ちが通じ合えたならというロマンを持っているから。
もし生体エネルギーを相互で融通できるのであれば、葉が黄色く弱ってしまったブルーベリーの木たちに、私は自分のなけなしのエネルギーを注入したのだと思う。
このブログを書いている途中、そう「なんとも健気な命のしぶとさを・・・」あたりで意識が眠気で朦朧としてそのままアップしてしまった。
それで、今ここに加筆をして多少文を整えることとなる。
梅雨時期の快適な日は貴重すぎて欲張りになってしまうのは、多くの人が経験しているのではないだろうか。


水田風景・鳴く梟

2023-05-11 23:20:09 | 日記
今は田植えの時期。
水が張られた田、苗を植えつけたばかりの田、田植えからかれこれ二週間が過ぎた田と、バリエーションに富んだ田園風景が広がる。
天気のよい今日などは、田が水鏡となって、青空とそこに浮かぶ白い雲と照葉樹の薄黄色い葉等が写り込んでいる。
もはや日本人のDNAに刻み込まれた原風景といえるのではないだろうか。
とはいえ、それが当たり前の景色の中で暮らしてきた人々にとっては、それをあえて意識しないようで、我が家人もほかの土地を知らないでいた若かりしころ、自分の生まれた土地が特に心を引く美しさを持っていると気がつかなかったという。

先ほど、ゆったりと入浴をしていたときのこと、かすかに「ホーホッホー」と音が聞こえるのに気がついた。
耳を澄ましてその音が梟の鳴き声であるか、注意した。
5分以上、その鳴き声は続く。
近くで梟が鳴いているのだ。
少しくぐもった柔らかいその音は、夜の空気に溶けていくように思えた。

辺りを見回し、耳を澄ませば、得ることのできる美しさがある。
人により価値観や美意識は様々だが、心のレンジを広げて、自らが見出す世界を持てたなら、毎日が楽しくなりそうだ。

ミモザにベリージャム、そしてクシャミ

2023-03-02 22:37:28 | 日記
ブルーベリー&ラズベリー&ワイルドベリーのジャム

きょうは、天気の忙しい日だった。
曇りから始まり、陽が射してくると気温がぐんと上昇してきて動くと汗ばむほどで、一気に花を開かせているミモザの周りには、春の到来を心待ちにしていた多くのミツバチが群がって蜜を集めている。
ミモザの近くにある辛夷の木には、体長20センチ近い30羽以上の灰色の鳥たちが枝を揺らしながらなにやら忙しそうだ。
まだモフモフの衣を纏った蕾だから、蜜というのでもないだろうし、それにしても自然界は活気付いている。
そして、昼辺りには黒い雲が空を覆いだし北よりの風が強く吹いてきた。
すると、ぽつぽつ雨が落ちるのだが、まだ本降りとまでいかないどっちつかずの空模様で、暖かさが花粉の飛散をいっそう煽り、クシャミと目のかゆみでとにかく辛い。
こうなると、もう雨を待ち望む一択となる。
その待望の雨は、夕方からお湿り程度降って終わった。

さて、そんな花粉いっぱいの不安定な空模様の日は、なるべく家の中にいてできることをしたい。
それで、冷凍保存しておいたブルーベリーとラズベリーなどを併せた、我が家特製のベリージャムを作った。
我が家の好みとして、できるだけ果実を残したジャムがいい。
その理想系ともいえるジャムの境地に、最近達したのではないかと思っている。
今年の初めに作ったジャムが、まさにそれを体現していた。
そのときの感覚を思い出しながら、ジャムを作った。
今回使ったブルーベリーは、種の主張が激しめだったけれど、ほぼブルーベリーがプルプル状態で仕上げることができた。
大小さまざまなジャムの瓶全部で17個分できたので、しばらく楽しめるだろう。
また、当分の間、クシャミと目の痒さに煩わされるにしても、楽しみを作ることで気持ちを健やかに保っていきたい。