rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

モローの力を借りての、ありがとう

2015-12-31 22:51:17 | アート

Eve

今年ももう終わろうとしています。
一年間、滞りがちになりました当ブログにお付き合いくださいまして、ありがとうございます。
気ままな当主でありますが、心より感謝しております。

皆様に、私の好きなモローの絵をささやかな贈り物としてここに捧げましょう。
来年は、皆様にとって更なる美しさに出会える年になりますよう、強く願っています。


Hesiod and the Muse

餅つきと風邪引き

2015-12-27 22:10:34 | 日記
ゆるい北よりの風が吹く晴れの今日、毎年恒例の正月用餅を一家総出で作る日だった。
ところが、中くらいの人は部活動に、小さい人が風邪をひいて参加できず、結局は大人4人で作業する。
先に書いたように、今日はかなりの餅つき日和。
けれど、今ひとつ盛り上がらなかったのは、家人と私もどうやら風邪をひいたらしく体調が下降気味だったためだ。
時間が経つにしたがって悪化する風邪、くしゃみ鼻水のどの痛み、せっかくのつきたて餅も美味しく喉を通らない。
このような調子では、年末年越し新年を風邪とともに過ごしてしまいそうだ。
さあ、早く休んで回復に努めるとしようか。


朝のラジオで出会ったモーツァルト

2015-12-26 22:43:18 | 音楽たちークラシック


Martha Argerich plays Mozart Piano Concerto No.25 - Allegro maestoso (1/3)

通勤のときに聴いていたラジオから流れてきたのは、モーツァルトのピアノ協奏曲第25番、演奏はピアノ:マルタ・アルゲリッチ、指揮:クラウディオ・アバド、場所は2013年スイスのルツェルンのものだった。
とても気に入ったので、さっそくCDを探し購入して聴いている。
いろいろな作曲家の作品を聴いてみたいと思いつつ、ついモーツァルトになってしまう。
これは全曲集が必要だ。
それを聴いたうえで、さらに好きな曲の演奏者によるバリエーション・・・ともうすっかりモーツァルト沼にはまっている。
近頃は、やっとベートーベンも良く思えてきたというのに。
チャイコフスキーにムソルグスキー、ブラームスも手招きしている、なんと音楽の豊かな世界よ。




ヴァロットンの風景画

2015-12-23 22:02:09 | アート

autumn crocuses/Félix Edouard Vallotton

今日の夕方は、薄ぼんやりと光に煙ったようなスモーキーカラーだった。
このヴァロットンの絵も、スモーキーカラーでなんとなく数時間前の景色の面影を宿す。
彼は、たぶんに浮世絵の影響を受けているのだろう、大胆な色彩平面処理で絵を作る。
扱う画題もあそこまで大胆直接ではないにしろ、いわゆる春画的な切り口を使う。
そういう意味で、かなり日本人には受け入れやすい画家なのかもしれない。
最近いまさらながらに、ヴァロットンの特に風景と木版画が気になりだした。
もしかすると、歳をとって自分の許容範囲がかなり広くなったのかもしれない。







間違いなく今日の夕焼けはきれいだったはずだ

2015-12-21 23:10:30 | 空・雲・星・太陽たち
仕事中、ふと窓の外へ視線を向けた。
窓で区切られた空一面茜色に染まり、ところどころにたなびく雲が変化を与えて、それはもう心ときめく光景だった。
今すぐにでも席を立ち、カメラを持って外へ駆け出したくなっても、そこは我慢するしかない。
未練がましくちらちらと窓に目をやっては、移ろい行く夕暮れの美をつまみ食いしていた。

昨日、中くらいの人のスポーツウェアを買いに出かけた帰り道、東の青空に白い月がくっきりと浮かんでいた。
なんと幻想的で美しい光景なのだろうと家人に話しかけると、その前に見ていた映像で地球の美しさがそれこそ奇跡的なことだと語り合ったのを受けて、お互いに再確認する。
そして、月を携えたこの青い海と茶色の大地に白い雲のある地球が、素晴らしくデザインされた星なのだと感動した。
よく奇跡だとか神だとか軽く使われているけれど、本当はそんなに軽いものじゃない。
でも、それを人はすぐさま忘れたり、あるいは認識できないでいるだけなのだ。
だから、心して辺りを見回してみよう。
木々を、大地を、野に咲く花を、鳥たちの羽ばたく姿を、空を、流れる雲を、輝く太陽を、月の澄んだ光を、遠くに瞬く星たちを、敬意を持って眺めてみよう。
そうすれば、少しは全ての存在に有難さを感じて、いくらかましな世界になるのではないだろうかと、甘い考えを持てそうな気がするのだ。