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(後篇・2)須野瀬豊、前・群馬大学医学部付属病院 第二外科医師による執刀手術直後の、大量連続死。その後の、隠された深層

2016-07-30 17:18:36 | ・犯罪

 この群馬大学医学部附属病院における、連続手術後の死亡頻発事件は、ず~っと関心を抱いてもらい続けていた。ひとりの記者としては、まことにありがたく思っています。

 すでにご存じのように、昨日より、病院側が依頼した、二つ目で、やっと真の意味に近い「第三者調査委員会」の報告書が約5か月も掛けて完成し、大学学長に手渡された。

 その後、上田裕一・委員長(写真左下)だけによる記者会見形式の説明会が、番記者に向けて行われたようだが、期待していた報告はなにひとつ、やはり無かった。

  委員会のメンバーは、上田も含め、全員揃うと6人。

      

 委員会の模様は、このようなカンジで行われていた。

      

 カメラを向けられると、露骨に眉間にしわを寄せ、にらみつける女性委員もいらした。

 この半年間で、全12回の委員会が開催されたが、このように全員が揃うことは、実は少なかった。新聞報道では、35回にわたってと、強調されているが、それは遺族らや、病院側への聴き取りを合わせたすべての回数だ。

 欠席は、危惧していた。

 というのも、6人中、なんと4人が遠方から上京。

 委員長が、奈良県からだし、そのほかも名古屋市、大阪市、宮崎市からの遠方組。他2人も、東京都と茨城県に仕事場があり、委員会は午前開始が多く、勢い、前夜にホテル泊して備えるというパターン

 聴き取りは、東京でも行われたが、死に至った遺体の恨みが天空を今もさまよっている病院がある、群馬県前橋市などで行われることもあった。

 むろん、6人は揃いにくい。

 さらに、この6人の内訳を書くと、医学関係者が3人、他の3人は医療過誤に詳しい有識者。

 とはいえ、累々と60人近くもの患者が、手術後間もなく死んでいった須野瀬医師(現在も)の専門である、腹腔鏡手術や、肝臓の開腹手術を一度でも手掛けた医師は、ただの1人もいない。

 本日も公表されたなかでは、須野瀬の上司であった教授の責任を問うくだりがあっただけ。

 そもそも、第一回の委員会が開かれた後の会見で、上田はこう言ってのけた。

 「これは、だれか特定の人物の責任追及のための会合では、決してありません。そこを見間違わないで戴きたい。勘違いをしないようにして戴きたい」

 「あくまで、再発防止のための提言を病院側にするためのことが目的です」

 「病院側の、信頼回復のための活動をしたい」

 結果は、その瞬間から透けて見えていた。

 それに対して、病院側、遺族側、そして弁護団はどのようにしていたか。

 (つづく)


< リアル ボクシング ルポ> 東洋・太平洋スーパー・フェザー級チャンピオン 伊藤雅雪。7月28日、2度目の防衛戦でも勝利。ベルト維持はしたけれど・・・

2016-07-30 11:25:59 | ボクシング

 <リアル ボクシング ルポ>という通しタイトルで、さまざまなボクサー、さまざまな試合、他誌紙が書けない、書かない、知らない事実。また、プロアマ問わず、ボクシングにまつわる、さまざまなリアルな裏真実や事実を書き綴ってきた。

 この7月26日、及び27日のこと。

 上記の伊藤雅雪こと、伊藤雅之(本名。25歳)に関して、かつて書いたIBFなど、新興世界認定団体のおかしさについての記事が多く検索されていた。

 ん? ど~ゆ~こっちゃろ?

 さては、試合が近いのかな?

 そう想って調べると、7月28日に、伊藤のタイトルマッチが後楽園ホールで行われると判

 いつも試合前後しか打ち込まれない彼のブログを見ると、ケガを負ったために、7か月振りの試合。それも、2度目の防衛戦ということが分かった。

 そうかあ・・・・・・

 伊藤が、東洋・太平洋スーパー・フェザー級の王座を奪取した試合はこの目でしっかり見たけれど、以後はまったく関心も興味も無く、ケガすら知らずにいた。

 理由はいくつかある。端的に言えば、書こうと心惹かせるものが、伊藤にも、その所属ジムにもまったく無くなったからだ。そのことについては、すでに記事化している。

 だから、初防衛戦で、伊藤が左手首をじん帯損傷していたなんてことも、試合前日の27日に知ったほど。

 試合があることは知ったものの、セミ・ファイナル以下の試合、いわゆるアンダーカードにも、書きたいと想わせるボクサーはいなかった。

 が・・・・・・

 私ごときが書く伊藤のランキング記事に関心を持って戴ける読者がいることを知り、その防衛戦の結果以上に、その試合展開と、その内容推移がいささか気にはなった。

 試合翌朝。ネットの「ボクシングニュース」を一読すると、伊藤がスコア的には圧勝。

 挑戦者は、フィリピンから来た、アーニー・サンチェス、24歳。ランキングは、WBO世界同級15位。かたや、伊藤は同10位。

 相変わらず不思議なことに、世界から見れば一地域の王者に過ぎないのかもしれないが、いまだWBOしか、伊藤を認定していない。現実は、何一つ、進んではいない。

 さて試合。4ラウンド終了時で、40-36が2人。40-37が1人。

 続く8ラウンド終了時で、80-72。80-73。79-73。

 一見、ワンサイドの展開。

 そして結果を書いてしまうと、11ラウンド、伊藤のレフェリーストップ勝ち。

 並べた数字だけを見ると、文句なしの圧倒楽勝。

 だが、かなり打ち込まれていた展開だった・・・・ようだ。記者の印象に残ったのはアーニーのタフさ!

 当の伊藤も、試合後のブログで、ソレを認めている。

 リング上での勝利者インタビューで、伊藤はこう言っている。

 「最後まで、相手がタフで・・・倒し切れなかった。ブサイクな試合をして、すいません・・・」

 「スカッ!と勝ちたかったんですけど・・・」

 「まだ、足りないところがあるんで、次、世界へと言いたいところなんですけど・・」

 が、会場に詰めかけたファンの声援に後押しされたのか、こう、気を取り直して言った。

 「(世界戦挑戦への)チャンスくれれば、来年には世界戦をやりたい。自分にも、通用すると想う」

 いったい、どういう試合内容であったのであろうか・・・・・。

 調べ進めると、なんと今夜の、ド深夜。午前3時40分から1時間枠で、「ダイヤモンド グローブ」の冠名で、フジテレビで録画放送されることが分かった。

 ただし、全国放送ではない。あくまで、関東ローカルのエリアでの放送だ

 誰も起きては観にくい時間帯。タイマー録画、必須。視聴率が、例え0・0001%でも構わない放送時間帯。

 リオ五輪にライト級日本代表で出場する成松大介の記事のなかに織り込んだが、金メダルの栄光が世間的にはすっかり色あせた村田諒太の試合も、試合終了1日後の、それもド深夜午前2時過ぎからの録画放送。

 例え、試合会場が海の向こうのラスベガスとはいえ、今回と同じフジテレビは、村田の勝ちに、そういう価値しかないと決断した、ということだ。それも、関東ローカルでの枠。

 今夜というか、明日7月31日未明の放送でも、単に伊藤の11ラウンドまで延びた試合をまるまる流すかどうか?は、大いに疑問が持たれる。

 番組告知では、局にとってはこの先、数字(視聴率)が稼げると踏んでいる、井上尚弥、井上拓真兄弟の、9月4日の試合に向けての近況も、たっぷり流すようだ。それに加え、おそらく先の村田涼太のKO勝ちシーンも、手のひら返したように絶賛して織りこむに違いない。

 さらにさらに、先の井上兄弟の試合の会場で、プロデビュー戦を迎えるロンドン五輪銅メダリスト、清水聡の姿と、意気込みの声も入れ込むはず。

 もう、さながら、実質55分のなかは、幕の内弁当状態。

 だから、セミ・ファイナルで行われた戸部洋平の試合は、おそらく4ラウンド、レフェリー・ストップのシーンがチラリ流れれば良い方であろう。

 とはいえ、関東以外のボクシングファンの方にも、その目で観て、試合の出来を判断して戴きたい。関東にいる知人や友人を頼って、録画したものをダビングして戴くといい。

 なお、伊藤雅雪の、先のWBOの世界ランキングから上下したようだ

 前世界チャンピオンであった内山高志が、なんと伊藤が座っていた10位に、7月27日付けで入ったとのこと。10位が2人いる訳も無し。

 また、気持ち揺れ、翻弄されるんだろうなあ、伊藤の性格では。

 その内山は、かつてほどの量や日にちではないが、ぼちぼち練習は始めているとのこと。事実上の妻も食わせなければならず、無冠になればタダのヒト。無給のヒト。スポンサーも、去る。貯金も、日々、底をつき始める。

 再起は間違いなく、するであろう。

 テレビ東京にしても、8月31日、田口良一と河野公平の「世界ダブルタイトルマッチ」とぶち上げようとも、それでは6%の視聴率がせいぜいであろうから。

 ボクシングは、減量苦以上に、厳しい世界なのだ。