永六輔が、先日の七夕の日、すでにこの世を去っていたことを、本日2016年7月11日。家族が公表した。
そうか・・・・・そうだろうなあ。
「病気はいくつも重なっていたけれど、老衰のような死に方でした」とも。
そうだろうなあ・・・・・・・やっぱりなあ・・・・・・・・。
昨年の5月11日。以下のような表題で、永六輔の記事を書いた。
<リアル 芸能 ルポ> もはや、いつ大往生してもおかしくない、82歳老醜の永六輔に引退を薦めます
突き放したかのようなタッチだが、1年2か月前の記事。再録掲載いたしました。
関心の持たれる方。ご一読願えれば、幸いです。
迫りくる死を覚悟している、同胞の大橋巨泉は、心底、辛いだろうなあ・・・・・
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永六輔のラジオ番組を聴いている人は、すでにお分かりだろう。毎度、毎週、聞くに堪えない声の状態であることを!
聴き取れないほど、ロレツの回らないしゃべり、のどの奥から振り絞り出すような声。入れ歯の噛み合わせも悪い。
ラジオとはいえ、決して安くないギャラを手にしている、しゃべり手のプロとしては失格。その身にふさわしくない。
そう断じるほかない。
さらに、今の容態と、顔を見てしまった。
82歳の永六輔が出たのは、過日の「徹子の部屋」。
徹子自身、本当の年齢は、公称81歳に、+?歳が実年齢。少なくとも、永よりは数歳上の老齢であることは、間違いは無い。
空襲で、戸籍謄本が焼失したのを、コレ幸いにと、若く偽って申請したと聞く。
それにしても、もはや、永の容態は、棺桶に片足突っ込んだ状態。二回りも痩せこけ、身体は小さく見え、失礼だが、いつ死んでも、おかしくないように見えた。
そんな身でも、まだマイクの前に座る。
聴取者あっての、ラジオ番組 。
近年は、永という、パーキンソン病に、前立腺ガンに、+、プラスの病気を抱えた患者の、介護、看護番組と化している内容。
死ぬまでマイクの前にいたい、という個人の執念に、スタッフが理解し、支えている風情だ。
はたして、公共の電波が、ソレで良いのだろうか・・・・・
番組構成作家として、名をはせた永六輔。
彼が、もし、かつてのように、元気で仕事をしていた時、このような老齢の、満足に話すことも出来ない老人患者をメインキャスターとして、起用したいであろうか?
あわれみの感情優先で、起用し続けるであろうか?
自己を、第三者的に、冷静に見つめて判断して欲しい。
ガン、また、ガン転移の身で、「今年年末まで、自分の命が持つかどうかなあ・・・」と、自らクチにした大橋巨泉が、永の代わりの様に、この9日、マイクの前で、弁舌をふるった。
大橋は、老いとやせは見られるものの、声、滑舌は、まだまだ確か。
しかし、永は・・・・・・。
死ぬ直前までマイクの前に・・・・などという、売りはいらない。
ひっそりと、引退し、その身を引いて欲しい。
別に、永に、恨みつらみは何一つ無い。
会った、見かけたのは、妻・昌子が病死する前。
天王洲のホテルのコーヒーショップなどがある前で、2人が歩いているのを見かけて、声を掛け、珍しい姿なので、カメラを向けた途端、六輔は妻の顔を両腕で覆い、隠して歩き去った。
そこまで、かたくなに拒否するのかあ・・・・・と、驚き、後ろ姿を見守った。
オトコオバサン、番組では、昨夜もマイクの前にいた。
苦しい、苦しい、聞き苦しい声で・・・・・・
人間、引き際が大切だ。
かつて「大往生」という本を出して、有名になった永六輔。
大往生間近の身に、老婆心ながら一言・・・・・