転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 



昨日は舅宅の片付けに、主人と二人で行った。
よく片付いた家だったので、これで、あらかた作業は終わった。

20年あまり前、姑の体が不自由になってきた頃に、
舅は自力で、自宅の大整理を成し遂げていた。
姑はその頃既に判断力も心許なく、周囲にすべてを任せきりだったので、
家の整頓についても、万事、舅の主導で行われた。
「えっと(=たくさん)買うとってんじゃけ。
女子(おなご)のもんばっかりよ(^_^;」
と苦笑しつつ、舅は古い衣類を適宜まとめては、定期的に資源ゴミに出し、
着られるものは舅用・姑用に分けて洋服ダンスに吊し、
肌着や靴下ストッキングなどは品目ごとに分類しフィッツケースに入れ、
要らない家具は庭で自分で解体して可燃ゴミに出したりして、
数ヶ月をかけて、家の中をタイトに片付けた。
当時、訪ねるたびに舅宅が綺麗になっていて、感心したものだった。

御蔭で、私達は今回、引き出しを開けるだけで、
「ここには何と何が入っているのだな」
とわかり、作業が大変やりやすかった。
実家の広大な田舎家とは違い、舅宅は洗練された建売住宅で、
二階建て4LDK、それと裏庭に小さい倉庫が2つ。
倉庫のほうには、余分な食器や花瓶、椅子程度の小さい家具、
古くなった家電、などが入っていた。
舅がいかに合理的で有能な人であったかを、改めて感じた。
じーちゃん、ありがとうございました(T_T)。

4月30日に一階と倉庫を、昨日5月3日に二階を点検し、
昔のアルバムなど捨てるに忍びないものだけ選り分け、
新品の肌着でサイズ的に使えそうなものに限り持ち帰ることにして、
我々の作業はアっという間に終わった。
食器だとか寝具だとか、「まだ使えそう」という理由で残していると、
せっかく綺麗にした我が家の自宅マンションが崩壊するので、
今要らないものは全部、潔く捨てるということで、
ころもん氏も私も迷いは無かった。

舅から主人が相続した南区の小さな店舗用土地もあったのだが、
そちらは昨年末から既に売却の話が進んでいるし、
併せて、同じ業者さんに任せ佐伯区の舅宅も処分が決まりそうなので、
主人の側はこの半年ほどで急にテンポの良い展開となり、
このほど、「親の家」問題がほぼ終結するところまで来た。
娘を煩わせないためにも、大変好ましいことであった。

やはり、残るは、うちの実家オバケ屋敷だけだよ……(汗)。

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