転妻よしこ の 道楽日記
舞台パフォーマンス全般をこよなく愛する道楽者の記録です。
ブログ開始時は「転妻」でしたが現在は広島に定住しています。
 

母校  


東京での入試初日。
きょうは娘にとって、第二志望である新宿区の某大学の入試があった。

朝、彼女を送ったあと、私は15日に娘が受ける予定の、
神奈川県内の某大学まで、実際に出かけて下見をし、
それから南武線を乗り継いで都内の西のほうに戻ってきて、
卒業して四半世紀ぶりに、母校の大学まで行った。
目的は、娘の合格発表を見ることだった。
女子大には行かない・英語は専攻しない、
と娘は言っていたのだが、伏し拝んで(笑)、
センター試験の点数だけで合否の決まるセンター利用入試で、
我が母校の英文学科にも出願して貰ったのだ。
その合格発表が、実は今日だった。
ネットでも見ることはできたが、
この機会に、懐かしい母校に実際に行ってみる、
という考えに、私はとりつかれていた。

母校は、昔と変わらず、東京のうんと西のほうにあり(笑)、
周囲は、これが東京都とは俄には思えぬほどの閑静な住宅地が広がり、
そしてやはり、正門を入ると守衛さんから、
「こんにちは!」と声をかけられた。
ここはきわめて小規模な女子大なので、外から入ろうとする者は、
必ず守衛さんに顔を見られ、場合によっては用向きを訊ねられるのだ。
私は卒業生だが、そんなことは守衛さんにはわかるはずもないので、
「あの~、合格発表を見に来たのですが…」
と言ったら、
「そこね。すぐむこうのところに、出てますよ!」
と教えてくださった。

守衛所の横の、本館前の道沿いに掲示板があり、
合格者の番号が、学科ごとに貼り出されていた。
既に、開門から数時間が経っていたので、人だかりは無かった。
そして、……ああ!ありがたいことに、娘は合格していた!
私は、自分自身の合格発表のときは、遠方なので合格電報に頼り、
自分ではここに見に来なかったので、目指す番号があった!という感激を
ほぼ、生まれて初めて(笑)味わうことができた。
これで、このあと入学手続きが締め切られるまでの間だけ、
私は、母娘で同窓生になる夢を見ることができる。
そうだよ、この愚かしい願望のために受験料を無駄にしただけだよ(--#)。

きょうは、これとは別に、娘がかねてから第三志望にしていた、
千代田区の某大学文学部の合格発表もあった。
娘はここはどうしても取りたいと前々から言っていて、
センター利用入試と、広島で行われた全学部統一入試と、
更に東京での一般入試、の三種類とも出願していた。
きょうはそのうち、センター利用と全学部統一の発表があり、
ネットで見たら、娘はその両方で合格していたので、晴れて、
明日予定されていた一般入試には行かなくて良いことになった。

ここは共学で、本人の希望する史学科での合格なので、
娘はもちろん、併願校としては、
私の母校ではなく、こちらを取るに決まっているのだった。

娘のためには、大いに喜んでやらなくてはならなかった(笑)。

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