退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「異なる『世界』ふたつと『ありえなさ』を『可能性』だと捉えること」について

2019-03-03 01:33:37 | Weblog
晴れ。夕方ひこうき雲が空にXを描く。

本切れで卯月妙子「人間仮免中」を古本屋で買って読む。

7年前に出たマンガは相当に売れたようでまずはめでたい。
「統合失調症」を病む著者の壮絶な人生がホンワカしたタッチで描かれる。

還暦を過ぎた恋人ボビーもすごいが血縁関係と周囲の人々の「受け止め」が素敵。
なるほど「寛容」になるつもりならこのくらいでないと。

続編もあるようなので読んでみたいもの。
敢えて詳細は書かないので「異なる世界」を見たい向きは是非。

それにしても「報告者」としての著者の立ち位置は
どのように確保されているのかが大きな謎ではある。

この病気の患者でなくとも
われわれは「幻覚」や「幻聴」に晒されているやもしれず。

いずれ「脳のもたらすものであること」に変わりはないかも。

今宵も老舗バーへ確認の電話など。

やはり休みでいよいよ「長期戦」になりそうな悪寒がする。
何となく「ザ・めしや」で夕食。

もやし炒めと冷奴、ポテトサラダにミニ豚汁と小ごはん。
「母親の大盛り攻撃」を避けた結果。

帰宅後二階に上がってサミュエル・フラー「ショック集団」(’63)を観る。

ジョン・フランケンハイマー「影なき狙撃者」(’62)を思い出した次第。
冷戦下での不安が生み出す「ニューロティック映画」よ。

文字通り「ミイラ取りがミイラ」に。
「性的妄想」も大いに与っている模様。

敢えて詳細を書かないこと再び。
「こういう時代=世界があったこと」を知っておこう。

さて現在は。

「バック・トゥー・ザ・フューチャー」(’85)で
「二流俳優のレーガンが大統領になる未来だなんて」と言っていたのが懐かしい。

「レーガン以下」のトランプが現実になって久しいのだから。
「ロシア疑惑」が彼を追い詰めることになるのかどうか。

むしろこの「ありえなさ」を「可能性」と捉えるべきかも。
確かオウム真理教の地下鉄サリン事件の時にも同様なことを思ったか。

「世界」も「常識」も一瞬で姿を変える。
どうやらそのことだけが確かなような。
コメント
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