退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

怖ろしく有難し

2007-05-31 23:35:46 | Weblog
くもりのち晴れ。

時ならぬ銀行からの電話で目覚め
ジャン・ルノワール「スワンプ・ウォーター」を観る。

無実の罪を着せられ縛り首になるのを逃れて
湿原に潜む男の居場所を隠した若者は

男の娘と仲良くなったのを嫉妬した恋人の暴露によって
住民に川でリンチにかけられたりする。

「沈黙のファイル―瀬島龍三とは何だったのか―」を
電車で途中まで読み直す。

満州で関東軍に置き去りにされた母子が
ロシア兵に見つかるのを恐れて
我が子に手をかけたり見殺しにしたりする。

呑気に暮らせているのは有難い。
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カネは天下の

2007-05-31 00:05:26 | Weblog
雨のち晴れ。

ラオール・ウォルシュ「死の谷」を観る。
同じ監督によるボガート主演「ハイ・シエラ」のリメイク。

フィルム・ノワールな後者から
西部を舞台に変えたロマンティックな前者へ。

互いを救おうとする行動が
ふたりの「道行」を完成させる傑作。

列車強盗によって奪われた金が
廃墟だった教会の鐘をよみがえらせたりもする。


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矛盾

2007-05-29 01:36:37 | Weblog
くもり。今日も風強し。

矛盾は矛盾でないことを要求するが
矛盾したままでいいものだってある。

これ以上は書かない、と書いて終わる。
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男は黙って

2007-05-26 01:04:01 | Weblog
雨。
午前中に墓参りに行く。
緑の多いところなのでそぼ降る雨が似合う。

フリッツ・ラング「西部魂」を観る。

過去を隠して生きようとした男は過去に復讐され
結局自分で始末をつけることになる。

つぶやくように恋敵に理由を告げて男は去る。
そして本当に「何も言わない男」になる。

たぶん男のかわりに
別の男たちが彼について話し
彼は「伝説の男」となるのだろう。

サッポロビール。
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キャラクター

2007-05-25 00:43:57 | Weblog
晴れ。また風強し。

偶然TVで試合があることを知り
深夜から朝にかけてACミランvsリバプールの試合を観戦。

ごつい風貌といい疲れ知らずなプレイといい
どこか「人間発電所」という名前を思い出させなくもない
ガットゥーゾに惹かれる。

彼はきっと裏切らない。
何に対して裏切らないのかはわからないけれど。
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感情を正当化するだけの論理

2007-05-24 00:54:09 | Weblog
快晴。ほぼ真夏並みの暑さ。

溝口健二「夜の女たち」を観る。

重なる不幸にヤケを起こして夜の女になった主人公が
若い義妹まで堕ちて行こうとするのをきっかけに
なんとか「カタギ」に戻る戦後すぐのお話。

「社会が悪い」という主張がやや鼻につくものの
取材が生み出したリアルな迫力はある。

廣松渉「<近代の超克>論」読了。

「往時の近代超克論は、主観的には資本主義の超克を志向したとしても、
(中略)たかだか金融資本主義の旧態から国家独占資本主義体制への再
 編成に見合うイデオロギーという域を出るものではなかった」

けれども現代のわれわれの議論は
そこまでも達していないというのがポイント。

もう少し詳しく論理の展開を見るために
再読決定。
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贅沢

2007-05-22 23:30:59 | Weblog
晴れ。暑し。

久方ぶりに古本屋で買い物。
廣松渉「<近代の超克>論」600円也。

4章まで読んだが今のところ非常に面白い。
明日読了予定なのが少しもったいない気がする。

そういう気分にさせてくれる本に
少し贅沢した気になるのは
喜ぶべきか悲しむべきか。
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承認

2007-05-22 03:30:21 | Weblog
晴れ。五月晴れというより初夏の日差し。

マル激で萱野稔人を知る。
ざっとコラム(http://blog.yomone.jp/kayano/)を読む。
冷静でわかりやすい分析が好ましい。

「他人の承認」に飢えている人々がいる。
「閉ざされている」という認識は「灯台下暗し」につながりやすい。

とりあえず「遠くの親戚より近くの他人」。
ただしその「近さ」は物理的なものだとは限らないので注意しよう。

あなたが「遠い/近い」というモノサシで測った「距離」は
ひょっとしたら正確さに欠けるかもしれないのだから。

わたしは「ヘンなおじさん」をやっていて
「死んだ人」と話す=読書が好きだったりする。
飲んで笑っているときも楽しい。

何かの役に立ってくれれば幸いだと思う。
ただし「美男・美女」にはうるさいので悪しからず。
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おだやかな一日

2007-05-20 01:14:18 | Weblog
くもりときどき晴れ。今日も風強し。

何もない日は何もないまますぎてゆく。
静かに飲んで明日に備える。
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野暮天

2007-05-19 01:07:13 | Weblog
くもりときどき雨。

成瀬巳喜男「女が階段を上る時」を観る。
苦労して成長(?)する銀座の雇われマダムの話。
バカな男は手玉に取ればいいと思う。

橋本治「大江戸歌舞伎はこんなもの」を読む。
歌舞伎を一度も観たこともないのに非常に面白い。
作者が「自分」を見つけて楽しんでいる風情。

とにかく、「野暮天」にはなりたくないものだ。

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