退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

数字で生きられるのか

2008-12-31 01:50:03 | Weblog
くもりときどき晴れ。フリーな一日。

小幡績「すべての経済はバブルに通じる」を読む。

資本主義の本質は「ねずみ講」だというのが明快。
リスク情報の縮減が購買者を増やし商品としての流動化と「価値」を生む。

誰もがババを引きたくない中
実績を数字で示すしかない投資のプロはあえてバブルに強気で向かうしかない。

ケインズの「美人投票」を投資家のリアルな心理分析で示した本書は
「なぜ儲けなければならないのか」という問いを逆照射する。

こうした動きは大昔ならレミングの集団自殺に例えられたはず。
理由は不明だけれどそういう動きが起こる。

わけのわからないもののメカニズムを知って
それに勝とうとする気持ちはわからなくもない。

しかしおそらくそれは「才能の浪費」で
著者もそれを薄々感じているだろうと思わせるところが面白い。

自分が心底大切にするものは何か。
この単純な問いに答えられない者が数字に代表されるデータを求める。

合理的であることが「自分」ではない。
そんなことはそれぞれの胸に聞いてみれば明らかなことのはずだけれど。
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のんびり

2008-12-30 01:23:29 | Weblog
晴れ。昼間は暖かく夜になってやや冷え。

上司に寿司をごちそうになって帰宅。
大掃除のごほうびということで。

昨夜は若者と飲んで帰宅。
そのまま爆睡してしまった。

カラオケで飲んだ料金を支払い忘れ迷惑をかけたので
あやまりの電話をかける。

ようやく仕事が終わって好きなだけ飲めて
好きな時に眠れる身分になる。

大晦日はいつも通りソウルバーで過ごす予定。
明日はのんびりしよう。
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贅沢貧乏

2008-12-27 01:39:10 | Weblog
晴れ。今年一番の冷え込みと初雪らしい。

昨夜は仕事の後ほのぼのイベントとカラオケ。
翌朝少し震えながらシャワーを浴びてまた一日。

ここ最近で最も忙しい年末。
貧乏暇なしで仕方のないことだけれど。

普段のんびり暮らしているせいか
一日中ボーッとしている日がないと疲れる。

とりあえず年が明けて
普段通りの不規則正しい生活に戻りたいものだ。

気ままに飲んで好きな時に眠れないのが不服とは
ずいぶん贅沢な話ではあるけれど。
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わかっちゃいるけど

2008-12-23 01:33:09 | Weblog
雨のちくもり。夜に風が冷たい。

今週は朝が早いので夜更かしできないはずなのだけれど
早く寝ようと思うと眠れなくなるので適当にする。

久方ぶりに夜中に洗濯。
思っていたよりたまっていなかったので早く干し終わる。

マル劇の経済の話は面白かった。
何かを数字が明らかにすることは中身を隠すことでもある。

数字はすべてを均一に透明にするけれど
たとえばひとりとひとつは違う。

昔からわかっていることを
「バブル」という経済にからめて話すと新鮮味が出る。

ほんとうに「わかる」ということは
なかなかむずかしいものだ。
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年末前あれこれ

2008-12-22 00:27:23 | Weblog
くもり。少し雨も降ったよう。

野暮用で実家に行き久方ぶりに妹の末娘に会う。
ほっぺたとお腹がふくれていることをジェスチャーで伝える。

その後仕事場へ行き見張り。
室内の掃除を少しだけしておく。

帰宅してM1をちょいと観る。
NONSTYLEが圧倒的に見えるのは全体のレベル低下か。

ナイツは賞レースに向いていない。
オードリーはキャラクターに頼りすぎなのとツッコミが弱い。

続けて「ダイハード3」を観ながら少し眠る。
ブルース・ウィリスの声優は「24」のジャック・バウワー並みに大げさ。

目覚めていつものように飲む。
生活は不規則正しいのがいい。
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片隅を襲う悪夢について

2008-12-20 01:26:51 | Weblog
晴れ。本格的な寒さはまだ。

パトリシア・ハイスミス「ふくろうの叫び」を読む。

妻ニッキーから虐待を受けていたロバートは別居後
幸せそうな若い女性を覗き見して束の間の幸せを味わう男。

その彼女ジェニファーは恋人グレッグと結婚間近だったのだが
ロバートの覗きに気付いて怒るどころか婚約を破棄してしまう唐突。

果たしてその後の展開や如何にというお話で
ちょいと変わった趣味を持つ男に降りかかるあれこれがコワイ。

片隅で暮らしたい向きにはリアルないやらしさ満開で
あまりのことについつい読み進めてしまう快作。

ただし陽気な世界が好きな人には勧められないのであしからず。
個人的にはさらに著者の作品を読んでいくつもり。
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犯罪者の心理について

2008-12-19 00:40:52 | Weblog
くもり。時々わずかに日が差す。

パトリシア・ハイスミス「太陽がいっぱい」を読む。

ルネ・クレマン監督、アラン・ドロン主演の映画が有名だが
原作はずいぶん趣きが違っている。

富豪に息子ディッキーを連れ戻すように頼まれたリプリーは
密かに彼のことを愛しながらも嫌われ、彼を殺して彼になりすます。

叔母の虐待に耐えて育った男は人に気に入られる外見と
如才なく嘘をつくことのできる才能の持ち主(原題「才能あるリプリー氏」)。

それでも常に不安と背中合わせのおびえる心理が克明に描かれ
完全犯罪は成立するのかどうかという期待で読者を引っ張る。

ただしいくぶん長すぎる感じは否めないし
警察や周囲の人間がもう少し彼のことを疑ってもいいように思う。

まあ、それだけ彼の芝居がうまかったという解釈も出来る。
事態がうまく運びすぎると退屈に感じて「自爆」しかけるあたりが実にリアル。
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町づくりについて

2008-12-18 01:04:52 | Weblog
くもりときどき雨。傘はいらず。

小林信彦「昭和の東京、平成の東京」を再読。

故郷の町が偶然にも首都だというのは因果なことだ。
次々と現れる田舎者が作り出す「流行」が町を殺す。

その中で辛うじて古い町並みを保ちながら生き延びる場所もあるけれど
かつて原っぱや地面だったところに高層ビルが立ち並ぶことが多い。

個人的にも新幹線から眺める品川の姿の変わりように驚いたことがある。
空間のほとんどがビルで埋まっていて他に何も見えないのだから。

21世紀に高層ビルを建てることの愚は
建設バブル後のドバイを見なくてもわかることだろうに。

仕事がないから遊び場がないから人は都会に集まる。
自分の町にそれらを作ろうという発想があってもいいはずなのだけれど。

もっともそれぞれの故郷の町は
そこに住む人々の因循姑息を体現しているようなところもあるのだろう。

遊び場といえば町にひとつしかなく(イオンやその類い)
週末に車で出かけるしかないような生活はまるで「収容所」だとも思える。

長い目で町づくりをするという「ゲーム」が
そろそろ本格的に行われるべきだと思うのだが如何。
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筋道を残すということ

2008-12-17 01:24:16 | Weblog
晴れ。暖かい。

小林信彦「小説探検」を久方ぶりに読む。

これはどこかで文庫になっているのだろうか。
「小説世界のロビンソン」はなっているのだからこれもと思うのだけれど。

15年前に書かれてはいるものの
おそらく今でも著者が提出した同じ課題が残されたままのはず。

ある時期以降小説を読まなくなっているので
とりあえずパトリシア・ハイスミスを読んでみよう。

いわゆる「論争」が蓄積されないままになりがちな日本で
著者はひとりで「体系」を作って「最低限の常識」を表しているのがすごい。

まともなものがなぜか日陰の道を歩まされるのだから
これくらいのことをしないとダメなのだろう。

やれやれ。
ついでに谷崎潤一郎も全部読み返すべきか。
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イメージの嘘を打ち破るということ

2008-12-16 01:31:34 | Weblog
晴れ。風が冷たい。

小林信彦「回想の江戸川乱歩」を読む。

作品から私生活も怪しげだと思われた作家の
常識人であり大人でもあった姿を描いた作品。

著者には珍しい弟・小林泰彦との対談、二つのエッセイ、
そして事実を元にした小説という三部構成。

よく考えたら最近作「日本橋バビロン」の構成に似ているのが面白いところ。
「立体的構成」にこだわるとこうなるのか。

小説の文体が神経過敏を思わせる凝縮ぶりなのも珍しい。
ヒリヒリするような肌ざわりがリアルに感じられる。

呑気に暮らせる自分はありがたいと、また思う。
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