退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「算数と誤植あるいは『脳内ひきこもりの害』」について

2016-05-28 02:49:19 | Weblog
晴れ。スーツの足が焼けるような日差しの強さに驚く。

国元東九郎「算数の先生」を読む。

学校を舞台とした物語込みの算数のあれこれ。
数列も出てくるので「中学受験レベル」と思えばいいか。

ただしそこにアラビア数字の使いやすさやアルキメデスの逸話、
あるいは横綱谷風と絵師円山応挙の話が出てくるのが「余裕」のあるところ。

練習問題と解答もあるので「腕試し」にいかが。
子どもたちは計算の「工夫」を覚えると役に立ちそう。

本切れで宝島社「VOW王国 ニッポンの誤植」を古本屋で買って読む。

雑誌・チラシ・マンガ・看板の誤植を集めた内容で面白いかと言われると微妙。
まあ学生が面白がるものだと思っていい。

あとはそれに対するツッコミ方によって変わる要素が大きく。
一時期ダウンタウンが関西芸人たちとやっていた「写真を見てひと言」パターン。

とりあえず1時間ほどのヒマつぶしにはなった次第。

知り合いの若い女子は何やら調子が悪そう。
原因はどうやら「親子関係」らしいのだけれど。

子どもに親は選べず当面経済力もないので環境を変えることは不可能。
その前提に立てば「力をつけるしかない」と言っておく。

あとは残念ながら大した判断力もない自分の脳に「ひきこもる」より
身体を頼りにした方がいいことなど。

何事かが「できない理由」を百万言費しても無駄なので
「できること」を確実に積み重ねることも。

「眠れない」なら「起きていること」。
やがて確実に眠くなるから。

「食べたくない」としても食べること。
例えばスポーツ選手や力士が「仕事」としてそれを行うように。

もちろんそれらの症状が重くなれば医者に行かなくてはならないけれど
「気分」だけを優先させて生きるのはどうかなどと敢えて軽く。

「気分」はやがて変わるもの。
その前に「楽しいこと」に集中できれば。

実は自分が敢えて「不快なもの」ばかり探していたりすることも覚えておきたい。
その「おかしさ」に気付けば「世界は変わる」のも事実。
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「望ましい基本的な態度あるいは息苦しさより『クッション』を」ということについて

2016-05-27 04:02:33 | Weblog
『くもり。湿気が多い。

福田恆存「人間の生き方、ものの考え方 学生たちへの特別講義」を読む。

講演だけにスラスラと読み進める。
「基本姿勢」をきちんと教えてくれる内容。

著者が健在だったら現在をどう見るのだろう。
「ずいぶんあさましいことになったな」と思うのではないか。

何年か前「なぜ人を殺してはいけないのか」という問いに満足に答えられなかった大人たちよ。
ここにその問いと答えを考える上での材料があることを知ろう。

「歴史に教えられること」についても同様。
「現在もしくは未来」から何事かを判断する過ちを忘れずに。

「わかりあえない孤独」から「愛する気持ち」が生まれる「事実」も。
コミュニケーションをする上での「作法」だと思いたいところ。

「おれはペシミスティックなオプティミストだ」というのにふむふむ。
「心ある者」はその点に大いにうなずくはず。

自分の寿命の先を見据えることの大切さを思い出そう。
それくらいの「時空感覚」がないとおそらく「いいもの」は育たないはずだから。』で昨日も寝る。

くもりのち雨。蒸す。

デイヴィッド・ライアン「膨張する監視社会」を読む。

以前から図書館の棚でちょいと気になっていた本だけれど
予想通り読みにくく微妙。

徹底的な「人種区分」がもたらすマイノリティーへの差別の増大と固定化。
「カード・カルテル」と言われるセキュリティ産業の寡占化による権力の肥大。

あるいはデータ処理のミスによる「誤った拘束」があり続けることなど。
どうにか理解はしたもののもっと整理して簡潔に書ける内容のはず。

一見異なるようだが「逃げ場のない『郊外』の息苦しさ」に似ている。
どこかに「悪場所」を作っておかないと人はのんびり生きられず。

「コードもしくはプロトコル」は文字通りの「杓子定規」。
やはり「テロリストを生み出す土壌改良」をきちんと考えたいもの。

疫学における「予防原則」は好ましいものの
防衛におけるそれは「疑心暗鬼」を募らせるのみなのは明らかだろう。

いずれにせよ必要以上に人を追い込まずに済む「環境」の整備を。
「わかりやすいもの」ばかりに頼る前に「世界の複雑さ=デタラメさ」を押さえよう。

もっと世界に「クッション」を。
おそらくそれは「他人を裁くこと」より重要。
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「付き合いたい『お洒落』とそうでもない『お洒落』」について

2016-05-25 01:59:29 | Weblog
晴れ。やや蒸す。

田家秀樹「永遠のザ・フォーク・クルセイダーズ 若い加藤和彦のように」を読む。

7年前に亡くなった音楽・ファッションのリーダーについて語るのは
きたやまおさむ、坂崎幸之助、松山猛、小原礼、尾崎亜美、高橋幸宏、杉田二郎、泉谷しげる。

子どもの頃に聞いた「帰ってきたヨッパライ」が懐かしい。
イムジン河」「悲しくてやりきれない」も同様。

サディスティック・ミカ・バンド「タイムマシンにお願い」はもはや「古典」。
boys&girls」もカッコよかった。

じっくり付き合いたい向きには「晴天ライブ」など。
後年には坂崎との「和幸」もあった。

泉谷しげるの「自殺なのか自死なのか」という問いが印象に残る。
これほどの才能の「終わり」としてはいささかさびしいものの。

それでも音楽は残る。
坂崎幸之助の「スゴさ」にあらためて気付いたことを付け加えておく。

出石尚三「男のお洒落99」を古本屋で見つけて読む。

ファッションには全く興味がなく「猥褻物陳列罪」にならなければいいだろうという程度の認識。
あるいはとりあえず「煤けてないこと」を意識するくらいなのだけれど。

「知らない世界のルール」をちょいと覗き見したくてという感じ。
なるほどあれこれあるものだと思うことしきり。

股上の深いズボンの履き方にふむふむ。
理解はできるもののこの種の「嗜み」には今後もご縁がなさそう。

だってめんどくさいんだもの。
それがいけないのだと言われたらそれまで。

ここでも「ご縁」がないのだと思うのみ。
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「色とりどりの役者たちと噺家あるいは似顔」について

2016-05-24 02:58:20 | Weblog
晴れ。一気に真夏の暑さ。

矢口由紀子構成・文「夢で食えると思うなよ 役者・演芸人プロ図鑑」を読む。

元々はBSでやっていた「柳家喬太郎の粋ダネ!!」という番組から。
メンバーの選び方がシブい。

石井愃一、樋浦勉、不破万作、山下容莉枝、阿知波悟美、木野花、石田太郎、
志賀廣太郎、渡辺哲、米倉斉加年、高橋昌也、三谷昇、白石加代子、山崎銀之丞、

加藤健一、平田満、六角精児、山本龍二、菅原大吉、川原和久、中原丈雄、
中丸新将、今井朋彦、山西惇、笑福亭鶴光、柳家さん嬌。

名前からだけで全員の顔が浮かべば大したものというラインナップ。
いちおう全員知ってました、うふふ。

タイトルは鶴田浩二がNHKのドラマ「シャツの店」で共演した平田満に言った言葉。
「役者で食べていこうなんて思っちゃいけないよ」というのがオリジナルらしい。

その意味は「生業ではなくて、好きなお芝居をできているだけでいいんだから」。
「好きという根本」を押さえるとやはりそういうことになるのねと思った次第。

鶴田浩二というとどうしてもヤクザ映画を思い出しがちだけれど
小津安二郎「お茶漬けの味」(’52)に出ていることも覚えておこう。

個人的には「街のサンドイッチマン」が好きだったり。
歌手でもあったことも忘れずにいたいもの。

さて。

柔道の「野獣」松本薫と「ゲスの極み乙女」のほないこかの顔が似ているのに唐突に気付く。

前者は線が硬く後者は柔らかいという差はあるものの
どうやら「同じ系統」であることは否めないはず。

おそらく写真で比べてはダメで(もちろん「似ている瞬間」を撮ることはできるけれど)
表情の動きの中で比べるとよりうなずきやすいかも。

そういえば「ブラックリスト」終了後に始まったドラマ「トランスポーター」では
主人公が「アクを抜いたハーヴェイ・カイテル」。

映画同様にタルコニ警部フランソワ・ベルレアンが出ていたのにふむふむ。
ただし内容はあまり面白くないのが残念。

情報のプロであるカーラとメカニックのディーター、
そして主人公を追うジュリエットが「味付け」のようだが今のところさほど魅力なし。

初回から裸かよと思うのみ。
シナリオのつくりがいかにも雑なのが「意図的」であるなら幸いといったところ。
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「趣味に生きることあるいは自分に都合のいいこと」について

2016-05-23 01:47:52 | Weblog
『晴れ。今日も上着を持ってでかける。

「植草甚一コラージュ日記」を読む。

今からちょうど40年前のあれこれ。
当時の若者たちから「趣味に生きること」を賞賛された著者の日記。

まだまだ海外物が手に入りにくかった時代にここまで「淫した」のがスゴい。
「不機嫌な時代」から一転「若者受け」するようになったのは「時代の流れ」。

高平哲郎はこのあたりからすでに関わっていた模様。
ジャズにのめり込むキッカケでもあったというのにふむふむ。

この種の人物は現代にもいるのだろうか。
おそらくジャンルごとにバラバラになっていると予想するものの。

マル激でNコメを観る。

「冤罪」に端を発したはずの「検察改革」が
「可視化」に踊らされてむしろさらに冤罪を増やすであろう体制になってしまった事実よ。

証拠を捏造した検察の「過去」はすでに忘れ去られたのだろうか。
マスコミが法案成立やその内容を報じないために人々の関心を集められぬまま。

「部分可視化」は「自らに都合のいい部分だけを可視化できる」のだから
どう考えてもダメなのは明白なはず。

どうやらそれさえも「進歩」だと捉えるくらい「警察権力の壁」は厚いようで。
被害者である村木厚子や「それでもボクはやってない」(’07)の周防正行が「正当化の材料」にされ。

おまけに盗聴が許される「オマケ付き」ときては。
このデタラメぶりは相変わらずの「底抜け脱線ゲーム」。

「莫迦の執拗さ」に「普通の人々」が対処できない現実。
「世はいかさま」だと何度でも繰り返しておく。』と書いて昨日は寝る。

石川弘子「あなたの隣のモンスター社員」を読む。

社会保険労務士である著者が出会ったさまざまな「モンスター社員」について。
結局「モンスター○○」とは「自分の『不満』を他人のせいにする人々」。

救急医療にたずさわる看護師でなくとも「叫ぶ部屋」は必要なのはわかるとして
それはあくまで「誰もいない閉ざされた部屋」で行われるのが通常。

「王様の耳はロバの耳」が懐かしいけれど
それを堂々と人前でやって全く相手の都合を考えないのが特徴。

「めんどくさい人」には関わりたくないという些細な気持ちが
巡りめぐって「社会的コスト」に変わる一例とでも言えばいいのか。

「知性あるいは理」を尊重しないという価値観が生み出すあれこれよ。
「経済もしくは数字」に表れない「謙虚さ」を身に付けたいもの。

そして何より誰もがもっと安楽に暮らせる社会を。
そこに集中的に「知恵」を注ぎたいと思うことしきり。
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「恣意的であることと出来るだけそうでないことの可能性」について

2016-05-21 02:25:05 | Weblog
『晴れ。気温は高いが暑さはあまり感じず。

小松美彦「生権力の歴史 脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって」を半分読む。

われわれの生命と身体が「臓器移植」のためだけに
法という「権力」によって奪われる「現実」よ。

「死んだとみなすこと」によって「臓器の新鮮さ」を維持するために
「生きている反応」を抑える薬が注入される酷さときたら。

「植物状態」が「反応できないだけ」のことだったり。
その種の実例を無視して臓器を取り出すのは「ナチス以上の犯罪」かもしれず。

「精神と肉体の二元論」がいたずらに脳機能の過大評価を生み出し
その「あいまいな機能停止」を「死」だとする過ちに愕然とするのみ。

本来「自己決定」できるはずが「家族の同意」によって遮られることにも。
「臓器移植システムと法」によってわれわれの身体は「商品」になってしまい。

「尊厳=犯してはならないもの」だとすれば
身体と精神ともに含めた「存在」を何事かの「恣意」によって振り分けてはならないはず。』

と書いて昨日は寝る。

晴れ。このところ行きは上着を持って歩く。

「生権力の歴史 脳死・尊厳死・人間の尊厳をめぐって」読了。

「人間の尊厳」を基本とした「線引き」によって
「生きるに値する人とそうでない人」が生まれる恐ろしさ。

結局は「経済原理」が顔を出すのも同様。
費用がかさむならいっそここでこそ「クラウドファンディンング」を。

限られた難病あるいは「植物状態」の子どもたちの「知り合い」になり見守ることで
われわれが新たに知ることはたくさんあるはず。

例えば「健康であること」のありがたさや自分の悩みの取るに足りなさなど。
おそらく「世界が違って見えてくること」は確かで。

きっと多様な人々がいることの意味が身に沁みるのではないか。

さてその一方。

「臓器移植」をしなければ死んでしまう人々がいることも事実。
それを可能にした技術を敢えて無いものにするのも無理筋だとして。

ただしそのために「死」を決めるのはやはりどこか違和感があり。
少なくとも「もっと好ましい同意」を築くための議論が必要か。

互いに反発するだけでなくさまざまな考え方を丹念に吟味する態度が重要ではあるけれど。

いやはや難しいこと夥しいかぎり。
この「困難」は「適切に分割」できるのだろうかと思うと何とも心許ない。
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「資源としての人あるいは解けない『昭和幻想』」について

2016-05-19 02:16:08 | Weblog
晴れ。程よい日差し。

大沢真知子「女性はなぜ活躍できないのか」を読む。

「女性の離職による人事育成コストのロス」を避けるため昇格機会の差をつけていることが
皮肉なことに「女性の離職や管理職候補の減少」を生み出している模様。

要は仕事をしたくて能力があっても
待遇への不満から職場を去る女性たちが少なくないらしい。

現在の女性キャリアたちが長時間労働かつ未婚・晩婚を強いられているので
女性は職場で暗黙のうちに「結婚か仕事か」を選ばされることも。

出産から仕事に復帰しても以前とは違う職場につくことになり
「やりがい」が失われてしまうことなど。

いずれにしても「男は仕事、女は家庭」
あるいは「長時間労働」を「生産性の低さ」だと見られない「昭和幻想」のせいか。

基本は男性たちが「働き方」や「考え方」を変えないとダメなことは明白。
「仕事以外に何もできない人生」のいびつさについてあらためて考えるのがよさそう。

桐野夏生へのインタビューの内容が興味深く
「最終的には知性の問題でしょうね」「淡々と生きられればそれがいいんです」というのに納得。

いずれの世界でも「劣化の激しさ」は止まるところを知らず。
「子どもを持つこと」が「リスク」でしかない「貧しさ」を噛みしめよう。

「安い物」だけを求める消費はむしろその商品を生産している労働者たちを追い詰めるのみ。
実は「それなりの対価」を支払うことが重要なことを知っておきたいもの。

その労働者たちの消費がさらに貧しくならざるをえないという「負のスパイラル」よ。
「シングルマザーの貧困」も気になるところ。

どうしてこうも貧しく成り下がったのかと思うと
「資源としての人」を育てることに無関心だったからだと思うのだが如何。
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「いささかの数学あるいは学習能力」について

2016-05-18 01:56:45 | Weblog
晴れ。暑さはそれほどでもなく。

イアン・スチュアート「数学ミステリーの冒険」を読む。

シャーロック・ホームズをもじった物語と並行した数学のあれこれ。
直角二等辺三角形と残りが75°と15°の直角三角形を斜辺で合わせた「万能タイル」が素敵。

全部で13種類の模様ができるのに驚く。
どうやらもっとあれこれできるものもある模様。

その他には「デジタル立方数」とか。
「153」は「1の3乗+5の3乗+3の3乗=1+125+27=153」になったり。

あるいは1×8+1=9 12×8+2=98 123×8+3=987 1234×8+4=9876というものも。
左辺は1、2、3、4で右辺は9、8、7、6という具合。

有名なインドの数学者ラマヌジャンが
「1729」という数を聞いて「1729=1の3乗+12の3乗=9の3乗+10の3乗」だと言ったことなど。

この手のものに興味のある向きは是非。
「論理パズル」が面倒だとしても「答え」が付いているのでOK。

個人的にはいささか「荷が重い」ものも少なくなく
面白がれる程度に限界があって残念。

というわけでもっと簡単なものを少々。

「256」は何の2乗かを考えるときに。
「10の2乗=100」で「20の2乗=400」だから「256」は「11から19までのどれかの2乗」だとわかる。

「一の位の数の2乗」は他に影響されないまま残ることを思うと
「2乗してひとケタが6になる」のは九九を思い出せば「4×4」か「6×6」のみ。

「256」は「100と400の間」で考えるとやや「400寄り」なので
「14」ではなく「16」を選ぶと16×16=256だと確認できる次第。

この種のことは計算さえできれば実は誰にでもできるはずの「推測」。
もっともインド人は11から19までの2乗のかけ算を九九のように覚えているらしい。

「推測」でも「知識」でも迫り方は構わないのだけれど
いずれも使えない人々が増えている予感がするのは気のせいか。

さて。

繰り返すが今回の熊本の震災で相変わらず問題になったのが支援物資の需要と供給のギャップ。
なぜここに「POSシステムに似たもの」が導入されないのだろう。

PCもしくはスマホがあれば各避難所に必要なものを一括するのは簡単なはず。
あとはそこに一括した供給をもたらすのみ。

今のうちにそうした「システム」を完成させておいて次の機会に備えたいもの。
せめてわれわれには「学習能力」があると思いたいから。
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「スタイル」について

2016-05-17 02:59:14 | Weblog
くもりのち雨。やや風が吹く。

細野晴臣・鈴木惣一朗「とまっていた時計がまたうごきはじめた」を読む。

細野晴臣の名前を初めて知ったのは確か
ティン・パン・アレイとして荒井由実のバックにいたライブを録音した時。

ユーミンは松任谷正隆との結婚が決まった頃で
「スーパー・ベース、細野晴臣氏」と紹介していたはず。

当時はもっぱらユーミンの世界に惹かれるのみで
「はっぴいえんど」も知らず後にYMOで再会。

「散開」というのはオシャレだと思いつつソロ活動もノータッチ。
中森明菜「禁区」や松田聖子「ガラスの林檎」、映画「銀河鉄道の夜」に接したくらい。

戸川純の「玉姫様」や安田成美「風の谷のナウシカ」
山下久美子「赤道小町ドキッ」なども。

その後は清志郎と坂本冬美との「HIS」の制服姿か。
「夜空の誓い」「パープル・ヘイズ音頭」などが懐かしい。

今にして思えばミュージシャンというより作曲家として「お付き合い」があった模様。
ずいぶん偏ったかたちではある。

「オリジナルよりかつての名曲の存在を知らせたい」と思うのにふむふむ。
独特の低い声も相変わらず素敵だけれど。

とりあえず「終わりの季節」を載せておく。
「身体をポカポカさせるやさしい日差し」のような曲。

「肝心なこと」を思い出させるような。
「伝えること」の大切さとでも言ったらいいのか。

この「スタイル」には大いに共感する。
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「わからないことと『現実』に対処すること」について

2016-05-16 02:50:39 | Weblog
晴れ。歩くだけで汗ばむ。

昨晩は久方ぶりの老舗バー。

何かがたまっていたようでボトルを半分ほど空けてしまう。
その後どうやって帰宅したかは不明のまま。

目覚めて右手と唇に擦り傷があるのに気付く。
ちょいとアスファルトに恋した模様。

あるいは壁か。
まだ「パワー」が余っているらしい。

エリザベス・キューブラー・ロス「『死ぬ瞬間』をめぐる質疑応答」を読む。

立花隆が著者を一時期紹介していたのもずいぶん前のこと。
誰にも経験を語れない「死」はある意味で「永遠の謎」。

結局それぞれに対処するしかないのは事実。
できれば「余裕」のある状態で迎えたいものだとは思いつつ。

福井祐輝「ストーカー病 歪んだ妄想は止まらない」を読む。

「ストーカー」を「病気」として捉え
「加害者を治さなければ被害は食い止められない」という内容。

「脳の異常」もあるけれど「荒れた交際」が刺激したりも。
SNSによる「コミュニケーション」の「いいかげんさ」も同様に。

「世の中が『ジャングル』であること」をあらためて思い出した次第。
「出会い」が好ましいものばかりではないことを覚えておこう。

NHKスペシャル「天使か悪魔か 羽生善治 人工知能を探る」を観る。

「AI=artificial intelligence=人工知能」はここまで来たのか。
「ありうるすべての場合」を考慮するより「よいパターン」を覚える方がいいという「当然」。

ただし人工知能が「暴走」する危険はあり。
それをどう抑えるかわれわれの「知恵」が試されるのかも。

マル激を観る。

「チェルノブイリ法」という先例がありながら
いたずらに「誰のためかなのか不明な『復興』」が進められるという「現実」よ。

繰り返すがメルトダウンした原発の「現状」はいまだにわかっておらず
5年たった今でも避難民は少なからず。

「オリンピックのアリバイ」であるかのように一部分だけがそれらしく「元に戻される」。
どうにも「現実」に対処できないわれわれの姿が浮き彫りに。

甲状腺ガンに関するデータについての「誤った解釈」もあったり。
現在の調査ではデータそのものをきちんと取ることも難しかったり。

いやはや。

「まともであること」がかくも困難であるような世界で
どうにか生き延びるためには相当な「胆力」が必要。

曰く「世はいかさま」。
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