退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「免疫のあれこれとシェイクスピア俳優が撮った映画あるいは思いがけない襲撃事件」について

2022-11-30 02:48:52 | Weblog
雨。終日降る。

遠山祐司「免疫入門 最強の基礎知識」を読む。

「ウイルスと細菌の違い」に始まり。
「自然免疫と獲得免疫の詳細」に渉る内容。

ナチュラルキラー細胞、樹状細胞、マクロファージ、T細胞、B細胞などについて。
免疫グロブリンは「immunoglobulin」なので「Ig〇」という形で表され。

「自分以外のものに対する拒絶」が「免疫システム」だったり。
もっともアレルギーではそれが必要以上に敏感になってしまい。

「舌下免疫療法」の紹介なども。
ただし3年くらいかかるらしいので気長に。

「最強の基礎知識」かどうかは素人ゆえ判断しかねるものの。
知っておいていいことがたくさん書かれていることは確か。

ケネス・ブラナー「エージェント・ライアン」(’14)を観る。

かのシェイクスピア俳優はこんな作品を監督していた模様。
クリス・パインの「ジャック・ライアン」はちょっと「軽い」あたりがいいかも。

「ウェールズの血」を引くキーラ・ナイトリー(かつては「レイ」)が婚約者で。
「患者と看護婦」というありきたりな関係が発展。

ロシアが仕掛ける「謀略」を元海兵隊で分析官の主人公が防ぐお話。
ケヴィン・コスナーとコルム・フィオールが脇を支え。

前半はやや緩いが肝心の後半の盛り上がりはなかなか。
香港系イギリス人ジェンマ・チェンの姿は悪くない。

ロシアの内務大臣にかのバレエダンサー、ミハイル・バリシニコフが。
「愛と喝采の日々」(’77)や「ホワイト・ナイツ」(’85)が懐かしく。

監督は「ロシアの悪玉」としても登場。
あの何とも言えない顔が素敵。

それとは別に。

宮台真司が大学内で暴漢に襲われる。
命に別状はないとはいえ。

今回の事件に関して彼は何をどう語るのだろう。
とりあえず回復と復帰を待つのみ。
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「『地球温暖化』の現実を知らせるセンスのなさと『英国』を目指した米国監督の残念さ」について

2022-11-29 03:12:51 | Weblog
くもりときどき雨。傘なしだったがセーフ。

山本智之「温暖化で日本の海に何が起こるのか」を読む。

著者は「科学ジャーナリスト」だとのこと。
残念ながらその文章に「センス・オブ・ワンダー」はなく。

サンゴは北上もしくは死に絶え。
従来獲れていた魚たちは居場所を変えるという「当然の結果」が。

「寿司ネタ」がなくなるという「オチ」が何ともはや。
おそらくは「読者サービス」のつもりだろうがそのセンスは微妙と言うよりなく。

「ブルーバックス」だからこそもっと素敵な内容を望みたいところ。
人類がもたらした「現実」に生きものたちは「対応」するのみ。

われわれは「獲れなくなった魚たち」を食べなければいいだけのこと。
本気で温暖化を止めるつもりはあるのかと思うのみ。

ライアン・ジョンソン「ナイブズ・アウト」(’19)を観る。

これまた副題はどうでもいいのでカット。
本作はどうやらアガサ・クリスティー原作映画を目指した模様。

「ポワロ」がダニエル・クレイグでは残念ながら「役不足」。
マルタのアナ・デ・アルマスはキュートだけれど。

ジェイミー・リー・カーティス、マイケル・シャノン、
ドン・ジョンソン、クリス・エヴァンス、トニ・コレットも「雰囲気」を出し切れず。

ハーランのクリストファー・プラマーと祖母のK・カランは文句なしにOK。
ワグナー巡査のノア・セガンの「コメディ・リリーフぶり」もなかなか。

「ミステリ」としての脚本は悪くないものの。
この種の作品は「俳優の醸し出す雰囲気」が重要なので。

M・エメット・ウォルシュを出しているのにそれを活かしていないところも気になり。
残念ながら「失敗作」。

少なくとも「ダウントン・アビー」に出て来る俳優陣くらいでないとどうにも。
「英国を目指した米国の監督」は「肝心な部分」がわかっていない趣き。
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「分析=損得で恋愛は出来ないことと『吸血鬼もの』の微妙な出来あるいは『運命が変えられない現実』とダメなわが国」について

2022-11-28 03:39:24 | Weblog
晴れ。今日もおだやか。

リーヴ・ストロームクヴィスト「21世紀の恋愛」を読む。

副題に「いちばん赤い薔薇が咲く」。
何となく借りてみたらスウェーデンのマンガで。

「恋愛を分析したら恋愛は出来なくなる」という内容。
「消費」という形式で「相手を取り換えるだけ」になると。

「コミュニケーションの不可能性」はすでに言われて久しく。
いずれ「自分が『神様』になるだけ」なら貧しいだけだけれど。

ダニエル・エスピノーサ「モービウス」(’22)を観る。

血液の病気で寿命が長くないふたりの男子は仲よくなり。
マイケルはノーベル賞を拒否し法を犯して治療法を求めマイロは彼に研究費を提供し。

吸血コウモリの遺伝子を使うことで前者は実験に成功するものの。
その「副作用」がもたらす影響やいかにというお話。

マルティーヌのアドリア・アルホナはほぼ「刺身のつま」。
結局「男子ふたり」がメインに。

空間を自在に移動するシーンでは「水に溶ける絵の具」のような描写など。
冒頭とエンドロールに出て来るそれは「昔のコンピューターグラフィック」で古い。

FBI捜査官のふたりが案外いい感じ。
「続編へのつなぎ方」も「お上手」。

トニー・ディーン・スミス「タイムリーパー 未来の記憶」(’19)を観る。

断片的に未来を見ることの出来る男は好ましい女と出会い。
彼女が死ぬことになる未来を変えようとするのだがというお話。

「過去の自分と現在の自分の交錯」というのはよくある話。
「時空を超えることが可能な薬」という設定でそれがもう少し複雑になる次第。

主人公の男女ふたりがいわゆる「美男美女」でないのがポイント。
要は「現実に近い」ということ。

「辻褄の付け方」がうまいのにふむふむ。
とはいえ「運命は変えられない」というメッセージがいささか強すぎるような。

ある種の「環境」にいる人間たちにはそうなのだと言いたい模様。
「そういう現実がある」のだという理解をしておく。

さて。

母親に付き合って観たくもないワールドカップの日本vsコスタリカ戦を観てしまう。
Jリーグ発足から30年経ってこのザマかと思うと何だか。

ドイツに勝った後のメディアの浮かれぶりは「大本営発表」と変わらず。
「選手たちの過去」をいたずらに「物語」にするパターンは「爆弾三勇士」か。

相変わらず「後ろ向き」でしかプレーできない現実よ。
「トラップとパスの不正確さ」がどうしようもなく。

相手が「引いて守る」のがわかっていたのなら前半から「超攻撃的な布陣」にしたら。
そこで点を取って後半は守るというのが「戦略」だったのではないかなどと。

「違う相手に同じ戦法を取ってしまう間違い」があったような。
いずれにしてもこのレベルでは「世界のトップ」とは到底戦えない。

「海外組」が活躍出来ているのは実は「周囲がきちんとしているから」。
それくらいに思っておかないと今後も多くは望めないかも。
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「何ととも微妙なアラビアンナイトとアメリカ保守派のインチキあるいは『上品なホラー映画』」について

2022-11-27 02:51:55 | Weblog
晴れ。おだやか。

「完訳 千夜一夜物語7」読了。

「漁師ジゥデルの物語または魔法の袋」は「兄弟間のいざこざ」。
「アブー・キールとアブー・シールの物語」も似たようなもの。

「三つの願いごと」が笑わせる。
結局「陰茎の大きさ」かいと。

「白にもいろいろ」は卵の白身を精子に見せかけるトリックなど。
妻をさんざん殴って「ごめんなさい」で済む感覚が微妙。

「陸のアブドゥッラーと海のアブドゥッラー」は終わりが淡白。
どうやら話者の息が切れた趣き。

先週見なかったマル激を観る。

根拠があろうとなかろうと「way of life」を譲らない保守派に対して。
リベラルは「普遍」に至らず「解放の対象」によって協働出来にくい「仕組み」も。

中絶に関するアメリカの世論は「権利保護」なのに最高裁がそうでない判決を下したことなど。
あくまで「命」を大事にするなら少なくとも「特別養子制度」が必要で。

「ロー・ウェイド判決」が「徐々に崩されていった歴史」を知っておこう。
そもそも「連邦による『押し付け』」はかの国の「成立事情」とは異なり。

「United states=連邦=国の連合」だというかたちだから。
ただし「州ごとの正しさ」を尊重すると世論の多数とは意見が合わず。

かつては党派を問わずに「合意」があったものの。
いたずらに「政治問題」にされてそれが不可能になっている現実など。

中絶を権利として認めた上でそこに「追いやられる人々」に対してはケアをと。
この「共通感覚」が「常識」になってもらいたいもの。

ジェイムズ・ワン「死霊館」(’13)を観る。

本作は「上品」。
いたずらに観客を驚かせる「ホラー映画」ではなく。

家族を脅かす存在がいてそれを助ける存在もいて。
後者の妻が「命を削って」いたりする。

「バチカンのエクソシスト承認」が「事後承諾」になる展開も好ましく。
「事件は現場で起きているんだ」ということで。

「困った事態」が起きたらすばやく「対応すること」の重要さをあらためて。
「科学的に説明できる例」を事前に描写するあたりの工夫もなかなか。

この種の事例はむしろ「サイコキネシス」を持った人の起こしたことと解釈したら面白いかも。
悪魔のせいにしたい向きはどうぞ。

宗教であろうと科学であろうと「同じこと」。
「全面的に信じること」は「あやうい」だけ。
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「案外飽きないパターンあるいはキュートな先生と子どもたちが『ダメ男』を救う映画」について

2022-11-26 02:31:14 | Weblog
晴れ。乱れたひこうき雲が空に。

「完訳 千夜一夜物語7」を半分くらい読む。

「黒檀の馬奇談」は「機械仕掛けの馬」が縦横無尽に空を飛び。
「女ぺてん師ダリラ」は「ペテン師同士の騙し合い」。

相変わらずの「美男美女とずる賢い老婆」など。
案外飽きないものだと思うことしきり。

本シリーズもようやく半分。
これまた明日読了予定。

このペースだと全巻読了は来年の初めになりそう。
今からどのように終わるのかが楽しみ。

エイブ・フォーサイス「リトル・モンスターズ」(’19)を観る。

ケンカばかりしている恋人に浮気される冴えないミュージシャンのデイヴ。
姉の元に行き甥のフェリックスの世話をする中でキャロライン先生と出会いというお話。

ルピタ・ニョンゴが観たくて。
作品そのものは「ホーム・アローン」(’90)のような。

ただし襲ってくるのはドジな強盗ではなくゾンビだったり。
「幼稚園児たちのアイドル」テディ・マクギグルの「正体」が描かれたり。

各種のアレルギーを抱えつつ「ダースベイダー」になって活躍するフェリックスがキュート。
彼にはすでに「可愛い彼女」がいて。

テイラー・スウィフト「shake it off」が繰り返し歌われ。
ハンソン「MMMBop」が懐かしく。

ニール・ダイアモンド「Sweet Caroline」「Lady Magdelene」も。
「ダメ男を救うための大仕掛けの物語」だと言っておこう。
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「さまざまなカエルたたちの姿と『ワンダーウーマン』という『生きもの』」について

2022-11-25 03:06:45 | Weblog
晴れ。やや風が吹く。

文・海老沼剛 写真・川添宣弘「爬虫・両生類ビジュアルガイド カエル①」を見て読む。

コノハガエルの擬態が生まれた途方もない年月を思う。
ニホンアマガエルのシンプルな美しさよ。

イエアメガエルのホーロー質な色。
カザリシンジュメキガエルはまるで金平糖。

イシカワガエルやマダラスキアシヒメガエルは迷彩服を着て。
サビトマトガエルの朱色もあり。

生きものの多様性とその素敵さをあらためて。
詳細はそれぞれの検索におまかせすることに。

パティ・ジェンキンス「ワンダーウーマン」(’17)を観る。

コニー・ニールセンの女王を母としロビン・ライトの将軍を叔母とする主人公。
主演のガル・ガドットはイスラエルの女優だとのこと。

本作は141分と長く特に前半を削ればもっとシャープに。
クリス・パインのトレヴァーとのやりとりを縮めて。

サミーア、チャーリー、酋長のトリオはいい感じ。
秘書エッタ、ルーシー・デイヴィスの「英国風味」もなかなか。

人間たちの愚かさを証明したいゼウスの息子アレス。
前者を擁護するワンダーウーマンの姿にふむふむ。

「愛が大事」というのがメッセージ。
「回想形式」になっているのも覚えておこう。
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「ラテン語に関する個人的な記憶とあれこれあるいは『インファナル・アフェア』の監督のどうしようもない駄作について

2022-11-24 02:42:57 | Weblog
雨。夜遅くになって止む。

大西英文「はじめてのラテン語」を流し読む。

学生時代にラテン語の授業を取ったのだけれど。
結局一度も授業には出ず。

いちおう試験は受けたものの。
冒頭に「授業に出なかった者は落第」と言われた過去を思い出して。

本書は「初心者向け」としてはいかにも微妙。
如何せん内容が多すぎて。

「親切のつもりが仇になる」という典型的なパターン。
「あれもこれも」では追いつけなくなるだけ。

とりあえず「あれこれ身近なラテン語」の紹介をしておこう。

森鷗外の「ウィタ・セクスアリス=性的生活」、「ファミリア=家族」「ロサ=薔薇」、
「ディアボルス=悪魔」「カリタス=愛」「ジェミニ=双子」「テルマエ=温泉」、

「コギト・エルゴ・スム=我思う故に我在り」「エッケ・ホモ=この人を見よ」
「9月から12月」の「Sept=7」「Octo=8」「Novem=9」「Decem=10」だったり。

「メルセデス」「ボルボ」「アウディ」の外国車、
あるいはわが国の「カローラ」「クレスタ」「セルシオ」「インテグラ」なども。

英語をある程度知っていれば「同じ単語」もあり。
仏語の「基本的な文法」を知っていれば「同じようなところ」もありという次第。

アンドリュー・ラウ「カンフー・モンスター」(’18)を観る。

「インファナル・アフェア」シリーズの監督作品なので観てみたのだが。
香港映画の「ダメなユルさ」が満載でどこにも面白味がない。

冒頭は「ウルトラマン」あるいは「ウルトラセブン」のそれを思わせる映像など。
「グレムリン」(’84)の「ギズモ」に似た「招財」が可愛いだけ。

ここまでヒドイのは中国資本のせいだと邪推したくなる。
監督が「自滅」しただけかもしれないけれど。

相変わらずラストにはNGシーンが。
本作も「観てはいけないリスト」に載せることが決定。
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「世界的に見れば『小金持ち』で満足しがちなわが国の人々と『特殊な能力を持つ女子』を描くのが好きな監督』の作品」について

2022-11-23 02:39:51 | Weblog
くもり。おだやか。

山根節・牟田陽子「なぜ日本からGAFAは生まれないのか」を読む。

「看板に偽りあり」というのが正直な感想。
GAFAの歴史の紹介だもの。

おまけにトヨタが褒めてあったりもして。
もちろんそれも「ひとつの見解」ではあるけれど。

冒頭のナイキの話もふむふむと思いつつ微妙。
今さら本気で「学ぶつもり」があるのだろうかという疑問が先に立ち。

何よりわが国には「シリコンバレー」に相当する場所がなく。
積極的にベンチャーに投資する金持ちもいないのではないか。

要は世界的に見た時に「そこそこの金があればいい」という人々が多く。
「プラットフォーム」を変えようと思うところまでいかない模様。

ならばいっそ「地味にしあわせ」な道を選んだ方がよさそう。
とはいえそれが可能なのかと言われるとそこもあやしかったりするのがややこしい。

リュック・ベッソン「アンジェラ」(’05)を観る。

切羽詰まったどうしようもない男に天使=アンジェラが現れてというお話。
実は「誰かを救いたい人は自分が救われたい」のだという「事実」を忘れずに。

デンマーク出身のリー・ラムスッセンの魅力がなかなか。
ジャメル・ドゥブーズよりかなり背が高いという組み合わせもあり。

かの監督はこんな作品も作っていたのね。
「ロマンチック」が成立している内容。

どこかヴィム・ベンダース「ベルリン天使の詩」(’87)の香りがしないでもなく。
「フランス風」にしてみたつもりか。

監督はその後も「LUCY/ルーシー」(’14)や「ANA/アナ」(’19)を撮っていて。
そもそも「レオン」(’94)の監督でもあり。

もっとも本作はちょいと趣きが異なるか。
主人公が「特別な能力を持った女子」であることに変わりはないけれど。
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「基本的なメディア・リテラシーに関する本と映画の中だけなら爽快な銃の撃ちまくり」について

2022-11-22 02:30:39 | Weblog
快晴。今日もいい天気。

マーティン・ファクラー「フェイクニュース時代を生き抜く データ・リテラシー」を読む。

著者はブルームバーグ、AP、ウォール・ストリート・ジャーナル、
さらにはニューヨーク・タイムズを渡り歩きフリーになったジャーナリスト。

ある種の人々には「当然な心得」をあれこれ。
要は「情報源をあれこれ持った上で100%は信頼するな」ということ。

わが国のマスメディアが「権力の番犬」になっていないことは言わずもがな。
「記者クラブ」で特オチを無くしてリークを流すだけ。

朝日、毎日、読売、産経がいずれも部数を大幅に落とし。
日経だけが辛うじてデジタル化している模様。

ジジイの上司たちは自分たちが「逃げ切ること」だけを考えていて。
若い記者たちはこのままでは「未来などないこと」を知っておこう。

ラスト近くに紹介されていた映画はいちおう全部クリア。
若い頃は十分に理解していなかった「ブロードキャスト・ニュース」(’87)も挙げておく。

イリヤ・ナイシュラー「Mr.ノーバディ」(’21)を観る。

あまり期待していなかったのだけれど。
キャストの中にマイケル・アイアンサイドやクリストファー・ロイドの名前を見つけ。

これはひょっとするとと思っていたらやはり。
主演のボブ・オデンカークも悪くなく。

「男子の圧倒的な暴力性」も。
それが「悪玉」に向けられるなら悪くないかもというお話。

最後には妻のコニー・ニールセンも「この家に地下室はある?」などと。
主人公の異母兄弟RZAの登場の仕方もなかなか。

サンタ・エスメラルダが懐かしい「悲しき願い」のニーナ・シモン版が冒頭とラストに流れ。
パット・ベネター「ハートブレイカー」やサッチモの「What a wonderful world」。

あるいはエドウィン・スター「Funky Music Sho Nuff Turns Me On」もあり。
映画の中なら「銃の撃ちまくり」は爽快感もあってグッド。
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「昨夜のあれこれと英語教育あるいはアフリカに未曾有の文明がある映画」について

2022-11-21 02:35:55 | Weblog
くもり。深夜に降る。

昨日は仕事場での飲み会が久方ぶりに。

ワインと焼酎を飲んだものの事前にコンビニで買ったパスタを食べたのが功を奏し。
どうにか「遁走」せずに済んだのだけれど。

終電でギリギリに帰宅する予定が気が付けば乗り越し。
結局タクシーを拾うことに。

飲み会にはかつての同僚も来たりして。
「主催者の思惑」とは無関係にそこそこ楽しく。

「マスクありの顔」と「マスクなしの顔」の違いにいささか驚いたり。
お子の発熱のせいで来られなかったメンバーについては残念。

若い男子ふたりは互いに話すのみで枠を外に広げず。
「少数派」だったせいもあるやもしれず。

「初回」だからこんな感じでいいかといった趣き。
「インドア派の女子」がひとり行き場を無くしてしたような。

「座席の重要さ」をあらためて。
帰宅後はどうやら安心して爆睡した模様。

鳥飼久美子・斎藤孝「英語コンプレックス粉砕宣言」を読む。

わが国の「英語教育」は中学校の教科書を見れば「ほぼ死亡」なレベル。
そもそも「英語が出来ない人々」による「施策」があるせいで悲惨なことに。

「繰り返すことの重要さ」が失われて久しく。
何より「英語をきちんと教えられる教員の数」が足りず。

「母国語の理解」が十分でなければ英語のそれも同様に。
いたずらに「空疎な会話」を目指すのだからどうにもならず。

カーペンターズを聴けというのには大いに納得する。
少なくとも英語の歌を覚えて歌えるようになれば。

肝心なのは「ネイティヴ・スピーカー」らしい発音ではなく。
「語るに足る内容」を話せるかどうかだったり。

ライアン・クーグラー「ブラックパンサー」(’18)を観る。

本作にはシドニー・ルメット「ウィズ」(’78)以来の衝撃が。
「白人がひとりしか出ない映画」というのがなかなか。

主演のチャドウィック・ボーズマンの早逝が何とも悔やまれる次第。
ナキアのルピタ・ニョンゴのキュートさとオコエのダナイ・グリラの精悍さよ。

シュリ(韓国絡みの名前か)のレティーシャ・ライトも可愛く。
ズリのフォレスト・ウィティカーとラモンダのアンジェラ・バセットが脇を支え。

自国の優れた「文明」を秘密裡にしていたのだけれど。
それが「交通」によって全世界に放たれる内容。

彼ら彼女らの話す英語は実に聴き取りやすく。
それが「母国語でないから」ということを覚えておこう。

要するに。
「自信」があれば臆することなどないということで。

「ヴィブラニウム」という「万能の鉱物」の名前の付け方も。
いわゆる「ヴァイブス」という方面から来ていると思われるのでよろしく。
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