退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

偏りのある読書

2007-08-29 22:30:57 | Weblog
雨のちくもり。暑さなし。

斎藤美奈子「それってどうなの主義」を読む。

脂の乗った時期が過ぎたのか
内容が薄くなってきた感じでややツライ。

立花隆「滅びゆく国家」を読む。

中国侵略についての日本の歴史に関する話以外は
政治家の健康面と「陰謀説」に傾く嫌いあり。

香山リカ「テレビの罠」を読む。

「ぷちナショナリズム」「劣化した日本人」という命名が先走り。
印象批評よりもっと細かい分析がほしいところなのだが。

今現役の書き手で積極的に読みたいのは
橋本治と小林信彦と金井美恵子と蓮實重彦のもの。

新しいものはメンドくさいので
いいのがあったら教えてほしい。

あとは死んだ人とお付き合いする予定。
DVDはあれこれ観ます。
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時空感覚

2007-08-24 23:21:07 | Weblog
快晴。暑さに慣れる。

空き時間に喫茶店で読書しながら30分ほど眠り
仕事場に戻る。

明治期の探偵小説を読んでいたせいか
喫茶店にいたのがはるか遠いことのように思える。

何が「現実」で何が「非現実」なのかは
区別がつかないというのが「正解」だけれど。

夢うつつに暮らすのも
また楽しからずや。

久方ぶりに読み返した
谷崎潤一郎「秘密」のせいにしておこう。
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ここぞとばかりに

2007-08-22 23:17:37 | Weblog
快晴一時雨。

「傑作短編集 露伴から谷崎まで」を読む。

半分過ぎたところだが露伴の「あやしやな」と
作者不詳の「名人藤九郎」がいい。

明治の美文調は最初こそやや新鮮だが
途中からどんどんうっとうしくなってくる。

ローウェル・シャーマン「濁流」を観る。

ロレッタ・ヤングの「酒場女」の魅力と
スター以前のケイリー・グラントに注目。

五所平之助「煙突の見える場所」を観る。

よくも悪くも
「戦後強くなったのは女性と靴下」だという作品。

ながらでサッカー五輪代表の試合をチラチラ見る。

キックがまともに蹴れずヘディングを肩でして
トラップもまともにできずハンドしてしまう平山。

それをアップでおまけにスロー再生されては
彼としても立つ瀬があるまい。
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さまよう一日

2007-08-18 23:58:30 | Weblog
快晴。気温が下がったものの汗は止まらず。

ドトールで長谷川四郎を読む。
林不忘・谷譲次・牧逸馬の三つのペンネームをもった兄の弟。

大陸の茫洋とした雰囲気と
軍隊のバカバカしさが乾いた筆致で描かれている。

午後マンガ喫茶で「Death Note」を読む。

「現代の閻魔帳」というイメージを持っていたが
要は「子どもの知恵比べ」だった。

アメリカを巻き込んだ話になったあたりから
やや展開に無理が出て来た感じ。

とりわけラストにはがっかり。
あそこまでいったら主人公には「世界征服」を完了させるべきだろう。

結局「ただの子ども」だというなら
それまでのあれこれは何だったのかということだ。

涼しさを求めた一日。
まるで無駄な寿命のように長いのに困る。
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盆のあと

2007-08-17 23:42:14 | Weblog
快晴。猛暑の後にかすかな秋の気配。

山田風太郎「同日同刻」を読む。

開戦の12月8日と敗戦の8月15日を
作家を中心とした記述でまとめた作品。

広島・長崎の惨状に涙が出る。
人種差別が生んだ原爆投下は怖ろしい。

ジョゼフ・L・マンキウィッツ「女相続人」を観る。

内気で不器用な娘が愛に目覚めるものの
財産をめぐる父親と恋人の争いに翻弄される。

その結果彼女は冷酷な反撃をそれぞれに加え
やがて孤独な老女になるだろうというお話。

結局父親も恋人も彼女を愛しはせず
自分を愛していただけだった。

自らのエゴイズムが
他人の喜びとなるのが幸せなのかと、ふと思う。
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蒸しそう、もしくは無思想

2007-08-14 23:41:30 | Weblog
猛暑。外にいるとおかしくなりそう。

そもそも「盆」とは「盂蘭盆会(うらぼんえ)」という
サンスクリット語から来ている。

しかし不思議なのは厳密な仏教徒でもない
多くの日本人がこの時期を休みとしていることだ。

様々な共同体的なものが崩れてしまった現在において
いまだにこれほど力を持っているものも少ないだろう。

大した信心もないのに続いている風習。

ある意味でこれこそが
われわれが「蛮族」である証拠なのかもしれない。

何も信じないからこそ何かを信じたくなる。

結局それが「八百万の神」の正体なのだろうか。

特定の宗教を信じないでこれたのは
恵まれた環境のせいもあったのだろう。

宗教はアヘンだがそれを生み出す現実を何とかしなければならない
と言ったマルクスがいまだに正しいとして。

何かを信じつつ信じない、
もしくは救われることを選ばないのが「本筋」ではないのか。

もっともそれが「イデオロギー」になってしまうと
それはそれで困るのだけれど。

ダジャレにしてはややこしくなってしまったのも
暑さのせいということで。

今日も全裸で寝る予定。
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2007-08-08 23:57:45 | Weblog
くもりときどき晴れ。夜暑し。

今年も「裸族」になる季節到来。
ほのかな風にわずかな涼を求めるのみ。

生活のリズムが変わったせいか
DVDを観ると眠気がきてしまうのが哀しい。

ジョゼフ・L・マンキウィッツ「記憶の代償」を観る。

戦争で記憶を失った元探偵が自分の正体を知るため
聞き込みを続けるうちにあれこれあって・・・というお話。

ハードボイルドな題材なはずだが
監督の演出によってずいぶんマイルドになっている。

自分を「裸」にすることは
ある意味で最大の「仮面」をかぶることでもある。

筋肉も脂肪も
それがある種の「鎧」であることに変わりはない。
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生活のない人

2007-08-03 23:25:04 | Weblog
曇りときどき雨。風強し。

考えてみれば学生以来
「生活」と呼ばれるようなものをしていない。

もちろん適当に仕事をして適当に遊んではいるものの
そうした時間はとても「生活」と呼べそうにはない代物だ。

そうだからこそ
なにか実質のある「生活」といったものを考えてしまうのだろう。

呑気ですまんと思いつつ
本気で反省するつもりもなく

うふふ、と笑う、

夜に蝉が鳴く。
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およそ90分であるということ

2007-08-01 23:08:59 | Weblog
快晴。夜になってやや暑し。

ジュールス・ダッシン「深夜復讐便」を観る。

騙された挙句事故に遭わされ両足を失った父のため
騙した青果問屋を相手に
きちんとした「商売」をやって見せる息子のお話。

リー・J・コッブの憎らしさと
「港の女」ヴァレンティナ・コルテーゼの純情、
「恐怖の報酬」に先立つトラックのシーンの見事さを楽しむ。

続いてウィリアム・キーリー「情無用の街」を観る。

新人のFBI捜査官がギャングの潜入捜査をやって
危ない目に遭いながらも任務を果たすお話。

FBIのPRみたいなところは笑えるが
「死の接吻」に続きリチャード・ウィドマーク登場。

彼の「モダン・ギャングぶり」と
「策士策におぼれる」ところを重点に観るべし。

いずれも作品の長さが90分台なのがポイント。
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