退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

連休二日目

2010-10-31 02:29:14 | Weblog
くもり。今日は、いや今日も飲む日。

萩谷朴「語源の快楽」を途中まで読む。

著者は「土佐日記」「枕草子」の解釈で知られる古典文学の泰斗らしい。
「合理」を重んじる明快さと博識と茶目っ気が素敵。

古本屋で見かけて買ったのだけれど
内容が濃いので読み進めるのがもったいないほど。

橋本治「桃尻語訳枕草子」は著者の「枕草子」を底本にしたとのこと。
こういう先生にこそ教わりたいもの。

ある意味申し訳ないような気がしつつ
ジーンズのポケットに文庫本を入れたままソウルバーへ。

「素人DJ」の心地よい選曲に身をゆだねることしばし。
全く曲を聴く気もない客が大声で話すのはややかなしいこと。

店のサービスがきちんとしているのは当然だとして
客は客で礼儀をわきまえないと。

帰宅後いつものように「二階堂」を飲む。
ジンの酔いを適当にさます設定。

この後どうなるかは気分次第。
とりあえずTVで「ニューヨークの恋人」(’01)をながら観。

メグ・ライアンとヒュー・ジャックマン。
原題は「ケイト&レオポルド」。

「狼男」は「上品な男」も出来る。
「時空を超えた愛」というSFな作品。
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遠い思い出について

2010-10-30 04:55:43 | Weblog
相変わらずヤクザでyoutube。

金田一耕助のTVドラマを当時観ていた。

http://www.youtube.com/watch?v=FbQ2mP25Tl0&feature=related

古谷一行が主役であやしげな世界があれこれと。
横溝正史の原作はいかにも「昔の日本」を感じさせたもの。

http://www.youtube.com/watch?v=wrAr5-o_xhs&NR=1

いずれもそのドラマの主題歌。

その後ずいぶんたって
鶴瓶が茶木みや子と昔からの知り合いだと知ったりして。

元々「ピンク・ピクルス」というフォーク・デュオで活躍していたらしい。

http://www.youtube.com/watch?v=Ec_NoYqLQ8c&feature=related

「シモンズ」とよく似たハーモニー。
いわゆる「関西フォーク」全盛の頃のことなのだろうか。

「ふりむかないで」は「ロック・キャンディーズ」だった谷村新司の曲で。

http://www.youtube.com/watch?v=ctIWv-1gOxo

こっちの方が近いか。

http://www.youtube.com/watch?v=9s5rdne0ILM&feature=related

だからどうってことはない。
あくまで個人的な思い出があるだけ。

詳細は秘密で
墓場まで持っていくつもりなのでよろしく。
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連休一日目

2010-10-30 02:07:35 | Weblog
くもり。深夜に降り始める。

矢口史靖「ハッピー・フライト」(’08)をあらためて観る。

以前TVで観たことを途中で思い出した。
うーむ、少し詰め込みすぎたか。

新人パイロット田辺誠一とキャビン・アテンダント(CA)綾瀬はるかの「成長ぶり」に
グランド・スタッフ田畑智子の恋の始まりと整備士森岡龍の仕事ぶりが絡んで。

いずれもベテランで厳しい上司たち。
機長に時任三郎、CAに寺島しのぶ、グランド・スタッフに田山涼成、整備士に田中哲司。

オペレーション・コントロールセンターの岸辺一徳は「昼行灯」と「切れ者」を交互に。
PCが苦手だけれどエンドロールで部下の肘井美佳に叱咤激励されて。

田畑智子のトボけた部下には平岩紙。
ほのぼのとマイペースだけれどこちらもすべきことは出来るようになりつつある。

国際線初搭乗ということでわざわざ空港に来る綾瀬はるかの両親に柄本明と木野花。
ズラの客に笹野高史、キレやすい客に菅原大吉、その他に小日向文世と竹中直人ら。

「ウォーター・ボーイズ」(’01)「スウィング・ガールズ」(’04)など
「集団」を描くのが得意な監督らしい作品。

「ちゃんとした仕事をすること」のあれこれを丁寧に描いている感じ。
先輩CA吹石一恵の「中途半端ぶり」もあるし。

もう少しテンポよく、笑いもスマートであったらというのは贅沢か。
ただし「現実」はこれよりもっとひどいはず。

おそらくこれがハリウッドの人材だと
もう少し「大人な雰囲気」になっていると思われるけれど。
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久方ぶりの連休前日

2010-10-29 04:22:45 | Weblog
雨のちくもり。仕事場で傘を忘れて取りに戻る。

岡本綺堂「風俗 江戸物語」を読む。

それぞれの時代に人がどう暮らしているかは資料からしかわからないもの。
「半七捕物帖」の作者は明治5年(1872年)生まれだから江戸の名残りを聞き知っている。

「ゆすり」の語源が実は駕籠に乗った悪党がわざとゆするので
駕籠かきが勘弁してくれということで金を支払ったことに由来するということ。

江戸はそもそ徳川幕府が来るまで何もないところだったので
「江戸っ子」というのが実は地方出身者の集まりだったということ。

火消しはそれぞれの地域を受け持っていたものの
組が違うとケンカも少なくなくそのせいで余計に家が燃えてしまったりしたということなど。

英語に堪能だった著者はおそらく「西洋」にぶつかり
あらためて「日本」を見出したものだと思われる。

そのような具合に「現代」も「歴史」になるのは当然のことだけれど
果たして後世に伝えるべきことがあるのかどうかは不明。

それでも人は自分が生きた「過去」を懐かしむことは確かなのだから
心ある者はできるだけちゃんとした「記録」を残すべきなのだろう。

明日というか正確に言えば今日からなぜか6連休。
今回はどう過ごすことになるのか。

「読む」「飲む」「観る」ことだけは間違いない。
その順序がどう優先されるかは気分次第ということで。
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「コミュニケーション・ギャップ+専業主婦=不倫」

2010-10-28 02:03:22 | Weblog
晴れ。ようやく上着を着る。

家田荘子「結婚後の恋愛」を読む。

いわゆる「不倫」をしている女性たちへのインタビュー集。
それにしてもみなさんお元気なこと。

そもそも「不倫」が成立するのは結婚しているから。
経済的には夫に依存しながらちゃっかり楽しみも得たいというのが「本音」か。

そこには「夫が自分のことを女として見てくれない」という「事情」もあり
夫はもう「お父さん」なので魅力を感じないという「事情」もある。

ただ面白いのは「家庭を壊すつもりはない」という女性が多いこと。
要は「現在の生活レベルを落としたくはない」ということらしい。

「性的」に恵まれていないケースも少なくない模様。
切り替えの早さやウソの周到さはさすがと言うよりない。

著者は「結婚の価値が下がったのだろうか」と言うけれど
繰り返すが「不倫」は結婚していないとできないもの。

そうまでして「家庭」を維持したい意味がよくわからない。
「いいとこどり」したい女性が増えたのだろうか。

ただ注意しておかなければならないのは
彼女たちがほぼ「専業主婦」であるということ。

働かないとロクなことにならないのは年齢・性別を問わず当てはまるかも。
他に楽しみがないと「性」にはけ口を見出しやすくなるのも同様。

さて。

世の夫たちはこれをどう見るのだろう。
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ラテンの刻印

2010-10-27 05:14:29 | Weblog
適当に飲みつつyoutube.

チリアーノ「私だけの十字架」はTVドラマ「特捜最前線」の主題歌。

http://www.youtube.com/watch?v=DmjHte1P8Jc

さらにグラシェラ・スサーナ「シバ(サバ)の女王」もあった。

http://www.youtube.com/watch?v=4jDswLBRs_M&p=108DB6794A250294&playnext=1&index=20

今回あらためて思い出したのが「diamantes」のアルベルト城間の歌声。

http://www.youtube.com/watch?v=Wht8I-CgHPo&NR=1

このペルー由来の声のロマン。
「the boom」の宮沢和史が作詞にからんでいるのは初めて知ったけれど。

編曲は中森明菜の曲のよう。
同じ人が作ったのかどうかは不明。

メジャーで活躍した野茂の歌は知っているものの
これだけ実力があればもっと売れてしかるべきものを。

さすがに「辺境の国」日本。
影響を与えたのはもちろんアメリカだけではない。
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オカルト=「現実」の変革という要素もあることについて

2010-10-27 03:28:52 | Weblog
晴れ。風強くようやく寒さを感じる。

小林信彦「黒澤明という時代」を再読。

「同時代を生きる」ということのありがたさと失望。
人は誰でも老いるけれど老いてない者はそれを知らない。

激しい情熱はやがておだやかな諦観に。
「体力」の重要さはスポーツの世界では十分知られているはずだけれど。

かつて映画を観る者には「洋画派」と「邦画派」があったことも知っておこう。
前者はいわゆる「芸術志向」で後者はいわゆる「娯楽志向」。

「芸術」と「娯楽」は実はいずれも必要なもの。
「非日常」を味わうことで人はあらたな「明日」を迎えるだけ。

身体にしみついた「ウロコ」をはがすことで
おそらく人はかろうじて生き続ける。

そうした「幻想」の力がいかに人を支配するのかということ。
「所詮世の中金じゃないか」という紋切型の構図におさまらないこと。

次の瞬間には何が起きるのか本気でわからないと思うとしよう。
単調なリズムを刻むだけの「時間」はいつでも「変容」するはず。

そういう「4次元」なら幽霊でもUFOでもあっていい。
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シナリオの大切さについて

2010-10-26 03:09:40 | Weblog
くもりのち雨。深夜に止む。

キネマ旬報セレクション「黒澤明」を少しだけ読み返す。
監督を反射するプリズムが多すぎてめまいがしそう。

TVで「ペインキラー・ジェーン」を観る。

文字通り不死身な主人公が仲間とともに
「ニューロ」と呼ばれる特殊能力を持った犯人たちが起こす事件を解決する設定。

主演でプロデューサーも兼ねているクリスタナ・ローケンの微妙さがなかなか。
出演者たちも全体に地味。

BS朝日で放映していたものをメーテレが再放送している模様。
もちろんそこいらの日本のTVドラマと違って内容は面白い。

要はきちんとした設定の物語を作る能力があるかどうか。
「萌え」も「やおい」もフェティシズムなのでその辺りを無視してしまう傾向が強いし。

比べるのもいおこがましいけれど
「クロサワ・タスクフォース(機動部隊)」の小国英雄、橋本忍らの力を知っておこう。

そしてそのことを指摘した笠原和夫のスゴさも同様に。

魅力的なシナリオを書くためにはさまざまな「身銭」が必要だけれど
紙と鉛筆さえあれば出来るのだという「基本」を忘れずに。
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現在と過去の「おやおや」

2010-10-25 03:25:33 | Weblog
なんだかネットにはつなげる模様。

youtubeでかまやつひろしを聴く。

思えばこの二曲が自分の基本的な姿勢か。

http://www.youtube.com/watch?v=JoI7pa3ia74

http://www.youtube.com/watch?v=MD4c2Q1hWgk&feature=related

「女房、子ども」はいないし「女郎屋」にも通わず「バンカラ」でもない。
「夜汽車」には若い頃一度だけ乗ったことが。

当時は列車に行商のおばさんたちがまだいて。
たぶんそういう方々に一番迷惑をかけるタイプだと思われ。

「生活のない人」。
あれやこれやでそんな風に育ったということで。

小学生の頃最初の曲で替え歌を作ったこともあったか。
なぜそのことを覚えているのかは不明だけれど。

小6の時の担任が音楽の先生で
クラスの曲なども作らされて。

いたずら大好き、暴れん坊。
たしかそんな歌詞を書いたような気がする。

曲の方はもちろん、聞き覚えのあるメロディーを適当に。
昔の彼女にちょいとだけ歌ったことがある。

そうした「恥」をかきながら今日までどうにかこうにか。
今後とも、できればよろしく。
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そんな休日

2010-10-25 01:15:56 | Weblog
くもり。夕方から雨。

午前中に目が覚めたので洗濯したら雨。
めんどくさいのでそのまま干しっぱなしにする。

将棋のNHK杯での竜王・渡辺vs王位・広瀬の一戦がまたまた濃かった。
両者とも穴熊で、攻めをつなぐ渡辺と受け切ろうとする広瀬。

一時は千日手模様になりかけたところを渡辺が打開、
解説の勝浦が「僕は気が短くて」と言うほどの集中力の凄み。

実際ほぼ二戦したくらいの内容でこんな将棋は初めて。
最後に笑い合って局面を検討する両者は何か「超えている」感じ。

その後家の前の喫茶店でハムサンドとアイスコーヒー。
あまり面白くもない雑誌やマンガを数冊読む。

適当にヒマをつぶして夜にTVで「クリフハンガー」を観る。
CMのおかげでかえって内容が引き締まる出来。

ただし仲間の女を平然と撃ち殺すジョン・リスゴーが
スタローンに騙されるのはどう考えてもおかしい。

元同僚のマイケル・ルーカーがスタローンに影響されたのか
ずいぶん痛めつけられてから反撃するのも可笑しい。

今宵はプロバイダーのせいでいつもの「ひとり遊び」が出来ない模様。
仕方ないのでとりあえず飲みながらDVDを観る予定。
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