退屈日記

とりあえず日々のつれづれを。

「『オヤジ的なもの』は殺していいいことあるいは意外な『拾い物』」について

2022-10-31 03:12:57 | Weblog
晴れ。いつものように図書館へ。

武田砂鉄「マチズモを削り取れ」を読む。

「マチズモ=男性優位主義」のこと。
あらゆる場所でまだまだこの種のことがある模様。

何より女子を脅かしていることを忘れずに。
「自らの存在」がないことにされる環境もあったりするのだから。

年代の移り変わりによって薄まるものだとは思いつつ。
それを待っていられない現実がある。

「オヤジ的なものすべて」のどうしようもなさをあらためて。
女子が「本気」を出したらたいていの男子は「吹っ飛ぶ」はず。

ちょいと批判されたらすぐに「噴き上がる」ような「弱さ」しかなく。
「自分勝手な妄想」の中でしか相手を捉えられないクセに。

もう「相手をしてやる」必要などない。
「一緒にいても何ひとつ楽しくないから」という「事実」を。

あるいは「わたしの気持ちよさ」を無視したセックスは苦痛なだけ。
それを伝えればOK。

「手玉に取ること」はもちろん可能。
ただしそれが彼らの「無意味な権力」を維持させるだけだったら止めよう。

北村龍平「ミッドナイト・ミート・トレイン」(’08)を観る。

やたらに「肉」に拘るのねと思ったら原作はクライヴ・バーカー。
「ヘル・レイザー」(’87)がそうだったもの。

主演はブラッドリー・クーパー。
現在の活躍ぶりはおそらく当時は想定外で。

ヴィニー・ジョーンズの「精勤ぶり」が好ましく。
ブルック・シールズがこんな姿に。

「青い珊瑚礁」(’80)「エンドレス・ラブ」(’81)の「甘さ」は消え。
「時の流れ」を思うのみ。

監督は「アクション系」の人だと思っていたらあにはからんや。
こういう作品も撮れる模様。

マヤのレスリー・ビブにはあまり魅力を感じず。
とはいえそこそこ楽しく観られたのでグッド。
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「絢爛豪華な物語といたずらに『敵対』してはいけないことあるいはどうにもヘタな映画」について

2022-10-30 02:27:56 | Weblog
快晴。風がやや冷たく。

「完訳 千夜一夜物語3」を読了。

美男美女に立派なお屋敷と豪華な食べ物の羅列。
つまりは「手に入り難いもの」が描かれたと思えばよさそう。

今回は百戦錬磨の老婆が出て来るのがポイント。
彼女は「真摯な王たち」を見事に騙し。

要はこうした「敵」がいればこそ主人公たちはさらに「輝く」わけで。
「光と影のコントラスト」がここでも。

本シリーズはまだ4分の1ほどを読んだだけ。
これがどのように終わるのかの想定は付くものの。

一週間に一冊ペースなのであと10週間かかるはず。
ぼちぼち読んでいくことにする。

マル激を観る。

今回は僅差で杉並区長に当選した岸本聡子がゲスト。
彼女が当選することになった「民意」を活かしたいもの。

宮台真司が自らの世田谷区での経験をクドいほどに語り。
いたずらな「敵対」をするなかれというのが基本。

とはいえ「合理」を説いてそれが通用するのは「恵まれた地域」ゆえ。
もちろん「対話」がないよりマシなことは確かだけれど。

クリスチャン・アルバート「アウトサイダー」(’16)を観る。

本作が2時間である意味が不明。
「妻を殺され娘を誘拐された男は」というお話。

主人公の相棒ファーリ・ヤーディムとセケルのオズグール・エムレ・ユィルディリムよ。
後者の「小柄な悪党」は久方ぶりな感じ。

ただし物語の展開はどうにも緩く。
娘レニーが身体に爆弾を埋め込まれるという設定もエグいだけのような。

ロシアも絡む一方そこに魅力はないままに。
映画としては全くダメ。

「展開」がわかりやすい作品もそうでない作品もあっていい。
ただし本作は「圧倒的につまらないだけ」。
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「淡々と進む『貴種流離譚』の変奏とやはり微妙な内容の映画」について

2022-10-29 02:00:26 | Weblog
快晴。今日も雲は少なく。

「完訳 千夜一夜物語3」を途中まで読む。

「貴種流離譚」の変奏が繰り返される。
今回は「近親相姦」も加わって。

当時のアラブ男子は女子の胸と尻にセックスアピールを感じた模様。
異教徒であっても「交歓」があるのを覚えておこう。

これまた明日読了予定。
当初はちょいと出かけようと思っていたりしたのだけれど。

何年かぶりの風邪のせいで予定変更に。
いちおう明日から3連休。

トニー・スコット「トップガン」(’86)をこれまた久方ぶりに再見。

メグ・ライアンやティム・ロビンスが出ていたのをあらためて確認する。
トム・スケリットとマイケル・アイアンサイドが脇を支え。

ケニー・ロギンスやチープ・トリック、マイアミ・サウンドマシーン、
オーティス・レディングにライチャス・ブラザーズそしてベルリンの音楽など。

かの監督作品にしてはちょいと「緩い」出来かも。
90分にすべきではなかったか。

とりわけ「ダルい」のはトム・クルーズとケリー・マクギリスの「恋愛模様」。
当時から残念ながら後者には魅力を感じず。

「take my breath away」とはならないまま。
「最新の航空撮影」にもあまり惹かれないままに終わる。
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「詩人の放浪の結末とやはり面白い映画『ハロウィン』シリーズ」について

2022-10-28 02:00:54 | Weblog
晴れ。暖房のせいか地下鉄の中が暑い。

金子光晴「西ひがし」を再読。

風景についても人物についても描写が素晴らしく。
まさに「目の前に浮かぶよう」で。

かの詩人はどうしようもない「女好き」な模様。
何も「リアル」でない中でその一点にすがったのかどうか。

東陽一「ラブレター」(’81)という映画もあり。
30年という長きにわたって若い愛人がいたりした「その後」を覚えておこう。

リック・ローゼンタール「ハロウィンⅡ」(’81)を久方ぶりに再見。

ジョン・カーペンター「ハロウィン」(’78)のラストから始まり。
彼の作った音楽の効果をあらためて。

本作では脚本とプロデュースも担当。
ジェイミー・リー・カーティスとドナルド・プレザンスのコンビはそのままに。

後者に6発の弾丸を撃たれても死なないマイケル・マイヤーズよ。
最初の犠牲者はマリオン・チェンバースを演じるナンシー・スティーヴンス。

ジミーに関するお話は「コメディ・リリーフ」だがあまり役に立っていず。
冒頭とラストで使われる音楽は悪くないけれど。

「主人公の秘密」が明かされたり。
ただし「理に落ち過ぎ」ていて微妙。

とはいえまずまずの面白さを確保されていて。
「ぬっ」と現れるマイケルがおそらく「一番怖い」はず。
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「『どん底』を味わいたかった詩人とスタローン以外は『懐かしい俳優たち』が出ている映画」について

2022-10-27 03:04:16 | Weblog
快晴。また日本晴れ。

金子光晴「ねむれ巴里」を再読。

中国人女性譚の肛門に指を突っ込んで臭いを嗅ぐのを確認する。
「恋人よ。たうたう僕はあなたのうんこになりました」という詩人にふさわしく。

肺病の出島のキャラクターについても同様に。
彼が稼ぎを捧げる「伯爵夫人モニカ」についても。

旅館を営んでいた夫妻が自殺するのを忘れずに。
どこまでも「自己責任」で。

結局ブリュッセルの根付蒐集家ルパージュ氏に救われることになるのを思えば。
この「放浪」は敢えて言えば「ごっこ」だとも解釈できる。

要は「どん底」を知りたかったのだと。
続編「西ひがし」は明日読了予定。

ブルース・マルムース「ナイトホークス」(’81)を久方ぶりの再見。

ほぼ40年前のニューヨークやロンドンの姿など。
ダブルデッカーにはハロッズの広告があったり。

若き日のスタローンよ。
ルトガー・ハウアーはすでに彼岸へ(「ブレード・ランナー」はこの1年後)。

「地上最強の美女バイオニック・ジェミー」のリンゼイ・ワグナーが懐かしく。
「スタートレック」(’79)で「坊主頭」になったパーシス・カンバッタも。

ビリー・ディー・ウィリアムズは「スター・ウォーズ エピソード5 帝国の逆襲」(’80)など。
ナイジェル・ダヴェンポートには本作と同年に「炎のランナー」があり。

今どき誰も観ないだろうから「女装」がポイントだと言っておく。
「赤い旅団」や「バーダー・マインホフ」が「活躍」していた頃の作品。
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「『珍』な生きものたちと水族館の意味あるいは『地下の戦争』を描いた映画」について

2022-10-26 02:15:31 | Weblog
晴れ。コートを手に持って出かける。

監修・写真 中村元「水族館で珍に会う」を見て読む。

本来は「海もしくは川の中」で見るべき生きものたち。
「水族館」の意味は「身近な場所」でそれらを見ることが出来ること。

そして「生きものたちの不思議さと大切さ」を知ること。
何より「存在するだけ」でわれわれの心を豊かにしてくれるのだから。

「彼らの危機」は「われわれの危機」でもあるのも忘れずに。
もちろん「同じ生きもの」としてのお話。

一部の生きものについては「繁殖」も出来ている。
とはいえやはり本筋は「環境破壊」を無くすことか。

「地球温暖化」に対する本格的な対処を望みたいところ。
各地のサンゴが「白化=死滅」している現状も覚えておこう。

J・P・ワッツ「アンダー・ウォー 史上最大の地下爆破作戦」(’21)を観る。

兵役でハネられた主人公は「トンネル掘り」というかたちで戦争に参加するのだがというお話。
時代は第一次大戦で英国がドイツに対して劣勢だった頃。

ドイツ軍も同じようにトンネルを掘っているのがポイント。
否が応でも緊張は高まる設定。

サム・クレメントのチャーリーが「恋人の『裏切り』」を知って「自殺」するエピソードも。
「勲章なんて馬の糞」だという妻アンナ・マグワイヤの台詞もあり。

フィールディングのアンドルー・スカボローの「嫌味」がなかなか。
ヘルファイアのトム・グッドマン・ヒルは地味ながらいかにもな「英国ぶり」。

図らずも本作でも「自己犠牲」が描かれ。
原題「the war below=地下の戦争」。
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「脳研究に関する本の残念さとすべてのアメリカ国民に観てもらいたい映画」について

2022-10-25 02:11:51 | Weblog
晴れ。夜風が冷たく感じられる。

ジョナサン・D・モレイ&ジェイ・シュルキン「脳とは何か 脳研究200年のすべて」を読む。

本書にある内容を多くの人々に知らせたいならば。
むしろ敢えて「箇条書き」にするべきではなかったか。

結構な量の文章がある割りに「芯」が伝わって来ず。
そもそもこれだけの厚味のある本を「普通の人」は読まないだろう。

とりあえずその「機能」が「脳だけに限らない」ということはわかったものの。
そして科学がとてもじゃないが脳を知ってはいないことも。

「中庸」を説く著者たちの姿勢は好ましいけれど。
残念と言うよりない。

トッド・ロビンソン「ラスト・フル・メジャー 知られざる英雄の真実」(’19)を観る。

タイトルの意味は「全身全霊をかけて」。
リンカーンのゲティスバーグ演説からの引用であることを忘れずに。

かの国の現実を思えば主人公は「こんな国」のために死んだのかと思うことしきり。
立花隆が特攻隊を採り上げた番組で突然吹き出すように泣いたのを思い出し。

クリストファー・プラマー、ウィリアム・ハート、ピーター・フォンダ(!)は彼岸へ。
エド・ハリスやサミュエル・L・ジャクソン、ジョン・サヴェージの姿も。

ジョン・サヴェージと言えばマイケル・チミノ「ディア・ハンター」(’78)。
彼が「楽園」を作っているあたりが趣き深く。

エイミー・マディガンの「現在」を知ることが出来てありがたい限り。
リサ・ゲイ・ハミルトンの「秘書ぶり」も好ましく。

「名誉勲章授与の実現」がそれぞれの人々の「癒し」になる次第。
主人公セバスチャン・スタンは「出世」に惹かれながら真実を告発して。

そのあたりがわが国の「ダメな人々」との大きな違い。
彼は決して「家族を守るため」などと言わないのも覚えておこう。

久方ぶりに「自己犠牲」を味わったということで。
全てのアメリカ国民に見せて感想を聞きたいもの。
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「実は『壁』があるからこそ自分が自分らしくなることあるいは『障害』が『冷戦』な恋愛物語」について

2022-10-24 03:11:16 | Weblog
晴れ。久方ぶりに家事をあれこれ。

昨日は心地よい疲労感に抵抗出来ず爆睡。

要は気付かぬうち身体が疲れていたということで。
これまた何年ぶりかの「風邪気」も手伝って。

今日でどうにか回復した次第。
この身体はまだどうにかなるなと思ったり。

エリーザ・マチェッラーリ「KUSAMA 愛、芸術、そして強迫観念」を見て読む。

草間彌生の人生を描いたグラフィックノベル。
著者の絵は悪くないが「ステレオタイプの吊り目」な描写がやや気になるところ。

全体的にすっきりとキレイ。
「伝記」としてこういうかたちもあるのかと。

いわゆる「既成のルール」に対して闘う姿勢は好ましく。
こうでなければならないものなどどこにもないのだということをあらためて。

さらには彼女を徹底的に否定した両親の存在が案外重要で。
この種の「壁」がないと人は「成長しない」のを忘れずに。

シャミム・サリフ「レッド・エージェント 愛の亡命」(’16)を観る。

「冷戦」の中で生まれてしまった恋愛の結果や如何にというお話。
恋愛を盛り上げるのは常に「障害」だけれど今さら「冷戦」かと思いつつ。

「三角関係の結果」でもあり。
過去と現在が交錯する描写が生きたかというと微妙。

主演のレベッカ・ファーガソンはスウェーデンの女優。
個人的には彼女にあまり魅力を感じず。

マリナのアンチュ・トラウェやイモージェン・デインズの方が気になる。
ドイツ風に見えたディミトリのトゥーレ・リントハートはデンマーク出身らしく。

アレクサンダーのサム・リードのいかにもな「純情」よ。
「スパイ」という存在が自動的に「悲劇」をもたらすものだということで。
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「『わかっちゃいるけどやめられない』の異なる意味と『いかにもドイツな』映画」について

2022-10-22 02:17:11 | Weblog
晴れ。今日も雲が少ない空。

「完訳 千夜一夜物語2」を途中まで読む。

「邪魔な死体」のパターンはこんな頃からあった模様。
ヒッチコック「ハリーの災難」(’55)はこの種のもの。

シャーリー・マクレーンのデビュー作でもあり。
彼女はビリー・ワイルダー「アパートの鍵貸します」(’60)が懐かしく。

かの地域の物語ゆえ手足を切られたり鞭打ちされたり。
いわゆる「貴種流離譚」が少なくないのにふむふむ。

これまた明日読了予定。
植木等の「スーダラ節」とは異なる意味で「わかっちゃいるけどやめられない」味わい。

フィリップ・ライネマン「ブレイム・ゲーム」(’19)を観る。

いかにも重厚なドイツらしい内容。
テロ事件調査の背後にあるものとは。

冒頭には今どきトロツキーの引用など。
主人公たちのベッドシーンも抑え気味な描写だったり。

女優陣に「色気がない」のも特徴か。
ミステリーとしては途中で「悪玉」がわかる「親切な描写」がある。

オリジナルのタイトルは「Das Ende der Wahrheit=真実の終わり」。
「民間軍事企業」のあやしさを知っておくにはいいかも。

現在のウクライナでも「活躍」しているはずで。
このところロシアを「圧倒」しつつあるのはその「おかげ」やもしれず。

「要らぬ出世」を望んだレムケとその結末よ。
彼のキャラクターがいいアクセントになっていて。

冬の湖を泳ぐ恋人に誘われるものの「見ているだけでいい」と言った主人公は。
すべてが終わった後で湖に入るのを覚えておこう。
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「究極のwinwin関係をもたらす好ましい人と作品あるいは『残酷な現実ぶり』がいい映画」について

2022-10-21 02:50:39 | Weblog
快晴。日本晴れ。

中村庸夫「チョウチョウウオ ガイドブック」を再見再読。

「海洋写真家の嚆矢」がもたらしたものは素晴らしく。
「好きなことで食べて行けること」を示したのも同様に。

出かけた先で何の成果もないことがあろうとも。
それ以上に「素敵な出会い」もあるはずなので。

「写真」というツールが言語を必要としないのもいいところ。
誰が見ても「美しい生きものの姿」はわかるから。

著者の生き方は何ともうらやましい限り。
とりわけ若者たちに知っておいて頂きたいもの。

君たちにはそれが出来るかもしれない。
なぜなら彼には出来たから。

何よりここには「邪心」が一切なく。
何かや誰かを「貶めること」がない。

わずか数十センチの生きものを求める旅があるだけ。
それがわれわれを楽しませてくれるのだから「究極のwinwin関係」じゃないか。

ブライアン・カーク「21ブリッジ」(’19)を観る。

「残酷な現実を受け入れる」という言葉に相応しい内容。
射殺人数が多い結果内部査察を受ける刑事が主人公。

彼の「理由なく撃たない」という言葉が「伏線」になっていたり。
脚本と描写の簡潔さが素敵。

タイトル通りマンハッタンの21の橋を封鎖するのだけれど。
肉屋のバックヤードでの「追跡劇」の方が楽しかったりするのを忘れずに。

主演のチャドウィック・ボーズマンは残念ながら2年前に彼岸へ。
脇を支えるのは J・K・シモンズ、随分太ったキース・デイヴィッドにアレクサンダー・シディグ。

バーンズのシエナ・ミラーはエイミー・マディガンを「ふんわりキレイ」にしたような。
ヨランダのヴィクトリア・カルタヘナも悪くなく。

麻薬を奪ったレイ、テイラー・キッチュとマイケル、ステファン・ジェイムズのコンビも。
ふたりの関係と前者が「禁酒1ヶ月のバッジ」を見せるあたりの描写がなかなか。

唯一のキズはヨランダの電話が主人公に通じないエピソードの処理。
おそらくは作品の長さのために切られて「意味不明」になったのだろう。

99分の快作。
本作はもっと多くの人に観られるべき作品。
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