1) 技術書について
④ 「手ひねり編」「電動轆轤編」「釉薬編」「装飾編」「技法辞書編」など。
) 装飾編
b) 特殊な装飾を紹介している、本も多いです。「秘技公開」などと、記載されている物も
有ります。尚、秘技にも、二つのタイプが有ります。
イ) 公開された秘技が、思っていたほど、難しい技術でない場合。
マジックや手品の様に、どうなっているか、不思議に思っていた物が、種明かしを
すると、以外に簡単な、トリックであったりした場合に、相当する物です。
・ 例えば、30数年前では、ほとんど秘技であった、「和紙染」の技法や、「木の葉
天目」の技法など、技術が公開されると、意外と簡単に出来る事が、解かりました。
それ故、真似をする事も、さほど困難はありません。
ロ) 秘技が公開されても、その作業が複雑で、手間隙の掛かる場合。
この様な、秘技では、高度のテクニックが必要で、公開されても、対応出来ない人も、
多いと思われます。 一例として、次の本を取上げます。
・ 現在「練込 陶芸技法を極める」 室伏英治著 誠文堂新光社を見ています。
(今まで、あえて、差障りがない様に、本の名を記載せず、話を進めて来ましたが、
今回は、本の名を挙げておきます。)
ちなみに、この本は購入し物ではなく、図書館で借りてきた物です。
入門編: 「カラー粘土の作り方」等が、紹介されています。
「練込について」、「道具紹介」、「カラーベースの作り方」「色見本帳」などの、
基本事項が記載されています。
陶土編: 「陶土で作る練込作品」を紹介しています。初心者向きと、成っていますが、
これは、陶芸の初心者ではなく、「練込の初心者」向けと言う事のようです。
「気軽に出来る基本の紋様」として、 組亀甲模様の六角鉢、うろこ模様の角皿、
クレマチスの楕円鉢、縞模様の壺、 さざんか模様の花器、杉稜模様のうさぎの、
作り方が紹介されています。
・ この技法は、色土で、各「ビース(片)」を作り、これらを集めて、「ユニット」を
作り、更に、全体に、規則的並べて、「セット」を作り、最後に型等に、押し当て
形にする方法です。
・ 陶芸歴の長い方なら、練込で、「市松模様」の皿等を、作った事が有ると思います。
その際、模様の合わせ目に、「ひび」が入り、苦労された事とでしょう。
・ この技法は、それよりも、数倍模様が細かく、複雑に成っています。
かなりの熟練を必要とし、失敗も多く、手間隙を掛ける事に成ります。
・ どう見ても、「気楽に出来る」代物とは、思われません。
更に、「グラデーション粘土を使った、複雑な紋様」など、高度のテクニックが必要に
成る物も記載されています。
磁土編、施釉編、Q & A 編と続きますが、取り扱い難い磁土を、使用するには、更に
失敗率が高くなります。
私なりの結論として、この様な技術を、公開されたからと言って、真似(模倣)して、
見たいとは、思いません。知識としては、役に立つかも知れませんが・・
以下次回に続きます。
④ 「手ひねり編」「電動轆轤編」「釉薬編」「装飾編」「技法辞書編」など。
) 装飾編
b) 特殊な装飾を紹介している、本も多いです。「秘技公開」などと、記載されている物も
有ります。尚、秘技にも、二つのタイプが有ります。
イ) 公開された秘技が、思っていたほど、難しい技術でない場合。
マジックや手品の様に、どうなっているか、不思議に思っていた物が、種明かしを
すると、以外に簡単な、トリックであったりした場合に、相当する物です。
・ 例えば、30数年前では、ほとんど秘技であった、「和紙染」の技法や、「木の葉
天目」の技法など、技術が公開されると、意外と簡単に出来る事が、解かりました。
それ故、真似をする事も、さほど困難はありません。
ロ) 秘技が公開されても、その作業が複雑で、手間隙の掛かる場合。
この様な、秘技では、高度のテクニックが必要で、公開されても、対応出来ない人も、
多いと思われます。 一例として、次の本を取上げます。
・ 現在「練込 陶芸技法を極める」 室伏英治著 誠文堂新光社を見ています。
(今まで、あえて、差障りがない様に、本の名を記載せず、話を進めて来ましたが、
今回は、本の名を挙げておきます。)
ちなみに、この本は購入し物ではなく、図書館で借りてきた物です。
入門編: 「カラー粘土の作り方」等が、紹介されています。
「練込について」、「道具紹介」、「カラーベースの作り方」「色見本帳」などの、
基本事項が記載されています。
陶土編: 「陶土で作る練込作品」を紹介しています。初心者向きと、成っていますが、
これは、陶芸の初心者ではなく、「練込の初心者」向けと言う事のようです。
「気軽に出来る基本の紋様」として、 組亀甲模様の六角鉢、うろこ模様の角皿、
クレマチスの楕円鉢、縞模様の壺、 さざんか模様の花器、杉稜模様のうさぎの、
作り方が紹介されています。
・ この技法は、色土で、各「ビース(片)」を作り、これらを集めて、「ユニット」を
作り、更に、全体に、規則的並べて、「セット」を作り、最後に型等に、押し当て
形にする方法です。
・ 陶芸歴の長い方なら、練込で、「市松模様」の皿等を、作った事が有ると思います。
その際、模様の合わせ目に、「ひび」が入り、苦労された事とでしょう。
・ この技法は、それよりも、数倍模様が細かく、複雑に成っています。
かなりの熟練を必要とし、失敗も多く、手間隙を掛ける事に成ります。
・ どう見ても、「気楽に出来る」代物とは、思われません。
更に、「グラデーション粘土を使った、複雑な紋様」など、高度のテクニックが必要に
成る物も記載されています。
磁土編、施釉編、Q & A 編と続きますが、取り扱い難い磁土を、使用するには、更に
失敗率が高くなります。
私なりの結論として、この様な技術を、公開されたからと言って、真似(模倣)して、
見たいとは、思いません。知識としては、役に立つかも知れませんが・・
以下次回に続きます。