わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

轆轤が速く上手になる方法 3(独学不可)

2010-07-31 22:03:16 | 轆轤の上達方法
前回に続き、電動轆轤の上達方法について、お話します。

 2) 指導者について

   ① 独学では、出来ません。

    電動轆轤で、作品の作り方などが、陶芸誌や、雑誌などに載っていますが、本を見た

    (読んだ)からと言って、轆轤技術を習得する事は、先ず出来ません。

    又、ビデオを使い、技術指導を行っている、場合も有りますが、本当に初心者が、電動轆轤で

    作品が作れるのか、疑問に思います。

    ・ 本の記事が役立つのは、轆轤をある程度長く、やってる人だけです。

      初心者は勿論、轆轤を始めて日の浅い方には、ほとんど、役に立ちません。

      (日の浅い人には、むしろ有害です。 理由は後でお話します。)

    ・ 但し 手捻りの場合には、独学で取り組む事は、不可能ではありません。

      出来れば、初歩的な事は、指導してもらえれば、後は、御自分努力しだいです。

   ) 出来れば1対1で、指導してもらう事です。

      (昔は、窯場での下働きで、教えてくれる人も無く、先輩達の作業を見て、憶えたものです。

      現在でも、この方法が、一番良い方法だと、思います。即ち、

      「教えない事が、最良の教え方である」と言うのは、色々な芸の世界で、言われている、
      

      事です、役者や芸人、棋士などですが、実際は、時間も掛かり、難しいかも、知れません。)

   ) 指導を受ける人にも、個人差があります。

    a) 1対1の指導方法も、指導を受ける人の、性格によって、変える必要が有ります。

     基本的事項は、必ず1対1で指導してもらうとしても、それ以降は、手出し不要と言う人もいます。

     たとえ、失敗して作品に成らなくても、自分の責任だからと、自分一人で作業を続ける人です。

     勿論、これはこれで良いののですが、さすがに、何度も失敗が続くと、「しょげて」いる状態が、

     目に付きます。この様な場合、素直に、指導者の意見を聞く事です。

     何度も、失敗しているのは、何処かに問題が有るからで、指導者は、何処に問題があるか、

     指摘してくれるはずです。

   b) 最初から最後まで、頼ってしまう方もいます。

     この方の場合は、余り助け船を出さない事にしています。

     最初の1個は、丁寧に指導しても、2個目からは、自分でやらせる様にし、自分で判断させます。

  ) 放ったらかされて、指導してくれないと言う事も、良く聞きます。

    )で述べた様に、こんな指導方法も有りますが、単に、指導者の怠慢の場合も有りますので

     どちらなのか、判断する必要が有ります。

     その指導者に、指導を受けている人達の、状況(態度)を見れば、おのずから判断出来ます。

  ) 基礎的な事を、しっかり身に付けた後は、自由にやらせてもらえれば、上達も早く成ります。

以上の様に、どなたかの、指導を受けなければ、電動轆轤の技術は、決して出来ません。

以下次回に続きます。
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轆轤が速く上手になる方法 2(体で会得)

2010-07-30 22:23:39 | 轆轤の上達方法
前回に続き、轆轤の上達方法を、述べます。

1) 継続する事(熱意が重要)

  ② 費用について

    陶芸は、他の習い事(お稽古事)に対して、費用が高いかも、知れません。

    月に1万円以上掛かる事も、稀では有りません。

    それ故、支払った以上の価値を、手に入れなければ、損に成ります。

   ・ たとえ独立したとしても、結構お金と時間が、必要に成ります。

     (最大の問題が、焼成に必要な、窯が高価な事で、小さな電気の窯でも、数十万円掛かります。)

    粘土代は、安いですが、釉薬が粘土の約10倍位で、一番高いのが、焼成代に成ります。

    (薪による焼成が、最も高く、電気、ガス、灯油の順に、安価に成ると思います。)

  ③ 場所

    指導してくれる陶芸教室や、サークルが、通える範囲にあるかと、言う事です。

    勿論、やる気のある人は、遠くからでも、毎週通う方もいます。

    継続するには、近い場所に、指導してくれる所が、望ましいですが、相性の良い、指導者に

    恵まれるならば、少々遠くても、参加してください。

  ④ 体で会得する事

   ) 轆轤で作品を作る際は、頭で考えながら作業は、出来ません。

     作業中は、手や足が自然に動く、必要が有ります。即ち、体で憶える事です。

     轆轤では、手捻りの様に、「ゆっくり」時間を掛ける事が、出来ません。

     (作業を始める前に、十分時間を掛けて、検討して下さい。)

    a) 時間が経つにつれ、土に水が回り、土の腰が弱くなり、思うように、土が言う事を

       聞いてくれません。「へたり」が出ますので、なるべく短時間で、成形します。

    b) 轆轤作品には、造った時の勢いを、感じるさせる物が、多いです。

       特に轆轤目と言われる、螺旋状の溝は、人気が有ります。これなども、一気に土を

       引き上げる事で、付ける事が出来ます。

   ) 轆轤作業は、手順を追って、作品を作っていきます。

      特に初心者は、手順を抜かし、直ぐに形を作る方に、関心が向きますが、その抜かした

      作業が、後々、作品に影響し、思わぬ失敗と成ります。

     ・ 手順は、頭で考えるのでは無く、次は「これ」、その次は「これ」と、自動的に手が

      動く必要が有ります。この手順は、何度も繰り返し作業した結果と、ある程度の記憶力です。

     ・ 体で憶えるのは、単に手順だけではありません。作品が振ら付いたら、どう対応すべきか、

       土が撚れてきたら、どうすべきか等、場面場面で、変化に直ぐに、対応出来るのも、

       体で技術を、会得しているからです。一々助け舟を、呼ぶのは、初心者です。

       勿論、最初は誰でも、助け船が必要ですが、体で技術を会得すれば、自然と助け船の

       要請も減るはずです。

以下次回に続来ます。
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轆轤が速く上手になる方法 1(継続性)

2010-07-29 21:21:36 | 轆轤の上達方法
電動轆轤が、速く上手に成る方法は、「これ」と言う、絶対的な方法は、有りませんが、

私なりの経験から、幾つかのやり方が有ると、思われますので、お話したいと思います。

 (尚、以前お話した事と、重複するかも知れませんが、御了承下さい。)

 1) 継続する事(熱意が重要)

     時間、費用、場所、体で会得する事

 2) 指導者について

     独学では、出来ません。

     独立について(独立のタイミング)

 3) 色々な土を使って見る事、

     轆轤に向く土、不向きな土

 4) 色々な作品を作る事

    (人の作品を、真似る事も可)

 5) 用具を上手に使う
  
    (自分で用具を作る事)

 6) その他

     姿勢、手や指の使い方

     水や「どべ」の使い方、

     回転速度について

     削り作業について

     他の人の、轆轤技術を、学ぶ事

 以上の事柄を、順次述べていきます。

1) 継続する事

  陶芸に限らず、技術を習得するには、継続する事が、一番重要です。

  持続は、熱意(思い入れ)で左右されます。

  ① 時間について

   )出来れば週1回以上、轆轤作業をしたい物ですが、中々難しい事です。

     間隔が開いてしまうと、折角身についた事も、忘れてしまい、最初からやり直す事にも、

     成ります。特に初心者や、高齢者は、多く見られます。

   ) やった事を、ノートに書いて、忘れない様にしている方も、多いですが、どの程度、

      効果があるのかは、疑問です。

     書いた時は解かっていても、後日読み返してみても、理解不能の場合も多いです。

     即ち、どこが重要か、その「ポイント」が、抜けやすいからです。

   ) 初心者は、轆轤で作る作品は、同じ物を、なるべく一度に、3個以上造りたい物です。

     3回繰り返すと、かなり、やり方(技術)が、身につくはずです。

     作品にもよりますが、3個造るには、時間だけでなく、気力や、集中力が必要に成ります。

     (ちなみに、2個目の作品が良く出来上がる、傾向にあります。1個目は、手が慣れてず、

      3個目は、集中力が、途切れてしまうせいとも、考えられます。)

   ) 忙しくて、時間が取れないと、言う人も多いです。

     私の経験では、暇な時より、他の仕事で、忙しい程、時間が取れていた様に、思います。

     昼間に、時間がない場合には、夜間指導してくれる所を、探して下さい。必ず見つかるはずです。

  ② 費用について

以下次回に続来ます。
     
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電動ろくろを、始める年齢 2

2010-07-28 21:16:35 | 轆轤の上達方法
前回に続き、電動轆轤(ろくろ)と年齢についての、話を続けます。

  ② 電動轆轤に、向いている年齢について

    電動轆轤技術を、本格的に取得したいのなら、余り年齢を重ねた人は、向いていません。

    轆轤には、体力、気力、記憶力、それに、運動神経が、必要に成るからです。

   ) 年齢を重ねた人ほど、技術習得に、時間が掛かります。

      誰でも、早く上達したい物です。上達して好きな、形の作品を作って見たいと、思うのは、

      自然な事です。  しかし、現実は若い人程、上達が早い傾向にあります。

   ) 手先(指先)を良く使う人(歯医者、理容師、美容師、板前さん等)は、上達が早い

      傾向にあります。轆轤では、特に、指先や、掌(てのひら)で、肉厚や、形の凸凹などを、

      感知する、触覚が大切です。

      (視覚も大切ですが、目では誤魔化される所が多く、初心者では、見るべき「ポイント」を、

       掴めない事が、多い様です。)

      運動神経は、個人によって違いますが、常日頃、指先を使っている方は、指先の感覚が、

      鍛えられている為、 指先を多く使う、轆轤作業でも、早く上手になります。

   ) 轆轤を始めるなら、遅くとも50歳台から始めて下さい。

      60歳台と50歳台では、明らかに差が出ます。定年後に轆轤を始めたいと、

      思っている方は、なるべく早く始める事を、勧めます。

     ・ 但し、手捻りで、作品を作る場合には、年齢は関係有りません。

   ) 轆轤技術を習得するには、かなり長い年月(時間)が、必要です。

     ・ 電動轆轤の無かった時代では、轆轤6年とか、轆轤10年と言う言葉が、有りました。

      自分の手や足で、回転させていた為、上手に回転させるだけでも、力と熟練を要しましたが、

      電動轆轤では、回転は自動になりましたので、回転させる労力は、少なくなり、女性でも、

      容易に取り組む事が、出来る様になりました。

      但し、作り方(手の操作)は、昔と変わりませんので、やはり苦労は、同じです。

     ・ 轆轤技術を習得する時間は、個人差や年齢差により、異なりますが、一人でこなせる様に

      成るのに、約500時間掛かると、思って下さい。

      1日 2~3時間練習して、200~250日程度、必要に成ります。

      月に4回として、4~5年は、掛かる事に成ります。

     ・ 更に、どんな作品でも、一人で出来る様に成るには、倍の1000時間が必要です。

       それ故、10年前後掛かる事に成ります。

      但し、500時間を過ぎた辺りから、御自分で轆轤を持ち、毎日または、週に数回練習すれば、

      年数は短縮できます。

それ故、早く轆轤を始めないと、轆轤技術の習得は、困難に成ります。

但し、どんな形や大きさの、作品を作るのか、数物(セット物)を、早く作るのかによっても、

轆轤の練習方法が、違います。 又、単に趣味的なものか、売れる作品を、作るのかによっても、

当然、轆轤の技術の「レベル」に、差が出ます。

高い「レベル」の技術の習得を、目指すならば、若い時分から、轆轤に親しんで、いなければなりません。

以上で、電動轆轤と年齢の話を、終わります。

次回は、「電動轆轤が、早く上達する方法」について、述べる予定です。
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電動ろくろを、始める年齢 1

2010-07-27 21:20:23 | 轆轤の上達方法
粘土で作品を、作る方法には、幾つかの方法がありますが、大きく分けて、手捻りと、

電動轆轤(ろくろ)が、有ります。

  (他に、鋳込みや、機械ろくろ等がありますが、やや工業的、量産方式なので、

   一般的では、ありません。)

 1) 手捻りの場合

  小さな幼稚園生から、90歳のお年寄りでも、作品を作る事は、可能です。

  実際に、3~4歳の子供は、喜んで粘土遊びをしますし、お年寄りの施設でも、積極的に、土で

  作品を作っている所も、近頃は多いです。

  作品も、それなりの、個性ある物が、出来上がっています。

 2) 電動轆轤(ろくろ)の場合

   電動轆轤は、見ていても大変興味の湧くもので、一度は体験したいと、思っている人も、多いです。

   但し、轆轤と言う機械を、操作しますので、それなりの、体力と気力及び記憶力が、必要になります。

   足(又は手)による回転のコントロールと、回転している土を、手で形を作る操作を、同時に行う

   必要が有ります。 

   先日も小学一年生の、電動轆轤の体験を、希望されましたが、お断りしたしだいです。 

  ① 幼稚園生は勿論、小学生の低、中学年の人も、向いていません。

    少なくても、小学生の高学年か、中学生で無ければなりません。なぜならば

   ) 電動轆轤はメーカーによって、幾つかの種類が有りますが、一般的な物は、かなり大きいです。

      それ故、小さなお子さんでは、手や足が短い為、轆轤のペダルや、土に手が届かないのが

      現状です。即ち、基本的な姿勢が、取れない事に成ります。

   ) 轆轤作業は、体力が必要です。

      轆轤作業前には、土を練る(菊練)準備段階があり、更に轆轤上での、

      土殺し(土の上げさげ)が、必要に成ります。

     ・ テレビ等で、タレントさんが、電動轆轤体験で、作品を作っている光景を、度々見ます

       けれども、前記土練と、土殺しが終わった段階から、スタートが殆どです。

       一番基本的な事は、指導者が行い、美味しい作品造りの所だけを、視聴者に見せています。

   ) 体力と共に気力も、必要です。

      轆轤では、どんなに良い指導を受けても、最初から自分一人では、作品を作る事は、

      出来ません。形に成るのさえ、難しいです。必ず失敗が付き物です。

      度重なる、その失敗に負けない程度の、気力を持つには、小さい子には、無理が有ります。

      どうしても、初めての作品は、「自分で作った感じがしない」と言う人も、多いです。

     それだけ、助けられながら、作っている事に成ります。

    ) 電動轆轤で作品を作る事は、見ている程簡単ではありません。

      前述した様に、電動轆轤で、作品を作っている光景を、テレビ等で、良く見る機会が、

      多くなりました。苦労しながらも、どうにか、形に成った物が、出来上がっています。

      あの程度なら、自分にも出来るのではないかと、思われる方も、多いでしょうが、

      実際は、かなり難しい作業です。特に小さい子には、先ず不可能と、思って頂きたいです。

  ② 電動轆轤に、向いている年齢について

以下次回に続来ます。

 電動轆轤と年齢
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陶磁器の産地3 (四国、九州)

2010-07-26 21:07:53 | 陶芸四方山話 (民藝、盆栽鉢、その他)
前回に続き、主な四国、九州の焼き物、及びその生産地(窯元)の、「リスト」を、表示します。

 30) 徳島県

    大谷焼(おおたに)     : 板野郡、大麻町

 31) 香川県

    御厩焼(みまや)      : 高松市、御厩地区

    理平焼(りへい)      : 高松市

    神懸焼(かんかけ)     : 小豆島

 32) 愛媛県

    砥部焼(とべ)        : 伊予郡、砥部町

    志田焼(しだ)        : 伊予郡、砥部町

    吉田焼(よしだ)       : 伊予郡、砥部町

 33) 高知県

    能茶山焼(のうさやま)   : 高知市

    尾土焼(おど)        : 高知市

    内野原焼(うちのはら)   : 安芸市

 34) 福岡県

    高取焼(たかとり)     : 福岡市、西新井

    上野焼(あがの)      : 赤池町、大任村

    小石原焼(こいしわら)   : 朝倉郡、小石原村

    英彦山焼(えひこさん)   : 朝倉郡、小石原村

    鷹羽焼(たかのは)     : 朝倉郡、小石原村
   
    三岳焼(さんがく)      : 朝倉郡、小石原村

    企救焼(きく)         : 朝倉郡、小石原村

    一の瀬焼(いちのせ)    : 浮羽郡、浮羽町

 35) 佐賀県

    有田焼(ありた)       : 有田町

    伊万里焼(いまり)      : 大川内町、大川内山

    唐津焼(からつ)       : 唐津市

    黒牟田焼(くろむた)     : 武雄市

 36) 長崎県

    波佐見焼(はさみ)      : 波佐見町、川柵町

    広山焼(こうざん)       : 波佐見町、川柵町

    三河内焼(みかわうち)    : 佐世保市、三河内

 37) 熊本県 

    小岱焼(しょうだい)      : 熊本市、本渡市

    高田焼(こうだ)、八代焼   : 八代市、荒尾市

    水の平焼(みずのたいら)   : 八代市、荒尾市

 38) 大分県

    小鹿田焼(おんた)       : 日田市

 39) 鹿児島県

    苗代川焼(なえしろがわ)   : 日置市、(旧東市来町)

    龍門字焼(りゅうもんじ)    : 姶良市、加治木町

    長太郎焼(ちょうたろう)    : 鹿児島市、谷山市、指宿市、

    指宿焼(いぶすき)       : 指宿市

    霧島焼(きりしま)        : 大口市

  ・ 薩摩焼(さつま)         : 龍門司窯、苗代川窯、長太郎窯で焼かれた総称

 40) 沖縄県

    壷屋焼(つぼや)        : 那覇市、壺屋 読谷村、字座喜味

    石垣焼(いしがき)       : 石垣市、名蔵

    美里焼(みさと)         : 沖縄市、知花


以上にて、全国の主な焼き物の、名前と産地の「リスト」表示を、終わります。

尚、各産地の詳細は、後日お話する、予定です。

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陶磁器の産地2 (関西、中国)

2010-07-25 21:43:33 | 陶芸四方山話 (民藝、盆栽鉢、その他)
前回に続き、陶磁器の主な産地の、名前と場所のリストを、表示します。

 21) 三重県

    桑名萬古焼(くわな、ばんこ): 桑名市

    松坂萬古焼(まつざか)   : 松坂市、下村

    四日市萬古焼(よっかいち) : 四日市市

    伊賀焼(いが)         : 上野市、阿山群他

    神楽の窯(かぐらのかま)   : 伊勢市、浦田町

 22) 滋賀県

    信楽焼(しがらき)      : 信楽地区

    膳所焼(ぜぜ)        : 膳所

    下田焼(しもだ)       : 甲西町、下田地方

    八田焼(はった)       : 水口町、大字八田

 23) 京都府

    朝日焼(あさひ)       : 宇治市、宇治山田    

    清水焼(きよみず)      : 東山五条、日吉町他

 24) 奈良県

    赤膚焼(あかはだ)      : 奈良市、大和郡山市

 25) 兵庫県

    出石焼(いずし)       : 出石郡、出石町

    丹波立杭焼(たんばたちくい) : 多紀郡、今田町

 26) 鳥取県

    砂丘焼(さきゅう)      : 鳥取市

    上神山焼(かずわざん)   : 倉吉市

    神山焼(かずわ)       : 倉吉市

    因久山焼(いんきゅうざん)  : 八頭郡、郡像町

    牛ノ戸焼(うしのと)      : 八頭郡、河原町

    三朝焼(みささ)        : 東伯郡、三朝町

    法勝時焼(ほうしょうじ)    : 西伯郡、西伯町

 27) 島根県

    布志名焼(ふしな)      : 八束郡、玉湯町、布志名

    湯町焼(ゆまち)       : 八束郡、玉湯町、湯町

    石見焼(いわみ)       : 温泉津町、江津市他

    嘉久栄焼(かくえい)     : 江津市、嘉久志町

    楽山焼(らくざん)       : 松江市

    袖師焼(そでし)        : 松江市

    錦山焼(きんざん)       : 安来市

    母里焼(もり)           : 能美郡、伯太町

    八幡焼(はちまん)       : 能美郡、広瀬

    万祥山窯(ばんしょうざん)  : 出雲市

    涼運山窯(りょううんざん)   : 出雲市

    出西窯(しゅっさい)      : 斐川町

    加賀焼(かが)         : 加賀郡、旭町

    雪舟窯(せっしゅう)      : 益田市

 28) 山口県

    萩焼(はぎ)          : 萩市、長門市、山口市

    長寿焼(ちょうじゅ)      : 宇部市

    和銅焼(わどう)        : 下関市

 29) 岡山県

    備前焼(びぜん)        : 和気郡、備前町

    酒津焼(さかず)        : 倉敷市、酒津

     酒津堤窯(さかず、つつみ)

     酒津兜山窯(さかず、しころやま)

    倉敷みかど窯          : 倉敷市、酒津

    羽島焼(はしま)        : 倉敷市、羽島

    天神窯(てんじん)       : 倉敷市、羽島ヶ丘

    吉備焼(きび)         : 笠岡市

    児島焼(こじま)        : 倉敷市、児島

    虫明焼(むしあけ)       : 邑久郡、邑久町

以下次回に続きます。

  尚、 読み方や、地名等に、誤りが有れば、御指摘頂ければ、有り難いです。
   
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陶磁器の産地1 (東北、関東、中部)

2010-07-24 21:08:02 | 陶芸四方山話 (民藝、盆栽鉢、その他)
日本全国に、窯場と呼ばれる、陶磁器の産地があり、日々新たに、器等の実用品から、美術品まで、

作られ、更に、新しい窯が、各地に、築かれています。

現実に、どの地方で、どの様な作品が、造られているのかを、順次述べたいと、思います。

 初めに、全国の窯場の、リストを、表示します。

 ( 尚、市町村名は、旧名の場合も有りますので、必要に応じて、御確認ください。)

  1)青森県

    津軽焼(つがる)        : 弘前市

    津軽金山焼(つがるかなやま): 五所川原市、金山千代鶴

  2)岩手県

    小久慈焼(こくじ)        : 久慈市

    鍛冶丁焼(かじちょうやき)    : 花巻市

    台焼(だい)           : 花巻市

  3) 秋田県

    楢岡焼(ならおか)        : 仙北郡、南外村
 
    白岩焼(しらいわやき)      : 仙北市、角館町、白岩地区

  4) 山形県

    平清水焼(ひらひみず)      : 山形市、平清水地方

    新庄東山焼(しんじょうひがしやま) : 新庄市、太田

    成島焼(なるしま)         : 長井市

    銀山上畑焼(ぎんざんうえのはた) : 尾花沢市、銀山

  5) 宮城県

    堤焼(つつみ)           : 宮城郡、泉町

  6) 福島県

    相馬焼(そうま)          : 双葉郡、浪江町

    相馬駒焼(そうまごま)      : 相馬市、中村町

    会津本郷焼(あいづほんごう)   : 会津本郷地区

    会津慶山焼(あいづけいざん)   : 会津若松市、東山町

    大堀相馬焼(おおぼりそうま)   : 双葉郡、浪江町大堀

  7) 茨城県 

    笠間焼(かさま)          : 茨城県、笠間地区

  8) 栃木県

     小砂焼(こいさご)        : 芳賀群、馬頭町小砂

     益子焼(ましこ)         : 益子町

     野州焼(やしゅう)        : 下都賀郡、岩舟町

     三橇焼(みかも)         : 佐野市

  9) 群馬県

    月夜野焼(つきよの)       : 利根郡、 みなかみ町 上牧

    自性寺焼(じしょうじ)       : 安中市、下秋間

    渋民焼(しぶたみ)         : 渋川市、渋川

 10) 埼玉県 

    飯能焼(はんのう)        : 飯能市

 11) 千葉県

    真朱焼(しんしゅ)        ; 東葛飾群、鎌ヶ谷町

 12) 新潟県

    無名異焼(むみょうい)     : 佐渡郡、相川町他

    庵地焼(あんち)         : 北蒲原郡、安田町庵地

    安田焼(やすだ)         : 阿賀野市、保田

 13) 富山県 

    越中瀬戸焼(えっちゅうせと)  : 立山町、瀬戸地区

    小杉焼(こすぎ)         : 小杉町、(現射水市)

 14) 石川県  

     九谷焼(くたに)       : 金沢市、小松、加賀市他

     珠洲焼((すず)        : 珠洲市付近

     大樋焼(おおひ)       : 金沢市

 15) 福井県  

     越前焼(えちぜん)      : 丹生群、坂井郡他

 16) 長野県  

     松代焼(まつしろ)      : 長野市、松代町

     高遠焼(たかとう)      : 伊那市、高遠町

     天竜焼(てんりゅう)     : 飯田市、天竜峡
     
     尾林焼(おばやしき)    : 飯田市、尾林

 17) 山梨県  

     能穴焼(のうけつ)     : 韮崎市、穴山町

 18) 静岡県 

     志戸呂焼(しとろ)     : 棒原群、金谷町

     賤機焼(しずはた)     : 静岡市
   
     森山焼(もりやま)     : 周智群、森町

 19) 愛知県 

     瀬戸焼(せと)       : 瀬戸市一円

     常滑焼(とこなめ)     : 常滑地方

     犬山焼(いぬやま)     : 犬山市

     赤津焼(あかつ)      : 瀬戸市、赤津地区

     品野焼(しなの)      : 瀬戸市、品野地区

 20) 岐阜県 

     美濃焼(みの)       : 多治見、土岐、瑞浪

     小糸焼(こいと)      : 高山市

     渋草焼(しぶくさ)     : 高山市

以下次回に続来ます。

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茶道具の故事来歴 2 (銘)

2010-07-23 21:40:59 | お茶と「茶の湯」と茶道具(茶陶)
前回述べた様に、茶の湯の世界では、茶道具独特の、「箱書文化」と呼び、「伝来証明文化」とも言える

物があると思います。

 茶入や、茶碗、茶杓、花生などの、道具類に「銘」が付けられ、これも大切で、鑑賞の重要な要素に

 なっています。

 遠く室町時代より、所持者の名前などから、取られた「銘」が、ありましたが、遠州が茶入などの、

 名物の選定に当り、古今の和歌集、特に「古今和歌集」、「新古今和歌集」などから「歌銘」を

 取り入れた事により、文学的要素が、大いに、取り入れられる事になります。

 ・ 多くは「千利休」や、「小堀遠州」が、認めた物という事により、その茶入は、四百年以上

   人々によって、伝わってきた、という事実があります。


 茶道具の銘については、大体次のように、分類されます。

 1) 見立て銘(イメージ銘)

     「松島」: 葉茶壷、 「園城寺」: 利休竹花入

 2) 事象銘 

  ① 物語・謡曲   「ふたりしつか」 :宗旦茶杓、 「俊寛」 :長次郎黒茶碗 
  
  ② 歌・句     「作物茄子」 :茶入
   
  ③ 中国故事    「蟻とおし」 :覚々斎茶杓 、 「回也」: 藤村庸軒香合 
  
  ④  季節      「しぐれ」 :金森宗和茶杓 
  
  ⑤  名所・旧跡   「有馬山」 :小堀遠州茶杓

 3) 洒落銘・機智銘・狂歌銘

  ① 「猫の鼻」: 山田宗偏茶杓 
            
    削った茶杓が長過ぎたので、寸を詰めたいと考え、つめたい…冷たい…「猫の鼻」と閃き

    銘となったとの、事です。 
          
  ② 「筒井筒」 :井戸茶碗

    秀吉の前で、自慢の井戸茶碗が、割れたのを見た細川幽斎が、その場を取り繕って、

   「筒井筒五つにわれし井戸茶碗 咎をばわれに負ひにけらしな」と、伊勢物語の歌をもじって

    詠んだことから、この名前が有ります。  

 4)  呼称銘

  ①  所持者による銘  「珠光文琳」茶入、 「三好粉引」茶碗 
 
  ② 墨跡・消息などに、与えられた銘  「破れ虚堂」掛物  

 5) 発見(見出された)された場所 
     
   所蔵寺院名(真如堂、本能寺 等)、所蔵庵名(遠州の在中庵肩衝、転合庵面取 等)

   また茶杓では、製作年月・贈り主の名前・製作場所 などがあります。

 6) 道具を所持していた人の名前

   (茶人、数寄者、数寄大名 等)をつける例が、多く見られます。
                         
 7) 唐物茶入 
 
   ① 肩衝: 久我・宮王・松屋・日野・安国寺・佐伯・油屋・など

   ② 文琳: 珠光・岩城・九鬼・田村・大文字屋・織田・など          
  
   ③ 茄子: 国司・松本・宗悟・茜屋・京極・紹鴎・など 
       
   ④ 丸壷: 利休・金森・土田・寺沢・青山・石河・など

 8) 瀬戸肩衝 

   生駒・本阿弥・筒井・金森・浅野・など

 9) 歌銘について 
  
    小堀遠州(遠州が選定した名物を、中興名物と言う)は、和歌などから、命名しています。

    この歌を、選ぶに当っては、形や釉からくる言葉を、歌の語に合わせています。

   ・ 千利休の師、武野紹鴎は、和歌に傾倒し、それまで墨蹟や唐絵を、掛けるのが常であった床に

     和歌色紙を掛け、茶の湯の国風化、草庵化を推進しました。

     それ以降、和歌は、掛軸として、また道具の銘として、茶の湯と、深く関わってきました。
                       
 10) その他

    四季の風光全般や、諸種の歳時の名、慶弔の行事、その他教訓、垂示など「銘」は多種多様が

    見られます。
   
    銘をもつ道具を、茶室内に取合せると、「銘」による連鎖で、思いがけぬ楽しい、事を連想し、

    話題の基になり、心が豊かになるなど、銘の効用が、みられる処です。

  「卯花墻」、「金花」、「俊寛」、「筒井筒」、「虫喰」、「村雨」、「松風」などの茶道具の名品

  以外にも、主な茶銘、菓子銘など、茶の湯に関する物に、あらゆる銘が、広く付けられています。

・ 最後に「偽銘」について、

  銘が本物なら問題はないが、「偽銘」も数多く存在します、「偽銘」を持った物は、全て「贋物」

  という事になります。

  ① 生産地銘の「偽銘」はほとんどない。

    有田磁器が中国を表す「大明」、又は中国明朝の年号「成化」「万暦」や「天啓」銘を入れるのも

    生産地銘の、偽銘の一種と言えますが、これも「贋」とは言えません。

   ・ 生産地銘は、地方の小規模な窯の作品を、証明する貴重な物です。

     こうした銘には、偽銘は殆どなく、信頼できます。

  ② 「作者銘」には、偽銘は多い。

    特に「仁清」「乾山」「木米」などは偽銘(贋作)が多く、今までに知られていない

    「仁清」銘を持つ物100%、また「乾山」銘の90%、「木米」銘の80%は贋作です。

    巨匠ほど偽銘は多く、あまり知られていない作家ほど、偽銘が少ないのは、当然です。


以上にて、茶道具(茶陶)についての、話を終わります。

次回より、別なテーマで、お話したいと思います。
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茶道具の故事来歴 1(次第、箱書)

2010-07-22 21:47:19 | お茶と「茶の湯」と茶道具(茶陶)
 茶道具は、本体の良さも有りますが、「古さ」や「伝わりの良さ」が、今日でも、重要な要素に

 なっています。 故事来歴とは、その茶道具が、どの様な人達が所持し、どの様に、伝来して

 来たか、どんな茶会で、使われていたのか等の、歴史的事実や、逸話などの事です。

 ・ 茶会の場所や、日時、亭主や客はどの様な人達か等、興味のある処です。

 ・ 由緒ある茶道具には、今日に至るまで、積み重ねられた、幾多の背景があります。

   添状や箱書など、茶道具本体に、付属するもの全般を、「次第(しだい)」と、呼びますが、

   「次第」からは、それぞれの、茶道具が持っている、背景や歴史の一端を、知る事ができます。

1) 茶入れの故事来歴: 特に茶入れは、他の茶道具よりも、伝来を重視する、傾向にあります。

   大名物や名物等の、茶入れは、多くの茶人に、順次所持されて、来た物です。

   そして、付属品とも言われる、重要な「次第(仕立)」が、添えられています。

  ・ 格持ち主は、「仕覆」を添え、「蓋」を替え、「挽屋(ひきや)」を造り、「箱」を重ね、

   大切にされながらも、壊れたり、時に災いに逢い、粉砕をされたりしても、焼け跡から、それを

   探し出し、「修復」し、再び世に伝え、人から人へ伝えられて来た、重要な道具なのです。

  ・ 仕覆(しふく): 茶入れを入れる、絹製の「名物裂」による、袋状の物です。

  ・ 蓋: 象牙製の蓋(牙蓋=げぶた)で、蓋の裏は、金箔張りが、施されている事が多いです。

  ・ 挽屋: 仕覆と桐箱の間にある、入れ物で、木地を挽いて作って有ります。

        形は、大きな棗(なつめ)の様な形を、しています。

        漆塗りの物が多く、螺鈿(らでん)を施した物も、有ります。

   ・ 箱書: お道具の箱の蓋の甲(表)、又は裏などに、収納する品名や作者、伝来などを

         書き記す事で、書付ともいいます。 墨書が一般的てすが、箱の材質によっては、

         漆書や、蒔絵による、字行を置く場合もあます。

         箱書は元来、その茶器を作らせた人、茶器として取り上げた人、それを所持愛玩した

         人などによって、書かれるものですが、所持者の依頼により、有名茶人や家元宗匠が

         行う場合も多く、したがって、箱書は極書とは、性格を異にします。

     ① 落款: 署名・印・花押などの、全般を指す総称です。

        書き手は作者、命銘者、伝来を記録した人などです。

     ② 花押: 署名を記した下に、書く判のことで、各自独特な形を、作り出し、

        自らの名の一部を、崩した物もあれば、動物を図案化した物も、あります。

        例えば、千利休のケラ印は、利休の名「宗易」の二文字を、図案化した物です。

     ③ 印:  捺印の事で、庵号や称号が、表されています。

        文字は、陰刻と陽刻があり、形も角・亀甲・瓢・楕円と様々です。

     ④ 座印: 本来は作者自身が、器物に捺した印をいいますが、箱にも捺される事があり、

        作者以外に、箱書をした人の印を、指す事もなります。

     ⑤ 在銘 : 作者が記入する事もありますが、銘を付けた人物が、箱に書き付ける場合も

        あります。 墨書を原則としますが、漆書も珍しくありません。

        小堀遠州・片桐石州・松平不昧など、大名系は箱蓋の中にあり、千家・藪内の各流では、

        箱裏に、書く例が多いです。

     ⑥ 貼紙: 箱に貼り付けてある、銘や伝来などを、記した紙です。

     ⑦ 貼り札 所蔵者印や、品番を記した整理札の事です。

  ・ 極書  作者や伝来など、「鑑識」の結論を、簡潔に書き付けた者で、箱書・極札などの

       形式を取ります。

     ① 伝来書:  器物の伝来を記したもの。

     ② 添状:  伝来や極めを、別に記した書状が、付いている場合いいます。

     ③ 添文:  作品に関連した手紙が、添っている場合をいいます。

     ④ 元箱:  新しく箱を作った場合に、元々納められていた、箱をいいます。

     ⑤ 共箱:  作者が作品を作ったときに、同時に出来た箱をいいます。

       注文主が作った箱も、同様に共箱といいます。

       但し、作者または注文主の、落款があることを、約束事とします。     

以下次回に続来ます。

 箱書
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