わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

骨董入門 24 (骨董の楽しみ方)

2011-02-09 22:26:07 | 縄文土器の話、骨董の話
1) 骨董市では、そば猪口を始め、ご飯茶碗、各種の豆皿、なます皿、角皿、小鉢などの、古伊万里の

   染付け磁器等が、比較的安価に、購入出来る、候補に成ります。

   勿論、明治以降の「印判手」と呼ばれる物が、値頃感があり、購入しても、損は無いでしょう。

    注: 豆皿は、径が10cm前後の皿で、丸型以外に、菱型、丸山型、糸巻型、銀杏型、繭(まゆ)

      型、松型、三つ葉型、扇型、半開扇型など、絵柄の面白さと共に、形の面白さも有ります。

2) 骨董市では、値切る事が、頻繁に行われています。

   一般人が、値段を下げる様に、交渉する事は、ほとんど無くなりましたが、骨董市では、値引き

   交渉は、普通に行われています。

 ① 交渉したからと言って、必ずしも、値引きに応じないかも、知れませんが、一般に一割程度の

   値引きは、してもらえるそうです。

   元々値引く事を前提に、値段をつけているとも、言われています。

 ② 二割の値引きならば、得をした気持ちに成れます。

   値引きに応じて、もらえなくても、欲しいと思った作品は、出来るだけ購入した方が、後々悔いが

   残りません。

 ③ 3割4割も、値引きする場合は、用心する必要がありそうです。何らかの欠点などが、隠されて

   いる可能性が、あるからです。

 ④ 傷や、にゅう(割れ)が有る作品は、相場の1/2~1/3の値段に、成るそうです。

3) 骨董市で購入した、焼き物は、良く洗う事です。

  大体の物は、熱湯に潜(くぐ)らせれば、良いでしょう。但し、直しがされていると、思われる物は、

  避けた方が良いでしょう。磁器の場合の「シミ」を取りたい場合には、漂白剤で取る事が、出来ますが

  陶器の場合は、漂白剤は避けた方が、良いでしょう。

  尚、金彩や上絵付けされた物は、軽く洗う程度にし、強く擦らないで下さい。

4) 汁物を入れる器では、実際に液体(水)を入れて、漏らない事を、確認します。

   細かい割れでも、じわじわと、漏れ出て来ますので、ある程度そのままの、状態で観察します。

   同じ様に、小花瓶なども、注意が必要です。

   少しの水漏れならば、水漏れ防止剤(食器用、その他用)を、器の中に入れ、5分ほどしたら、

   中の液体を、こぼし、一晩放置すれば、水漏れ防止が、出来ます。その他、水漏れ防止には、

   昔からの方法(重湯を入れる)も、有りますので、何らかの処置は可能です。

5) 購入した骨董品は、実際に使用する場合と、インテリアとして、飾て見る場合が有ります。

   食器などの器は、実際に使ってみて下さい。使う事により、その物がより良く成る場合と、良く

   見えない場合が、有ります。その原因を、追究し、次回の為の勉強としたいです。

   尚、お皿など、絵柄に方向性の有る物は、意外に使い難い事が、有ります。

6) 一つの作品は、色々な事柄を、我々に語り掛けてくれます。

   生まれた年代、制作場所、絵柄、形、職人の技、古(いにしえ)の生活など、想像するだけでも、

   楽しくなるでしょう。 その語り掛けてくれる言葉も、経験を積めば、積む程、多く語ってくれる

   はずです。物言わぬ骨董と、会話が出来る事も、骨董品の魅力です。

以上にて、「骨董の話し」を、終わりにします。

又機会がありましたら、「続、骨董の話し」をしたいと、思っております。

次回からは、別のテーマで、話す予定です。

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骨董入門 23 (骨董市3)

2011-02-08 22:11:36 | 縄文土器の話、骨董の話
骨董市に出掛ける際に、気を付ける事。

1) 初めて出かける骨董市では、当然ながら、その骨董市に、出店されている、全ての店を一通り見て

   回ります。 その数は10~200店と、ばらつきが有りますが、かなりの店数があります。

   その中で、自分に合った(自分が求める物を、取り扱う)店を、探します。

2) 店の特徴を掴む。

   店によって、取り扱う骨董品の種類も、若干違いが有ります。

  ① 作品の並べ方にも、店により違いがあり、その店の得意とする分野の、作品は特別良い場所に、

    展示してある場合が、多いです。

  ② ごちゃごちゃと、色々取り扱っている店は、結構、人だかりがしていますが、良い品物は、少ない

    傾向の様です。

  ③ テーマを絞った店では、安定した商品が多いです。

    但し、掘り出し物の様な物は、見出せないでしょう。  

  ④ 焼き物の骨董品の中には、「新物(あらもの)」と言い、現代作の物が、一緒に売られている店も、

    有りますので、なるべく、敬遠した方が良いでしょう。

3) 骨董の値段

   骨董品では数百円~数十万円の、焼き物が、並んでいます。

   値段の高い物=本物とは、限りません。初心者は、値段よりも、その物が「好き」と言う事に、

   重点を置いた方が、良いでしょう。

 ① 値段は、需要と供給の関係が、一番影響しますが、それ以外に、「図柄が珍しい」「時代が古い」

   「人気の有る物」によって、値段が設定される様です。

3) 偽者と本物を、見分ける事は、初心者に無理ですので、偽者が多く出回っていない、作品を選ぶのが、

   安心です。

 ① 瀬戸焼や伊万里焼の様な、生活雑貨(雑器)を選ぶ事です。

   これら染付けの器は、大量に出回り、偽者を作っても、旨みが無い為、贋作が少ないそうです。

   但し、色絵や金襴手などは、この限りではありません。

 ② 特に明治以降の物は、贋作の数は少ないとの事です。

 ③ 中国の古陶磁器や、ガラス製品などは、手を出さない方が、安全です。

   又、著名な陶芸家の作品が、この様な場所で、販売されている事は、有りません。有れば即贋作と

  思って下さい。

4) 一つでも、骨董品を買ってみて下さい。

 折角出掛けた、骨董市で、何も買わないのは、勿体無い話しです。安い物でも、お金を出して買う事は、

 勇気がいる事ですが、骨董品蒐集の第一歩と成ります。

 ① 身銭を切って、買い物をする事は、「目を肥やす」方法の大切なやり方だ、そうです。

 ② 限られた予算内で、いかに良い物を見つけ出す事も、大切ですが、初心者は、損得に囚われない様に

   注意した方が、良いようです。くれぐれも、儲け話には、気を付ける事です。

  ・ 少々予算をオーバーしても、欲しいと思った物は、購入した方が、良いとも言われています。

    作品の出会いは、「一期一会(いちごいちえ)」ですので、次にその物に、回り逢えるとは限ら

    ない為の 言い伝えですが、自分が納得の上で、買うならば、たとえ、それが贋作であっても、

    貴方にとって、 最初に購入した物として、記憶に残るはずです。


以下次回に続きます。   人気ブログランキングへ  
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骨董入門 22 (骨董市2)

2011-02-07 22:07:45 | 縄文土器の話、骨董の話
骨董市は、全国で定期的、不定期的に、行われています。

その情報は、ネットの、「骨董市」で、検索すると、場所や日時を、知る事が出来ます。

以下の情報は、「骨董市サイト」(http://www.kottouichi.jp)の情報を、表示して有ります。

尚、日時については、表記してありませんが、同じサイトで、知る事が出来ます。


東北地方: 秋田 秋田アンチック蚤の市 ㈱秋田美術倶楽部社 屋内 15店舗

      福島県 波立薬師門前市 波立寺 波立薬師 境内 20店舗

関東地方:神奈川県 やまとプロムナード古民具骨董市 大和駅前 東西プロムナード 200

     茨城県 一言主神社骨董市 一言主神社 90 店舗

     栃木県 今市宿骨董市 今市観光協会 市縁ひろば 20 店舗店舗

     栃木県 宇都宮骨董市 二荒山神社前 バンバひろば 10~20 店舗

     栃木県 うつのみや花緑骨董市 うつのみや緑花木センター 駐車場 10 店舗

     栃木県 大前神社お宝骨董市 大前神社 境内 140 店舗

     群馬県 尾曳稲荷骨董市 尾曳稲荷 境内 60 店舗

     群馬県 桐生天満宮骨董市民具骨董市 桐生天満宮 80 店舗

     埼玉県 浦和宿ふるさと市 調(つきのみや)神社 境内 180店舗

     埼玉県 浦和コルソ骨董市 コルソ7階  コルソホール 50 店舗

     埼玉県 神川町骨董市 神川町 道のオアシス前 70~100 店舗

     埼玉県 川越成田不動尊蚤の市 成田不動尊 境内 110 店舗

     埼玉県 さいたまスーパーアリーナ骨董アンティークフェア さいたまスーパーアリーナ 230

     埼玉県 彩の国和洋骨董フェアin所沢 西武第2ビル8F くすのきホール  100

     埼玉県 ふるさと蚤の市 べに花ふるさと館 20~25 店舗

     埼玉県 香取神社骨董市 香取神社 境内 40~50 店舗

     千葉県 上総国分寺骨董市 上総国分寺 境内 30 店舗

     千葉県 小江戸佐原の骨董市 八坂神社 境内 45 店舗

     千葉県 木下(きおろし)駅南骨董市 木下(きおろし)駅南口商店街 70 店舗

     千葉県 東金骨董祭 上行寺 境内 40店舗

     千葉県 成田山開運不動市 成田山新勝寺 総門前広場 50 店舗

     千葉県 成田骨董祭INボンベルタ 成田ボンベルタ 2階中央広場  30 店舗

東京:  北区 亀ケ池弁財天骨董市 赤羽 「ぎゃらりー遊」 5 店舗

    大田区 (平和島)全国古民具骨董祭り 東京流通センター 250 店舗

    葛飾区 葛西神社青空骨董市 葛西神社 境内 20 店舗

    江東区 骨董ジャンボリー 東京国際展示場ビッグサイト東1ホール 500 店舗

    江東区 富岡八幡宮骨董市 富岡八幡宮 境内 120 店舗

     品川区 骨董アンティークSHOW五反田 五反田TOCビル13階 150 店舗

     渋谷区 東郷の杜能美の市 東郷神社 境内 90 店舗

     新宿区 アンティークフェアin新宿 新宿第一生命ビルスペースセブン1F 150店舗

     新宿区 花園神社青空骨董市 花園神社 境内 10 店舗

    新宿区 神楽坂きものフリマ 居酒屋 竹子 2階 1店舗

    新宿区 あめや着物フリーマーケット 中野「呑処ひろし」 2~4階 10 店舗

     世田谷区 下北沢着物フリーマーケット バグハウスカフェ 1 店舗

    台東区 骨董アンティークSHOW浅草 産業貿易センター 「台東館」 6F 130店舗

     中央区 銀座の骨董大市 松屋銀座 8階 大催事場 30 店舗

    千代田区 大江戸骨董市 東京国際フォーラム 1Fプラザ 250 店舗

     千代田区 靖国神社青空骨董市 靖国神社 境内 50 店舗

    中野区 新井薬師アンティーク・フェア(新井薬師骨董市) 新井薬師 境内 60店舗

    中野区 乙女櫻着物フリーマーケット 居酒屋 「呑処ひろし」 10 店舗

    文京区 護国寺骨董市 護国寺 境内 100 店舗

    練馬区 大泉学園北野神社青空骨董市 北野神社 境内 10 店舗

    練馬区 石神井氷川神社骨董市 石神井氷川神社 境内

    港区 ザ・美術骨董ショー 東京プリンスホテル 150 店舗

     港区 ジャンクショー 東京科学技術館 120 店舗

    港区 乃木神社古民具骨董市 乃木神社 境内 30 店舗

     立川市 立川諏訪神社 多摩骨董市 立川・諏訪神社 境内 70 店舗

     福生市 福生七福神宝市 熊川神社 境内 35店舗

     日野市 高幡不動ござれ市(高幡不動骨董市) 高幡不動尊 境内 120 店舗

    町田市 町田天満宮がらくた骨董市 町田天満宮 120 店舗

     横浜赤レンガ倉庫”骨董ロマン祭” 赤レンガ倉庫 1号館 70 店舗

     横浜赤レンガ倉庫”横浜今昔きもの市” 赤レンガ倉庫 1号館 50店舗

     横浜アリーナ骨董アンティークフェア 横浜アリーナ エントランスロビー1F・2F 230 店舗

    横浜骨董ワールド パフィシコ横浜 Cホール 250 店舗

    横浜 骨董アンティークSHOW横浜 横浜産貿ホール 130 店舗

    神奈川県 やまとプロムナード古民具骨董市 大和駅前 東西プロムナード 200 店舗

中部地方: 愛知県 大須観音骨董市 大須観音 80 店舗

     愛知県 名古屋骨董祭 中小企業振興会館吹上ホール 220 店舗

      愛知県 なごや骨董フェスタ 名古屋国際会議場イベントホール 80 店舗

      石川県 かなざわ骨董フェア 石川県産業展示館1号館 120 店舗

      岐阜県 金神社骨董市 金神社 50 店舗

     岐阜県 セラミックパーク美濃骨董市 セラミックパークMINO 30 店舗

      静岡県 伊豆狩野川記念公園・骨董蚤の市 伊豆市狩野川記念公園広場 15 店舗

      静岡県 静岡アンティーク葵市 ツインメッセ静岡 170 店舗

      静岡県 静岡護国神社蚤の市 静岡護国神社 90 店舗

     長野県 軽井沢骨董&アンティークフェア 旧軽井沢公民館 14 店舗

      長野県 長野エムウエーブ 信州骨董博 長野 エムウェーブ 120 店舗

      長野県 信州骨董博IN佐久 佐久インターウェーブ 60 店舗

     長野県 信州骨董博IN松本 松本めいてつショーホール 60 店舗

      山梨県 山梨護国神社骨董市 山梨護国神社 35 店舗

関西地方: 京都 北野天満宮 天神市 北野天満宮 境内 300 店舗

    京都大骨董祭 パルスプラザ 300 店舗

    京都東寺弘法市 東寺南門 境内  150 店舗

     京都珍品展 パルスプラザ 210 店舗

    大阪骨董祭 神戸国際展示場  150店舗

    大阪 四天王寺太子会 四天王寺 境内 300 店舗

    大阪 四天王寺大師会 四天王寺 境内 300 店舗

    大阪 レトロ倉庫 難波神社会館 70 店舗

    神戸市 神戸骨董祭 神戸ファッションマート1F 150 店舗

中国地方: 広島県 骨董&アンティークin廣島 広島市中小企業総合展示館 100 店舗

九州地方: 鹿児島県 さぬきの市 サンメッセ香川 60 店舗

     福岡県 骨董&アンティークin福岡 福岡国際会議場 150 店舗

     福岡県 大宰府天神おもしろ市 大宰府天満宮 100 店舗

     福岡県 筥崎宮大骨董市&フリーマーケット 筥崎宮 参道 200 店舗


その他、検索すれば、より多くの情報を、得る事が出来ます。

以下次回に続きます。骨董市情報

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骨董入門 21 (骨董市1)

2011-02-05 23:07:24 | 縄文土器の話、骨董の話
骨董の入門としては、最初に、全国にある骨董市に、出掛けて、実際に作品を見たり、手に採って

見る事です。

全国には、定期的、不定期的に、多くの骨董市が、催されています。多分貴方の近所でも、骨董市が開か

れているのでは、ないでしょうか。  尚、骨董市の情報については、後日お話する予定です。

勿論、骨董市ですから、骨董全般(家具、民具、着物など)に渡る場合が多く、陶磁器のみとは、限りません。

しかし、骨董市に出掛ければ、必ず、「そば猪口」に出会う事でしょう。

1) 骨董市に出掛ける時の注意点

  ① 服装は、なるたけ、動き易い様に、軽装にします。

  ② 立たり、座たりする事も、多いですから、スカートは、止めた方が良いでしょう。

  ③ つばの大きい帽子や、長いアクセサリーなども、商品に触れる恐れが、ありますから、着用し無い

    方が、安全です。

  ④ 持って行く荷物は、出来るだけ少なく、コンパクトにする。

    骨董品を買い込めば、当然荷物は、増えます。

  ⑤ なるたけ、両手が使える様に、リュックも良いのですが、買った作品を、無造作に、リュックに

    入れると、何かの拍子で、ぶつけて壊す恐れが有りますので、「フェースタオル」で包む、気使い

    が必要です。

  ⑥ 陶磁器は、割れ物、壊れ物ですので、やたらに触らず、店主の承諾を得て、手に採って下さい。

    その際、両手で作品を、持つ様にします。

  ⑦ その他として、骨董市が催されている会場は、多くのお客が、来ているはずです。

    専用の駐車場を、用意している場合が、多いですので、その駐車場を、利用する事です。

    専用駐車場が、遠いからといって、違法駐車は、ご法度です。

2) ある程度の目的を持って行く事です。

    行き当たりばったりでは、中々希望の作品に、出会えないかも知れません。

  ① 過去の量産品であっても、数に限りがある様です。売買は、早い者勝ちですので、皆が値頃で、

    良いと思う品物から、売れて行きますので、なるたけ、「朝早の方が良い」と、一般に言われて

    います。但し、「残り物には福が有る」と言う、諺も有りますが・・・

3) 骨董市の様に、露店で取引される場合は、その場限りの出会いと、言って良いかも知れません。

   それ故、買った後に、不備を見つけても、クレームを持ち込む事が、不可能の場合も有りますので、

   購入時には、全体を良く観察し、納得した上で、購入します。

以下次回に続きます。

  参考文献: 「骨董市へ行こう!」 淡交ムックゆうシリーズ (淡交社)

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骨董入門 20 (真贋の落とし穴)

2011-02-04 23:01:42 | 縄文土器の話、骨董の話
贋作について述べて来ましたが、確実に、贋作に引っ掛からない方法が、ある訳では、ありません。

昔より、贋作についての、心構えとも言うべき、教訓めいた言葉が有りますので、紹介しておきます。

1) 「安いから得をする」の欲望を、捨てよ。

   「安い物で、良い物がある訳がない」と、心得ておくべきで、「お買い得の物は無い」と、冷静な

   判断を、すべきです。特に骨董の初心者には、「安さ」の魅力は、強い物ですが、偽者を掴まされる

   のが、落ちです。

2) 「この世に、掘り出し物は無い」

   良い作品は、有るべき所に存在し、とんでもない所(場所)から、現れる事は、原則的に有りません。

3) 「売主や、持ち主の言葉を、鵜呑みにしない。」

    売主や、持ち主が、その品物について、故事伝来などを、述べたからと言って、その言葉が、

    真実かどうかは、解かりません。

    「品物は、口をきかないが、人は口をきく」とも、言われています。

    品物を、褒めれば褒めるほど、胡散臭さ(うさんくささ)が、増します。

4) 「鑑定書、箱書き、目録、カタログなど、添え状が着いている物は、要注意」

  ① 有名な鑑定家の、鑑定書であっても、その鑑定書が、本物である証拠は、見つけ難く、偽者で有る

   事も、多いです。

  ② 「箱書き」が付いてているからと言って、その「箱書き」が、後世の贋作である事も、多く

   存在します。 特に箱に直に、命名、署名した物でなく、書付を箱に貼り付けた物も、存在します。

   この様な物は、偽者の事が多いです。

  ③ 添え状は、その品物が、どの様に伝えられたのかの、故事伝来を、書き連ねた物です。

   もっともらしい事が、書かれている事が多い様ですが、この添え状の、信憑性(しんぴょうせい)も

   疑問に成ります。

  ④ カタログは、書籍で紹介されていた物、又はそれの類似品や、美術館などに、展示されている

    作品のカタログの事で、同時代又は、同じ窯で焼かれた品物と、類推させる働きをし、より本物と

    見せ掛ける、道具に成ります。

  ⑤ 例え、目録が本物であっても、目録が品物と、一致する保障は、ありません。

    別の目録を、目録に合わせて、贋作した、可能性も有ります。

5) 財力の有る人ほど、「ケチ」に成る。

   ある程度の有名な作品群を、蒐集するには、ある程度の財力が、必要です。

   しかし、財力の有る人が、必ずしも、本物のみを、蒐集しているとは、限りません。

   往々にして、大量の偽者を、蒐集してしまった人も、多い様です。

  ・ 「掘り出し物」「安い買い物」などの、甘い言葉に惑わされ、偽者を掴まされるそうです。

    基本的には、その人が「ケチ」な性分が、災いした物とも言えます。

その他にも、格言めいた、諺や言い伝えなどが、ある様ですが、以上様な事で、ご勘弁下さい。

以下、次回に続きます。落とし穴

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骨董入門 19 (真贋について6)

2011-02-03 21:55:15 | 縄文土器の話、骨董の話
前回、唐津焼は、人気の有る焼き物ですが、偽者(贋作)が多いと、お話しましたが、唐津焼の壊れた

陶器の欠片(かけら=陶片)の、偽者が少なくないとの事です。

1) 我が国の焼き物で、陶磁器片で、その美しさが、認められ、骨董市場に流通しているのは、

   志野、織部、古唐津、初期伊万里の、焼き物などです。

2) 特に、古唐津では、絵の紋様が、素朴で簡単(簡素)に、表現されていたり、偶然出来た「景色」や

   赤褐色の「土味」その他、「手触り」や、「古色」など、日本人好みの要素を、多く含み、魅力有る

   焼き物と、言えます。

3) 良品は、高嶺の花ですが、陶片は、長い年月、唐津の窯で、制作されていた関係で、数多く存在

   しています。陶片は、それ自体は、使い物になりませんが、それを眺めるだけでも、心を豊かに

   してくれると、言う事で、蒐集している方も、多いです。

4) 但し、器陶器片は、不出来品として、故意に壊して、窯場近くの、いわゆる、ゴミ捨て場に

   ゴミとして、捨てられた物で、それを発掘して、収集した物が、発掘品と呼ばれます。

5) 発掘品ならば、それは本物と、言えますが、発掘品と言いながら、実は偽者も多いのです。

   発掘品=本物とは、限りません。ここ数十年の間に、偽者が多く出現し、それなりの値段で、取引

   されています。

6) 偽者には、現代作の作品を、故意に壊す物と、古い無地の発掘品に、後から、絵を付けた物が、

  多いです。(余談ですが、先日「割れ煎餅」の事が、テレビで放送されていました。ほとんどは、

  割れていない煎餅を、故意に機械で割って、大量に生産していました。これも偽者の「割れ煎餅」と

  言う事になります。)

 ① 本物と、間違え易いのは、後者の後絵付けの場合です。

   作品としては、無地の発掘品の、大皿や大鉢の見込み部分や、茶碗、中皿、小皿などの、破片です。

 ② これに、鉄絵で色付けし、再度窯に入れて焼成し、本物に見せ掛ける方法で、二度焼きと、呼ばれる

   やり方です。二度焼きの見付け方は、以前にお話していますので、ここでは、省略いたします。

 ③ 但し、破片ならではの、絵付けの方法も、ある様です。

   即ち、破片の形状に合わせて、絵が描かれている事です。勿論、破片の中だけで、絵が完結して

   いれば、一目で、怪しいと、見抜けますが、それを、ある程度、誤魔化す様な、描き方をしています。

 ④ 尚、絵が途中で途切れると、後絵付けの事が、解かるからとも、言われています。

   即ち、割れた断面に、鉄絵の顔料が、わずかに、着いてしまう事で、見分けられるとも、言います。

   その為、なるべく多く、破片より外に、絵が飛び出ない様な、描き方に成ってしまいます。

以下次回に続きます。 陶磁器片(陶片)

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骨董入門 18 (真贋について5)

2011-02-02 22:56:39 | 縄文土器の話、骨董の話
古唐津は、あらゆる陶磁器の中でも、最も偽者(贋作)が多い、陶器と言われています。

唐津焼は、大変人気のある、焼き物ですが、以下の理由によって、偽者が多いと思われます。

 ① 特別難しい技法がなくても、同じ様な作品が作れる事。(没個性的である事)

 ② 絵付けや、釉など特殊な物ではなく、容易に同じ様な物が、作れる。

 ③ 唐津の土と、似たような土が、容易に手に入り易い。

 ④ 唐津焼の、種類や量が、豊富である事。

 ⑤ 何より、唐津焼を、手に入れ様とする、需要が多い事です。

 ⑥ 唐津焼の、陶器片も人気が有りますが、これにも偽者が、多いとの事です。

唐津焼の偽者(贋作)には、以下の様な物が、有ります。

1) 明治~昭和前期に、作られた、贋作として

  茶道具に使われる、茶陶類が多く、絵唐津の茶碗、朝鮮唐津の徳利、皮鯨の片口と杯、向付、花入、

  香合などが、有ります。

 ・ 絵唐津の場合には、筆が伸びやかに、描かれていずに、線がぎこちなく、硬い感じがするそうです。

 ・ 「景色」に、こだわりが見え、意識して出している様です。

 ・ 故意に、小石を入れて、「石はぜ」を、演出している様に、見えるとの事です。

2) 昭和以降の贋作

  釉面に、フッ化水素などで、人工的に風化させた様な、作品が多いです。

  作品としては、酒器類が多く、斑唐津の盃、立ちぐい呑み、朝鮮唐津の徳利などです。

 ・ 作りは、明治期の作品よりも、上手に作られ、素直さが出ています。

   但し、唐津の「砕けた感じ」を、意識して出そうとして、反って締まりのない、だらしなさが、

   出ている物も有る様です。

 ・ 古色が全然ない作品や、発掘品では、有り得ない完品など、何処かに不自然さが、見られるます。

3) 以前にもお話した、後絵付けや、二度焼きの物も、多いです。

   特に、後絵付けでは、うさぎ(兎)、えび(海老)、さぎ(鷺)などの絵が、好まれる為、この様な

   図柄の物は、偽物が多いようです。

4) 唐津以外で作られた、唐津焼の写し

  日本各地では、唐津焼の写しが、大量に作られ、本物の唐津焼として、流通してしまう事も有ります。

 ① 鉄絵の唐津焼や、灰釉などは、各地にあり、有名なものは、京都で作られた、京唐津です。

 ② 他の窯場で作られた、黒釉や飴釉、白釉の作品が、黒唐津、朝鮮唐津、斑唐津として、取引される

   事も有る様です。 沖縄の湧田窯の作品や、東南アジア地域の作品を、見間違う事も、あります。

 ③ 「土見せ」部分で、産地を判断する事も、多いですが、唐津の赤褐色の土と、よく似た土も、各地に

   存在しますので、注意が必要です。

5) 約束事が、揃い過ぎるのも、偽者くさいです。

  古唐津には、「石はぜ」「土見せ」「三日月高台」「チリメン皺」などの、約束事があると言われて

  います。しかし、これらは、後の世の人達が、考えだした、約束事ですので、古唐津の時代には、

  余り意識されて、いなかったはずです。それ故、約束事の条件に、合い過ぎるのも、かなり疑問と

  成ります。

以下次回に続きます。

 唐津焼 贋作

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骨董入門 17 (真贋について4)

2011-02-01 21:52:01 | 縄文土器の話、骨董の話
古い時代の優れた焼き物を、手本として、その作り方(技法)や、釉の再現、窯の焚き方などを、真似る事

により、一歩でも、その優れた作品に、近付け様と、苦心して作ったと、思われる作品も、存在します。

その作品が、手本に近づけば、近付く程、当然、似てきて、本物と区別が、付かなくなります。

・ 勿論、偽物を作って、一儲けする気では無くても、後の世には、偽物と言われるかも、知れません。

 この様な物も、結構多く、骨董の世界では、模倣(もほう)の倣の字を使い、「倣製」と呼んび、贋作

 とは、区別しているそうです。

・ 中国清朝時代の、陶磁器等の写し等は、それ成りに高い評価を、受けていて、「古陶磁器」として、

  それなりの価格で、取引されている様です。

・ 「倣製」には、以下の様な種類の作品が有ります。

 ① 清朝に作られた、明朝磁器の写し

 ② 清朝に作られた、宋時代の官窯等の、青磁の写し

 ③ 野々村仁清作の、京焼各種の写し

 ④ 室町時代作の写しで、桃山時代に作られた、信楽、伊賀の蹲(うずくまる)。

 ⑤ 室町写しで、江戸時代に作られた、常滑不識(ふしき)水指。

   常滑不識水指:茶道の、千家に伝わる水指で、常滑城主、水野監物(みずのけんもつ)が、千利休に

   水指として送ったとされ、形が達磨の様な形に、似ている事から、達磨の言葉「不識」により、

   名付けた壷で、室町時代の骨壷とも、言われています。

   底部に穴が開いていたとしたら、それは水抜きの穴であり、実際に「骨壷」として使っていたものす。

 ⑥ 伊万里の祥瑞(しょんずい)写し

  中国明末の、崇禎(すうてい)年間(1628~1644)に、日本の茶人の注文により、景徳鎮窯で作られたと、

  言われる、染め付け磁器です。精白の素地(きじ)に、鮮やかな青藍色で、精緻な模様が、

  施されています。 「五良大甫呉祥瑞造」の銘がある所から、付けられた名称です。

 ・ 初期伊万里に、大きな影響を与え、レベルの高い磁器の技術を、吸収しようとして、多くの作品が、

   作られています。主に 鉢、皿、ぐい呑み等の、食器類が多いです。

 ⑦ 奥田頴川(えいせん)作の、呉州赤絵写し

   奥田 頴川(1753年~1811年): 江戸時代中後期の陶芸家。京焼最初の磁器焼成に成功した。

   呉須赤絵写しで有名です。それまでの、京焼とは異なる「染付」「赤絵」「交趾」など中国風の

   絵付けを施し、一大ブームを起こしました。

  呉州赤絵: 中国、明時代末(16~17世紀前半)、赤や緑の絵具を用いて、力強く奔放な、絵付けが

  施された磁器が焼かれ、東南アジアや日本に向けて、盛んに輸出されました。この磁器のことを、

  中国南部で、焼かれた磁器という意味で、「呉州(ごす)」とよび、1990年代に福建(ふっけん)省南部の

  しょう州近郊で、焼かれたことが明らかになります。

 ⑧ その他、多くの著名な陶芸家が、「倣製」を作っています。

   しかし、あくまでも、模倣ですので、本物(手本)を越える作品は、ほとんど有りません。

   当然、現在でも、盛んに模倣は、行われています。

尚、良く出来た「倣製」は、本物との違いを、見分ける事は、素人には、はなはだ困難との事です。

以下次回に続きます。

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骨董入門 16 (真贋について3)

2011-01-31 21:42:28 | 縄文土器の話、骨董の話
前回に続き、本物とも偽物とも、呼べない作品について述べます。

3) 他の部品(パーツ)と合わせた物

 ① 本来ならば、蓋付の容器は、本体(身)と蓋は、同時に作られた物ですが、何らかの理由で、片方が、

   破損したりして、失われてしまった時に、調度合致する物が有れば、新しく組み合わせて、

   一つの物に、仕上げる事が有ります。この様な行為を「アワセ(合わせ)」と、言います。

 ② 勿論、本体と蓋は、同時代の本物の事が、多いですので、偽物と呼ぶ事は、出来ませんが、完全な

   本物とも呼べません。(尚、骨董の世界では、一応偽物として、扱うそうです。)

 ③ 良く見掛ける作品に、宋胡禄(すんころく)、安南、呉州染付け等の、合子(ごうす)や、香合等が

   有ります。 これらは、数も多く、大きさも、似たり寄ったりですので、他の容器の、蓋と身が

   合う事が、多い為です。

 ④ 「アワセ」を見分ける方法

  ) 蓋と身が、「しっくり」して、寸法的に、違和感が無い事。

  ) 釉の色調や、図柄が合致している事。

     絵付けの際、蓋と身を一体のまま、図柄(模様)を描いている物も多いので、蓋と身の合わせ

     目の線(模様)の繋がり方を、観察し、不自然でない事を、確認します。

     但し、一部のみ、一致する場合もありますので、合わせ目の、全周を見て判断します。

  ) 古色や風化の状態が、蓋と身が、一致しているかを、観察します。

4) スリ切りした物

   「スリ切り」とは、容器の上部や下部が、破損した場合、残った下部や上部を使い、別の作品に仕上

   げる為に、破損箇所を、綺麗に切り取ります。この行為を「スリ切り」と呼びます。

   勿論、元の容器は、本物が使われますが、出来上がった物は、全く別の者と、成りますので、

   骨董の世界では、「偽物」として、取り扱われます。

   「スリ切った」部分に、なんらかの、加工を施し、完成品に見せかけます。その方法として

 ①  切り口に、釉を掛けて、二度焼きする。

   上部が破損した場合には、破損した部分を、綺麗に切り取り、釉を掛けて、焼成します。

 ②  切り口に、塗料を塗る。

   この場合には、窯に入れませんので、爪などで、引っ掻くと、剥がれる易いです。

   塗料は、釉に見せ掛けた物で、簡単に処理する場合や、二度焼きを、見破られない為に、行います。

 ③ 切り口に覆輪(ふくりん)を付ける。

   切り口が、口縁に成る場合には、金、銀、錫などで、上絵付けの要領で、覆輪を焼付けます。

   覆輪を、付ける事により、「スリ切り」を隠し、更に作品を、豪華に見せる働きをします。

 ④ 切り口に、漆(うるし)を塗り、皮鯨に見せ掛けます。

   注:皮鯨(かわくじら)とは、鯨の黒くなった、皮の部分を言い、器の口の部分に、黒く塗った

   ものが似ている為、その呼び名があります。

   本来は、茶碗や食器の口の部分を、丈夫にする為、鉄釉を巻いて、焼成した物と思われます。

   ぐい呑や茶碗、鉢、皿類が多いようです。

 ⑤ 底を付け、別の容器にする。

   「スリ切り」は、口縁の部分に行う事が、多いですが、破損していない、上部を生かし、胴や底の

   部分を、切り取り、別の部品を、取り付ける場合も有ります。

   但し、上下が、ピッタリ合致している事と、合わせ目が、完全に解からない様に、する必要があり、

   又、全体の姿形に、違和感(不自然さ)を感じさせる物は、「スリ切り」の可能性も、有ります。

   口縁の加工より、手間隙も掛かり、見破られ易いですので、数は少ないそうです。

以下次回に続きます。 アワセ スリ切り

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骨董入門 15 (真贋について2)

2011-01-30 22:41:44 | 縄文土器の話、骨董の話
骨董の作品には、完全な本物(真作)とも言えず、さりとて、完全な偽物(偽作)とも、呼べない中途

半端な、作品も存在しています。それが、どの様な物なのかの、お話を致します。

1) 二度焼きした物

2) 後絵付けした物

3) 他の部品(パーツ)と合わせた物

4) スリ切りした物

などです。以下順次説明します。

1) 二度焼きした物

  古陶磁器の表面が、色褪せしたり、風化する事により、釉面が荒れたり、「ガサガサ」した場合に、

  再度、窯に入れて、焼成した物です。

 ① 当然、その陶磁器は、本物が前提に成りますので、この物は本物ともいえます。

 ② 一方、二度焼きは、かなり時代を経た、作業に成りますので、元の時代の物とは、言えません。

 ③ 二度焼きは、新たに釉を、上から掛けずに、元のままで、焼成します。

   なぜなら、当時の釉と二度焼きした釉が、時代を経て、完全に一致する事は、出来ません。

   釉の差(色、艶など)が、どうしても、表に出易い為、元のまま焼成する事に、成ります。

 ④ 二度焼きする事は、釉を熔かし、再度表面を、覆う事に成りますので、表面の艶が増し、光沢を得て

   当初の輝きを、甦る事が出来ます。染付けや、青磁の色も、鮮やかに成ります。

   当然、経済価値も、上がる事になる訳です。

 ⑤ 元の焼成の仕方と、二度焼きの焼成では、窯の構造、燃料の違い、その他の焼成条件が、異なり

   ますので、注意して観察すれば、見分ける事が出来ると、言われていますが、相当見慣れた人で

   無いと、二度焼きを、見破る事が難しい、物もある様です。

 ⑥ 参考までに、見分け方を挙げておきます。

  ) 細いニュウ(入=ひび)が、釉の下に見える物。

  ) 小さいホツ(欠け)が、釉で埋められている物。

  ) 欠けのある部分の、端の釉が、丸味を帯びている物。

  ) 虫食い(器の縁の釉が、一部剥がれている物)の縁の、釉が丸味を、帯びている物。

  ) 釉面の一部に、艶が有る所と、無い所があり、まだら模様に、成っている物。

  ) 釉面の一部に、気泡が「ぶつぶつ」と、吹き出ている物。

  ) 煙状のシミが、表面や釉下に現れている物。

 以上の事柄から、判別できるとの事ですが、実際には、本物と区別が出来ない程、完璧な二度焼きの

 骨董品も、ある様です。

  ⑦ 二度焼きは、焼締めの場合は、(ほとんど)行われません。

    なぜなら、二度焼きすると、色、艶、景色などが、変化してしまい、まったく別の作品に成って

    しまいます。そして二度焼きした方が、良くなる保障もありません。

2) 後絵付けした物

 色や絵など、時代と共に、劣化した物を、再度手を加えて、見栄えを良くする方法です。

 上記二度焼きする方法と、焼成し無い方法が有ります。後者の場合、拭いたり、洗ったりすると、簡単に

 落ちて仕舞う事に成ります。

 ① 赤絵や金彩などの、補修が目的の場合

   染付けの様に、釉の下に描く方法と、異なり、上絵付けの場合は、表面に色素が載っている為、

   表面から、剥がれ易く成ります。それを補修する為(価値を高める為)に、手を加え焼成します。

 ② 元の赤絵の色調と、異なったり、絵の続き具合の、不自然さ(絵が微妙にズレている)や、筆の

   勢いなどから、判別します。

 ③ 絵柄の無い物に、後から鉄絵や、染付けをし、釉の中に、浸み込ませたりして、最初からあった様に

   見せかける方法です。

   特に、李朝の壺や、瓶などに、後絵を施した物が、現在でも盛んに、作られているそうです。

 ④ 焼成し無い絵付けでは、塗料やワックスなどで、描くそうです。

   一見すると、その事が解からないほど、鮮やかに、描かれている物も、ある様です。

以下次回に続きます。

二度焼き

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