わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

上手になる方法 (装飾を施す 3)

2008-04-30 23:04:05 | 陶芸が上手になる方法
 3) 複数の色土を使って、装飾を施す。

  a) 赤土、黒御影土、南蛮土など、土本体に色が付いている土を使う。

  b) 粘土に練り込用の顔料を入れて、色土を作り使用する。

    ・顔料は市販され、黒、グレー、緑、青、紺、紫、黄色、ピンクなど

     色々有ります。

    ・この顔料を、3%〜10%程度粘土に混ぜます。

     当然、白い粘土(半磁器土、志野、古陶土など)に混ぜた方が、色が

     鮮明に出ます。(なるべく、一種類の土を使い、この土に練り込む)

    ・顔料に水を入れ、粒粒が無い様に練り、用意した粘土を小さく分け

     指で混ぜ込み、菊練をしておく。
 
    ・顔料を混ぜた土は、生(混ぜた時点)では色が「ハッキリ」しません。

     本焼きして初めて、鮮明に発色します。

    ・それ故 色土の種類を間違わない用に、ラベルを貼るなどして区別して

     おくと良い。

 尚 a) の方法では、二種類以上の土を使うため、収縮率の差が問題になるが

    ほとんど無視しても良い。但し 後に述べる、市松模様などの繋ぎ目に

    微妙に関係するので、b)の方法で色土を用意する事を勧める。

   b)の方法で造った色土は、作ている段階で模様が「ハキリ」しない

    欠点がある。

 では 装飾の方法を述べます。

  イ) マーブル模様

    二種類以上の土を、5〜6回 菊練をする。出来た土の外側は、模様が

    粗く、内部は模様が細かくなっています。 

    それ故 土を縦に半分にして、背中合わせにくっつけて、使ても良い。

   a) タタラ作りで平皿や、筒上の作品を作る。

   b) 電動ろくろで挽く。

    ・ 作品の模様は、螺旋上に伸び上がる。(下部は粗く、上部は細かい)

    ・ 食器など、内外が見える物は、内外の表面を一皮削り取り、模様を出

      す。それ故 若干肉厚に挽く必要がある。

   c) 市松模様

     粘土と色土を交互に貼り合せ、「スライス」して、半ピッチずらして

     再度貼り合せりる。(ここでは、文字だけでは説明が困難ですので、

     作り方の詳細は述べません)

    注意:粘土を接着する際、刻みを入れず水又は「ドベ」を付け強く圧着

       する。特にはがれ易いので、ゆっくり乾燥する事。

   d) 色土を作品表面に貼り付ける。(色土の肉厚は薄い方が良い)

     ・「ステンドグラス」の様に貼る。「モザイク」状に貼るなど。

     ・ 部分的に模様を入れる。など色々試して下さい。

     ・ 貼る際、両方の乾燥度を極力合わせる事。

   e) 練り上げ模様 (手間暇が掛かり、かなりの熟練を要す)

     二種類以上の色土を、色々な方法で積み上げて、模様を付ける。

    ・ らせん状に積み上げる。

    ・ 金太郎アメの様に造った土を、輪切りにして、模様を見ながら、

      積んでいく。

    ・ どう積むかによって、模様が変化する。


 前回の訂正

 櫛目の項で先端に「R](曲線)を付ける際、

  容器(擂鉢など)の内側用には凹では無く、 凸状に加工する。

  外側用には凸では無く、凹状に加工する。が正解です。


    



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上手になる方法 (装飾を施す 2)

2008-04-29 18:07:31 | 陶芸が上手になる方法
 2) 作品本体の形を変形させないで、その表面に装飾を施す方法。

  イ) 表面に物を押し付け、痕が装飾(模様)となる様にする。

    押し付ける物は、何でも良い。

    例 陶印、布目、レース模様の布、ネジの頭(六角、+、)、小石、

      縄目、木目の付いた板(杉板)、その他 痕のつく物なら何でも良
      
      い。

    尚 板に模様を付けた溝を掘り、叩き板とし、作品表面を叩いて模様を

      付ける(唐津の叩き壷の様に)方法もある。

   ロ) 表面を引っかいて模様を付ける。

     a) 櫛目を付ける。

      ・市販の櫛も有るが、自作する事を勧めます。(本物の櫛を利用)

       目の粗さ(ピッチ)の違う物を作る。

      ・作品の形に合わせて、櫛の先端に「R」(曲面)を付けると良い。

       作品の内側用(擂鉢等)は凹に、外側用は凸状に加工する。

      ・櫛目を付ける際、バリ(毛羽立ち)が出やすいので注意

       (本体の乾燥具合、櫛の目の粗さ、櫛の使う角度、櫛を水で濡らす
        
        など、色々な条件で変わります。バリは素焼後に紙やすりで取る

        ことも出来ます)。

      b) 釘や竹ヒゴなど先の尖った物、「かんな」など平らな物、を使て

        模様をつける。(直線、平行線、曲線、交叉線、その他)

       ・「ろくろ」を使い同心円状に、又は渦巻き状に模様を入る。

   ハ) 表面を削る。

     a)  面取りをする。

      ・当然面の数が 少ない程肉厚に造らなければいけない。

      ・一つの面を一気に一回で切り取ると、作品に勢いが出る。

     b)  彫刻刃、カッター、かんな等で表面を削る。

      ・規則的でも、不規則敵でも、部分的でも、色々構想を練ってから、
      
       実行して下さい。

      ・後で述べますが、作品に化粧土を縫ってから、表面を削り土の

       色の差で、模様を出す方法もあります。(掻き落とし)

 ニ) 透かし彫り(穴を開ける)

    a) 抜き工具を使う。(クキーの抜き型など)

    b) 円であれば、ドリルの刃、細い金属製のパイプ、ビンの蓋、竹筒など

     色々使う事が出来ます。

    c) 針で少しずつ深みを付けて、数回に分けて切り取る。

    d)細いドリルの刃で、「ミシン目」を付け、目と目の間にカター等を

      入れて切り離す。更に切り口をきれいに仕上げる。

    注意:切り口が鋭角にならない事。又作品の内側に「バリ」が出来易いの

       で丁寧に仕上げる事。
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上手になる方法 (装飾を施す 1)

2008-04-28 18:04:33 | 陶芸が上手になる方法
作品の形が、自分なりに出来る様になると、その作品に、色々と装飾を施す事によ

り、より個性的な作品に仕上げる事が出来ます。

 是非、色々試してご自分にあった技法を身に付けて、より貴方らしい作品に仕上

   げて下さい。

 ここでは、装飾とは、単に作品の表面に施すだけではなく、いわゆる細工

 (変形、彫る、穴お開ける等)と言われる物を含んだものです。


 では本題に入ります。

  装飾は素焼前(軟らかい時、生乾きの時)、又は素焼後に施す場合があります

 一般に、素焼前に施す場合が多くの技法があります。

  (それ故、製作と装飾で、時間的にかなり掛かります、十分余裕をみて始めて

   ください)

 1)作品を変形して、変化を持たせる。

  特に電動ろくろを使用した作品は、丸を基本とした作品となり、既製品(量産

  品)の如く、味が無いと言う人も居ます。

  そこで変形(ゆがみ)する事により、温か味をだし、個性的な作品に仕上げる

  事が出来ます。

  イ)丸(角)皿等の口縁を、波型(花びら型)に凹凸を付ける。

   ・ 規則的でも、不規則でも、細かく、荒く(大まかに)、又半円部分のみ

    やや持ち上げる、全体を四角ぽく仕上げる等、色々考えられます。

  ロ)持ちやすい様に変形する。

   ・ 湯のみや、徳利など指で凹ませて、持ちやすくする。

   ・ 凹ます事により、容量を減らす事も出来ます。

  ハ)壷などを、両側から潰し、偏壷にする。

   ・ 花瓶なども、口縁を変形し変化を持たせる。

  ニ)底を斜めに潰し、全体が斜めに立つ様にする。

  ヘ)その他 色々な道具を使って、好きな部分を変形して下さい。


 注意:変形は一つの作品に、あまり多くの要素を取り込まない方が、嫌味も無

    く、使い勝手も良くなります。(懲りすぎない事)

   :軟らかい時の変形は、乾燥するに従い、元の形に戻ろうとする性質が有り

    ますので、やや強めに変形するか、やや乾燥した時、再度変形すると良い

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上手になる方法(作り方を選ぶ2:ろくろ)

2008-04-25 11:33:14 | 陶芸が上手になる方法
 ロ) 作品に合わせて、一個一個必要な粘土を「ろくろ」上に据えて、作品を

    作る方法。
 
  利点

   1)土の量が一定にしているので、同じ大きさ(寸法)の作品が造り易い。

     量は「はかり」で重さを測ると良い。

   2) 底の土の厚みが、一定になり易い。(厚みを測る針を用意する)

     又 大皿等底割れを起こしやすい作品には、底を叩き締める事が出来る

   3) 専用の亀板を使えば、取上げる際の「ゆがみ」を無くせる。

     亀板上で生乾き状態になった後、糸で切り離す。

     特に大きな作品や、手(指)が滑って取上げずらい場合に有効。

   4) 大物(背の高い)の作品を作る時便利である。

     大物の作品は下部を乾燥させてから、更に上部を載せて作品を作る事が

     多い。この際、下部を亀板上に造れば、「ろくろ」を占領する事無く

     上部の作品に取り掛かれる。又上部を載せる際にも、下部の中心が出て

     いるので、作業がし易い。

  欠点と対策

    1) いちいち粘土を小分けするのが面倒である。

     ・ 土を練った後、一度に小分けして置く。

    2) いちいち立ち上がるのが、面倒だ。

     ・ 「ろくろ」作業は腰を痛め易い。特に連続して同じ姿勢で居ると

       腰に負担が掛かる。立ち上がるのも、その予防となる。

    3) 亀板が何枚も必要になる。

      ・ 「ろくろ」用の亀板は市販されているが、自作する事を勧める。

 亀板の造り方

    イ) 厚さ12mm程度の合板(ベニヤ板)を、30Cm(寸法は自由に)

      四方に切、その四隅を5Cm程度三角に切落とす。

    ロ) 三角の板にネジ用の「バカ穴」を2個づつ開ける。

    ハ) 大きい合板に前記の三角板を、四隅にネジで取り図ける。

    二) 「ろくろ」の上面(鏡)の外側に、スッポリ入る様(ややきつ

      め)に調整して、木製用ネジで取り付ける。

      この際、調整用に「バカ穴」を小判型に開けて置くと良い。

    ホ) 位置が決まったら、ネジ締め後、接着剤で接着する。

      亀板が空転しない事を確認する。

    ヘ) 最後に紙ヤスリで仕上げる。

      (「トゲ」が出ない様にするため)

この亀板は便利な道具です。是非試して下さい。

 又 大皿など「ろくろ」面より大きい時、大皿の底削り用に、

  大きな亀板を造って置くと良い。


以上で 「作り方を選ぶ」を終わり、次回から「装飾編」に進みます。
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上手になる方法(作り方を選ぶ2:ろくろ)

2008-04-24 17:11:22 | 陶芸が上手になる方法
道具としての「ろくろ」には

 1)手回しろくろ(手ろくろ)

   鉄製の径が20Cm程度の小型から、木製の1m近いものまであります。

   後者は、電動ろくろが出来る以前から有るろくろで、現在でも特別な愛好家

   が使用しています。

 2)電動ろくろ(スピードコントロールが容易)

   一般的に使われている「ろくろ」です。通電しなければ、手ろくろとして

   使用できます。(大きさは色々あります)

   電動ろくろは、左右どちらの回転方向でも、使用できますが、日本では一般

   的に(伝統的に)右回転(時計回転)です。

   即ち右手が器の内側、左手が外側になります。左回転では手の使い方が、逆

   になります。

 3)蹴りろくろ(けろくろ)

   ろくろ下面の円盤を、足で蹴って回転させます。

   足の使い方で、左右どちらにも回転できます。

ここでは、「電動ろくろ」に付いてお話いたします。

  「ろくろ」での作り方は、次の方法が在ります。

  イ) 数kgの粘土の塊を、ろくろ上に据え、上部より作品を造り、糸で

    切り取り、次々に作品を仕上げる方法。

  ロ) 作品に合わせて、一個一個必要な粘土を「ろくろ」上に据えて、作品を

    作る方法。

   イ)の方法の利点は

    a)作品が早く出来上げる。(席を起たずに次々と作品が出来る)

    b) 土取りが一定なら、同じ形、大きさの物が造り易い。

    c)土練(菊練)が一回で済む。

   イ)の欠点及び対策

    a) 土取りが一定しない。(一定にするには、練習が必要)

    ・ 作品を作る直前の粘土の径を一定にし、土取り(使う土の量)の際

     どの指を使うかを決める。

     (作品の大きさに合わせて、中、薬、小指のどれかを選択する)

    b) 底の土の厚みが一定しない。(これも練習を要する)

    ・粘土の中心に穴を開けた際、内側の中指と外側の親指との、高さの差で

     判断する。

    ・ 又は「Uの字」型の針金(最初から片側を1cm程度長くしておく)

     などで測り、(短い方を内側に入れる)外側に切り取る位置を決める。

   c) 糸で作品を切り離した後、取り上げる際、取上げずらい。

    又 作品が「ゆがむ」。

    ・ 糸で切り離す前に、手が滑らないように、竹ベラで作品表面の

     「どべ」を取り除いておく。又指の「どべ」も取っておく。

     又 取り易い様に、底の部分に「クビレ」を付ける。

    ・ 作品の「ゆがみ」を少なくするには、底の面積を出来るだけ

     小さくする。(底が広いと逆にゆがむ)

     時間に余裕が有れば、ドライヤーなどで1〜2分乾燥させる。
     
    ・ 取り板に作品を置いたときの口縁の「ゆがみ」は作品の腰で直す。

      (口縁で直さないこと)

    
 

  
   

   
 
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上手になる方法(作り方を選ぶ2:手ひねり)

2008-04-22 22:57:39 | 陶芸が上手になる方法
 ハ) 「タタラ」造り、(板造り)

   「タタラ」とは、厚さ(肉厚)が均一な粘土板の事です。

   「タタラ」造りの特徴は

   1)  肉厚が均一な作品が出来る。

   2) 少ない粘土で背の高い作品が出来る。

   3) 粘土板を複数組み立てて使い、好みの作品が造れる。

   a) 「タタラ」の作り方 (幅の狭い板を作るのに適する)

    ・ 「タタラ」板を使う方法 

      厚さ:1mm 〜 10mm程度で、

      幅:約200mm以下(厚さが薄い場合は約50mm以下)

     の「タタラ」を作る時に使用する。

     粘土の塊の左右に、作りたい厚みの「タタラ」板を置き、細い糸を

     ピンと張り「タタラ」の厚みに、切り取る。

    ・ この場合、割れ(ひび)が出ない様に、土は十分締める。

  b) 木枠を使い、ローラーで延ばす方法

     厚み3mm 〜 15mm程度

     幅:約450mm以下が良い

    ・ベニア板の上面外周に、所定の厚さの木枠を取り付ける。

    ・この木枠内に、粘土を入れ叩き板で叩いて、粘土を締める。

    ・粘土の上下に日本手拭などの布を置くと、土離れが良い。

     また、布を色々用意すれば、布目模様を付ける事も出来る。

    ・次にローラーで土を均一に延ばす。(縦、横、斜め、の八方向)

    ・厚みに応じて、何種類かの木枠が必要になる。

 c)「タタラ」を作る専用機械(市販されている)を使う方法

   面積の広い「タタラ」を作る場合や、数多く作る場合に適する。


  「タタラ」の使い方

   1)平面のままで使う。

    ・ 陶板、壁掛け、「モザイク」のピースなど

   2)石膏等の型に押し付けて使う。(型が有れば、色々できる)

    ・ 平皿、茶碗、小鉢などの型や、人形のに型等に押し付ける。

   3)筒などに巻きつけて形にする。

     丸に限らず、角柱、多角柱などの、背の高い物に巻く。

   4)板を貼り合わせて使う。(生乾きの状態で使用する)

     箱物、蓋物などや、不定形な物など、板をはり合わせ作る。


 ニ) くり抜き造り

   箱や、香合等の小さな蓋物や、置物などは、一塊の粘土から形を造り

   後から、二分して割り、中の粘土をくり抜き、その後に二つを接着する

   合わせ目は、見えない様に仕上げる。

   (注意:空気が閉じ込めない様にする。閉じた空間の場合は、空気の

    通り道を造っておく)



    
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上手になる方法(作り方を選ぶ2:手ひねり)

2008-04-21 22:53:27 | 陶芸が上手になる方法
「手ひねり」には、玉造(作)り、ひも(紐)造り、タタラ造り、くり抜き造り、

それらを、併用した造り方が有ります。

 イ) 「玉造り」、初心者の方の多くが最初に作品を、造る時に使う方法です。

   a) 小さい作品向きで(ぐい呑み〜抹茶茶碗程度)、平皿なら大き目も可。

     〜500g程度の粘土の量の作品を造る時の方法です。

     高さは10 C m 程度の物までです。

   b) 一塊の粘土から造るため、繋ぎ目が無く、肉厚を指で確認しながら

     造ることが出来ます。

   c) 指跡が付きます。これを削り取っても良いし、残すのも良い。

   d) 造る「コツ」は

    ・ 作品一個分の粘土を、玉(おにぎり)状にし、「手ろくろ」上に載せ

      両手の親指で、中央を堀り、底の肉厚まで掘り進む。

    ・ 底を必要な寸法まで、広げ手から、両手の親指と、中指、人差し指で

      はさみ、肉を薄くします。土は上に延びていきます。
   
    ・ 親指は内側でも外側どちらでも、やり易い方を選ぶ。

    ・ 必ず、下の土から薄くする事。上からだと、指が届かなくなります。

    ・ 作品は上部が広がらない様に、土を締めながら、上に土を延ばす。

    ・ 時々土に水を引く、手の熱で乾燥し、「ひび」が入り易い為。

 ロ) 「紐造り」 紐を段々に積み上げて造る方法です。

  a) この造り方で、あらゆる作品を造る事が出来ます。

    ・ 小さい物〜大きい物(1m以上も)まで可能です。

      上の土を支える程度下の土が乾燥したら、上に積んでいけば良い。

    ・ 丸、角、不定形など、あらゆる形に出来ます。

    ・ 縄文式土器もこの方法で作られています。

  b) 紐は同じ太さ(丸)で、なるべく長くします。意外と難しいです。

  c)  「輪積み」、一周する様に積んで行く方法で、丁寧な造り方です。

  d) 紐を数段積んで行く方法で、 スピードが早くなります。

  e) 紐造りの「コツ」

   ・段々の継ぎ目は内外側とも、指や竹ベラで消す。

    少なくとも、片側は消すこと。水漏れや「ひび」割れを防ぐ為。

   ・継ぎ目は常に濡らして置く。(継き目の上と下の乾燥度を合わせる)

   ・下の部分は乾燥前に形を造ておく事。

   ・大きい物は、叩き板で叩き土を締めてください。

    大物の壷などは、積み上げたら、内側に「コテ」を当て外側を、溝の付い

    た叩き板を使って叩き締める。

   ・ 継ぎ目を消す際、空気を閉じ込めない事。
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上手になる方法(作り方を選ぶ1)

2008-04-20 18:36:28 | 陶芸が上手になる方法
 今日の本題に入る前に、前回の(土を選ぶ)の補足説明をします。

  ・ 粘土は2種類以上を混ぜて使う事も可能です。

  完全に混ぜ合わせても良いし、マーブル状に混ぜ合わせても良い。

  混ぜることにより、自分好みの色や、作り易い粘土にして下さい。

  ・ 粘土の焼成後の色見本や目の粗さなどは、陶芸材料店などに置いて在る事

  が多いです。是非参考にして下さい。


では、本題に入ります。

 作品を作る方法は、大きく分けて、

 「手ひねり」と「電動ろくろ」を使う方法の2種類あります。

 どちらの方法で作るのかは、作る作品によって、またその人の技術の習得度に

 よって、決まります。

  更に、その作品にどの位の時間が掛けられるか(陶芸教室などで時間の制約が

 有る場合など)もどちらを選ぶかの、大きい要素となります。


 「手ひねり}と「電動ろくろ」の比較

 イ)「手ひねり」の特徴

  ・ 初心者でもすぐに取り掛かれる。

    (本や、助言を受ければ簡単に取り掛かれます)

  ・ 作り方(方法)の種類が多い。

    (例 玉作り、紐作り、タタラ作りなど)

  ・ 形にとらわれず、色々な形に対応出切る。

    小さい物から1m以上の作品も可能です。

  ・ 一個一個の作品に個性が有る作品と成る。

    同じように作っても、ゆがみ(いびつ)や指跡等の差で、同じには出来ま

    せん。

    たとえ石膏型に押し付けて作っても、一目見てその違いが解かります。

  ・ 作品に温か味があります。(ゆがみ等で)

  ・ 途中で変更する事(修正)も可能です。

    粘土が完全に乾燥する前でしたら、土を貼り付けたり、作品を「ねじる」

    事も可能です。又 日を置いて続をする事も出来ます。

  ・ 粘土に無駄が少ない。上手に使えば100%使えます。

  ・ 作品を仕上げるのに、やや時間が掛かります。

    
 ロ) 「電動ろくろ」の特徴 

   (技術を習得した人の場合ですが)

  ・ 同じ物が短時間で多く出来る。

  ・ 丸い(円筒状)作品は得意で有るが、角や不定形は苦手である。

    この場合は、「手ひねり」を併用する事となる。

  ・ 機械的に作るので、冷たい感じがすると言う人も居ます。

    (既製品みたいで、好きでない人も)

  ・ 粘土に無駄が必要です。

    一般的には、底を削ります。又上の土を支えるため、下部は肉厚にしなけ

    れば成りません。それ故この部分は削り取る必要がます。

  ・ 「電動ろくろ」は別名「水挽き」と言われ、水を使います。

    それ故 泥水が発生し汚れていい場所が必要です。当然ろくろを置く

    スペースも必要と成ります。(陶芸教室などで作陶すれば別ですが)

  ・ 最大の問題が、「電動ろくろ」の技術の習得に時間が掛かる事です。

    本など独習で習得するのは中々困難です。

    (本に書かれていない、重要な部分がいっぱい有ります)

    出きれば良き指導者を得る事を勧めます。

     (尚 「ろくろ」は電動以前からの長い伝統があります、それ故

      指導の仕方は、統一されていません先生によって違います、本や先生

      は頻繁には変えない事です)
    
以上 出来上がった作品は、差が出ますが、両方の技術を習得して、変化に富んだ

   作品を作りたいものです。

  
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上手になる方法(粘土を選ぶ)

2008-04-19 21:49:09 | 陶芸が上手になる方法
陶芸が上手になるとは、自分の思った通りに、作品を作る事が出来る様になる事と

定義して、話を進めています。

  前回までは、何を作るか(テーマ)を決める。図(スケッチ)に描いてみる。

 に付いて述べましたが、今回は粘土について、話したいと思います。

粘土は陶芸の主たる材料です。

 それ故どんな粘土を使えば良いかが、重要な事柄になります。

  粘土には色々な種類があり、採れた場所によって、千差万別です。

 今日では、陶芸材料店、粘土屋さん、又陶芸教室でも数種類の粘土を、用意して

います。その為どの粘土を使えば良いか、選択に迷いがちです。

 当然、粘土の種類によって出来上がりに差が出ます。
 
以下粘土を選ぶ基準を述べます。

 イ) 色で選ぶ。(焼成後の粘土の色)

   白い土、グレーぽい土、茶色い土、黒ぽい土等色々有ります。
 
   (注意:生の土と、焼成した土の色が違う場合があります)

   当然、釉薬を掛けて焼成すれば、粘土の色によって色の明暗に差がでます。

  白い土 : 半磁器土、古信楽土(細目、荒目)、志野土(やや黄色)など

  グレー : 信楽土(薄いグレー)など

  茶色の土: 赤土(産地によって、薄い茶色〜濃い茶色まで色々)

  黒い土 : 黒御影土、南蛮土など

    尚、白い土に顔料(練り込み用)を3%〜10%入れる事により、
      
      ピンクの土、緑の土、青い土、黄色い土、紫の土等を作り出す事が出

      来ます。

 ロ) 手触り(質感)で選ぶ。

    滑らかな土: 粘土の粒子が細かい土。

          半磁器土、信楽の特練、南蛮土など

    ややざらつき(砂気)の有る土: 信楽の並漉し、志野土(細目)など

    ざらざら感の有る土: 古信楽(細目、荒目)、志野土(粗目)など

 ハ) 作品の大きさで選ぶ。

    大きい作品は 縮む量が大きいので、収縮率が小さい目の粗い土を使う。

 ニ) 作品に細工を施す場合は、目の細かい土を選ぶ。

 ホ) 価格で選ぶ。性質が同じ様な土なら、割安な土を選ぶ。

 ヘ) 特別な土を選ぶ。

    萩焼には萩焼き用の土を、備前焼には備前焼用の土をと言う様に、
   
    その産地の土を選ぶ。
 
    又、土鍋など直火に架けて使用する物は、土鍋用の土を選ぶ。
     
     (注:土鍋土の焼成温度は一般的には1200度以下です)

 へ) 作品の割れやひび等の傷が、出にくい土を選ぶ。

    長い年月を掛けて、寝かせた土は傷が出にくいと言われています。

    (一般的には難しい事ですが)

    尚、目の細かい土は乾燥がやや速い傾向が有ります。

     (割れ、「ひび」が乾燥の速さに関係していますので、目の細かい土を

      使う時は注意して下さい)

 ト) 最後に一番重要な事は、使いやすい土を選んぶ事です。

   (目の細かい土は、電動ろくろでは中々上に伸びず、挽きにくい土です)。

 
以上 自分の好み、作りやすさ、価格などを考慮して、選んでください。
          

   
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上手になる方法(スケッチを描く)

2008-04-18 18:47:37 | 陶芸が上手になる方法
何を作るか? (テーマ)が決まりましたら、

2) 次にラフな図で良いですから、図(スケッチ)を描きます。

  スケッチに書き込む項目は、以下の事柄です。

  イ) 全体の形を描く(原寸大でなくても良い)。

     見えない部分や(蓋物の蓋受け部分等)、付属品(蓋物の蓋、コヒー

     カップの取っ手等)も書き込んでおく。

  ロ) 寸法を入れる。

     ・まず出来上がり寸法を入れる(高さ、幅、径、厚さ等)

     ・次に作る時の寸法をいれる。

      粘土は、乾燥に従い、又焼成に従い縮みます。

      縮み率は、粘土の種類や焼成温度によって変わります。

      (目の細かい粘土や鉄分の多い赤土等は、収縮率はやや大きい)

      一般に焼成温度が1230〜1250度では収縮率は12〜13%

      で、最大でも15%程度です。

      それ故、作る時の寸法は、完成寸法に次の数字を加えた物で十分

      対応できます。(目安としてください)

     ・ 4Cm以下  +05Cm  20〜24Cm +2.5Cm
  
        5〜9Cm +10Cm  25〜29Cm +3.0Cm

      10〜14Cm +1.5Cm  30〜34Cm +4.0Cm

      15〜19Cm +2.0Cm  35〜39Cm +5.0Cm

 ハ) 細工や、装飾を施す場合には、その作業がいつ行う必要があるかも
   
   考えて置かなければなりません。出来ればそれも、図の横に書き込む方が望

   ましいです。

     ・製作中にする作業 色土を使う練りこみ(マーブル)、練り上げ等

     ・生乾きの時の作業 櫛目、彫刻、透かし彫り、化粧土を使う装飾

               その他 取っ手、摘み等を付ける作業等

     ・素焼後の作業  下絵付け、その他の装飾

             この場合は時間的に余裕がありますが。


 ニ) このスケッチ図は、作品が焼成し完成した段階で、作品と見比べて下さい

    図と作品との違いが何処に有るのか、その違いの原因がなぜのかを考えて

    下さい。

    自分の意思での変更ならば問題有りませんが、他の原因ならば

    次回作る時の参考になり、上手になる一歩になります。

    

      

      
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