わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

本焼きの注意点2(窯焚きの時間)

2009-06-30 21:24:12 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
前回の続を、述べたいと、思います。

本焼きで、最も重要な事は、設定温度(必要な温度)まで、上昇させる事です。

◆‥擇焼き締まる温度まで、上昇させる事でもあります。(実用に耐える、強度にする。)

  釉を掛けない、焼き締め等は、十分土が焼き締まるまで、温度を上昇させます。

  焼き締まる温度は、土の種類によって、違いが有ります。

  予め、試し焼きなどして、最適な温度を、見極めて下さい。

2) 次に重要な事は、

  〕劼鯤欧い討い觧間の長さ。

 ◆_硬拆緇坤好圈璽匹任后

 両者は、密接な関係にあります。温度上昇が、緩やかならば、当然焚く時間は長く成ります。

  〕劼鯤欧い討い觧間は、窯の構造、窯の大きさ(容量)、土の種類、作品の種類、燃料の種類、

   その他の条件によって、「何時間が良い」とは、言えません。

  顱法.献А璽殴襦▲魁璽鵑蓮■瓜間に100℃ずつ温度上昇する事を、条件にしています。

    即ち、1250℃(SK-8)にするには、12時間30分掛けなさいと、言う事です。

    これが一つの目安に、成ります。

    (1200℃を超えたら、もっとゆっくり、上昇させないと、水漏れを、起し易く、

     しっかり焼き締まらないと、言う人もいます。)

  髻法仝什澆陵劼蓮温度の密閉度(外に逃がさない)が良く、且つ、強制燃焼などで、火力が強く、

    上記時間より、大幅に時間短縮が、可能になっていて、現実には、一般的な土で、

    7時間〜10時間程度が、普通の時間と、思われます。

    (小さい電気窯などは、5時間程度の窯も有ります。)

   雑誌や陶芸の本などを見ると、一般的な土で、15時間、18時間、20時間など、

   かなり長い焼成の例が、出ていますが、本当に必要な時間なのか、はなはだ疑問に感じます。

 ◆_硬拆緇坤好圈璽匹砲弔い

   以前に述べた様に、急な温度変化に、弱い土が有ります。弱い土は、時間を掛けてゆっくり、

   温度上昇が必要です。

   但し、最初から、ゆっくりペースではなく、途中から、温度上昇を抑えるのが、良いと思います。

  顱法^貪拜脳討靴討△觝酩覆蓮∩脳堂硬戮泙任蓮△匹鵑匹鷁硬拆緇困靴椴匹い任后

    例え釉をかけた作品でも、慎重に成る必要は、有りません。

   ・ 注意点は、窯の扉や、蒸気抜きの穴は、開けて置き、釉の水蒸気を逃がします。

    釉を塗った直後では、素焼した土の中に、水分がかなり残っています。

    温度上昇と伴に、水蒸気が発生し、この逃げ場がないと、窯の天井に、水滴が溜まり、

    落下して、作品の上に落ち、釉に「シミ」を作ります。
  
   「最初の300〜400℃は、慎重に上昇するべき」、と言う人もいますが、

   上記の、水蒸気を上手に逃がす手はずをすれば、ほとんどの場合、温度を急上昇しても、

   問題有りません。

   (土の中の水分は、一度素焼をしていますので、スムーズに、作品表面に移動し、水蒸気爆発を、

    起す事は、有りません。)

 髻法〜脳動幣紊任硫硬戮蓮△修療擇砲箸辰董∈能蕕侶亳海叛ります。

   それ故、土の種類によっては、慎重に上昇した方が、安全だと思います。

以下、次回に続きます。

陶芸、本焼きの注意点 

窯焚き時間
   
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本焼きの注意点1(温度を上げる)

2009-06-29 22:36:07 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
本焼きの方法については、焼成の仕方、窯の大きさ、窯の構造、燃料の差、窯の焚き方など、

人により、そのやり方に、違いが有りますので、ここでは省略いたします。

一般的な注意点を、お話したいと思います。

1) 本焼きで、一番重要な事は、設定温度(必要な温度)まで、温度を上昇させる事です。

  設定温度とは、

  ℃悗完全に、溶けた状態になる、温度です。

 ◆‥擇実用に耐える程度、焼き締まる、温度でもあります。(釉を掛けない場合)

   温度が低すぎると、釉が熔けずに(ガラス質にならず)、表面が、ザラツキます。

   熔け不足は、以下の場所で、起こり易いです。

  顱法〆酩覆痢外側片面が、熔け不足。

  髻法〆酩覆痢内側が、熔け不足。

  鵝法’悗旅發ず酩覆任蓮下部が、熔け不足。

  堯法℃悗鮓く塗った所が、熔け不足。

  后法〜澗里、熔け不足。

 熔け不足の原因は、勿論温度が低い為や、「ねらし」時間が、短い為ですが、

 (「ねらし」:設定温度で、数十分一定に保つ方法)

 それ以外に、炎の流れ、温度の伝わり方に、問題が有る場合も多いです。

 ◆〕个渦瓩に、注意。

   特に流れ易い(流動性のある釉)や、釉単体では、流れないが、二重掛けすると、

    流れ易くなる釉も、有ります。

   又、釉を厚く掛けて、長時間高温に、晒された場合にも、起こります。

  顱法[れた釉は、棚板に流れ出し、作品が、取れなく成る場合も、有ります。

  髻法℃悗煮えた状態となり、釉中に、気泡や、気泡が逃げた痕で、出来上が、綺麗ではありません。

  窯の中の温度を、なるべく、一定にする。

   倒炎式の窯は、比較的、窯全体の温度が、一定に成り易いですが、窯の大きさや、窯詰めの

   状態などで、窯の中の、温度分布に、バラツキが出る事が、有ります。

   その為、熔け不足や、熔け過ぎが起こり勝ちです。

  ・ 窯の焚き方を、色々工夫して、均一にしたい所ですが、不可能な場合には、釉に強弱を

    付ける事も、必要です。(一般的な釉は、1230〜1250℃が多いです。)

    強い釉:比較的高い温度で、熔ける釉薬 (1250℃、1280℃など)

    弱い釉:比較的低い温度で、熔ける釉薬 (1180℃、1200℃など)

    尚、低い温度の釉は、市販されてもいますが、一般的な釉に、酸化亜鉛(亜鉛華)、灰、石灰分、

   アルカリ分(Na、K、Ka、など)を多く入れ、自分で必要な温度に、調合する事も、可能です。
    
   この調合した釉を、熔け不足や、解け過ぎが、起き易い場所に置く、作品にかけます。

参考までに、例えば、1230℃の釉は、その温度に成ると、急に熔け始めると言う訳では有りません。

1230℃以前に、作品表面より、少しずつ熔け始めます。そして1230℃で、ある時間持続すると、

釉が完全に溶けると、言う事です。

即ち、決まった融点(固体から液体に成る、境目の温度)は有りません。その近辺で、熔けると言う

事です。それ故、ガラスは、化学的には、液体に分類されます。

以下次回に続きます。

陶芸の本焼き 

窯焚き 温度上昇
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本焼きの温度

2009-06-25 22:42:49 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
本焼きの焼成する温度と、昇温スピ−ドに付いて。

 本焼きの際、注意しなければ成らない事は、土の性質(性格)を、十分把握して置く事です。

 一般に、市販されている土は、最適な焼成温度(範囲)が、表示されているます。

 それに従えば、間違いありませんが、ご自分で採取した土等を、使う場合は、以下の事柄を、

 考慮して下さい。

 1) 土の種類(土の成分)等によって、焼成温度は、異なります。

   ‥擇梁儔佚戮砲茲詈儔

    どんな土でも、高温に成ると、軟らかく成り、熔けて来ます。

    それ故、焼成温度が、その土の耐火温度以上に成ると、作品が歪んだり、お煎餅の様に、

    土本体が、膨らんだりします。 最高温度以下で、焼成する必要が有ります。

   顱法^貳未防埆稱(鉄など)を含んだ土(赤土など)は、耐火度は、低く成ります。

   髻法‐討上がりが、白っぽい土は、大抵、耐火度は、高いです。

  ◆‐討締まる温度に差がある物

    土の性格によって、低温で焼き締まる物と、高温でなければ、焼き締まらない物とが有ります。

   顱法“理の細かい土は、やや低い温度でも、焼き締まりますが、粒子が粗い土は、

     高い温度でなければ、焼き締まりません。 (強度、透水性に問題となる。)

   耐火温度に差のある土や、焼き締まり温度に、差が有る土は、同時に焼成できません。

   ・ 例: 現在当窯で、困っている事ですが、土鍋を作りたいと言う、生徒さんに対して、

     要望に応えられない事です。

    即ち、市販されている、土鍋用の土の、最高焼成温度は、1200℃と成っています。

    一方、普段使用している土(信楽土、信楽赤土、志野土、半磁器土、南蛮土など)は、

    1230℃(SK-7)〜1250℃(SK-8)ですので、同じ窯で焼けません。

    土鍋を焼くには、一窯全部を、土鍋用に焼く必要が有ります。

    過去に1度だけ、全員で、土鍋に挑戦した事が有りましたが、窯の大きさの関係で、

    20個以上の土鍋を、焼かなければなりませんでした。

    それ故、個々の要望にには、応じられないのが、現状です。

    (どなたか、良い方法を、ご存知の方が、おられましたら、御教授下さい)

   尚、 焼成温度が、極端に変化すれば、それに合わせて、釉薬も変えます。

 2) 昇温、下降温度に注意すべき土

    ‥擇寮質から、急な温度上昇に、耐えられない土が有ります。

     急に温度を上げると、土中の気泡(ガス)が表面より、抜け切らずに、土表面に、凹凸を

     作る土も有ります。

     それ故、じっくり、時間を掛けて、温度を上げなければなりません。

   ◆々い釉は、「引き出し黒」と言い、急冷が良いと言われています。

     熱い窯から、直接引き出し、そのまま、外に放置したり、水の中に入れて、急冷します。
     
     この温度変化によって、土によっては、作品に「ひび」が入ったり、壊れたりします。

     (市販の土には、急熱、急冷可能など、表示されている土も、有ります。)

・ 尚、上記の様な、規格外の土は、使い方によって、特殊な、面白い土と成る物が、多いです。

・ その様な土が手に入ったら、特徴を、上手に引き出し、他に無い作品を作ってください。

・ いずれにしても、土の性質を、把握するため、初めての土は、試し焼きする、必要が、有ります。

陶芸の本焼きについて 
本焼き 本焼きの温度
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本焼きの目的

2009-06-24 23:14:10 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
本焼きは、陶芸の、最後の工程に成ります。

 (尚、本焼き後に、上絵付けで、絵を描く事も有ります。)

本焼きとは、1200℃前後〜1300℃の範囲で、焼成する事で、素焼や、楽焼など、低い温度で

焼成する事とは、違います。
    
本焼きの目的は、

1) 土を焼き締め、実用に耐える強度にする事。

   ‥擇蓮高温になると、収縮し密度が増し、物理的(機械的)強度が強く成ります。

   土は、元は花崗岩などの石でした、それが日光や、雨、風、熱水などで、数万年を経て、

   風化、分解され、粉々に成り、川や、池などに、堆積した物と、考えられています。

   それ故、高温に成る事により、最初の岩(花崗岩)に、戻った事に成ります。
  
  ◆ゝ杰綫が、極端に無くなり、水漏れを少なくさせます。

   実用に耐える、硬さや、強度と成ります。

  備前焼に代表される「焼き締め」は、釉を掛けなくとも、この段階で、十分実用に耐える作品と

  成ります。

  「焼き締め」は、薪などで焼成する事が多く、灰などで、釉薬とは、違った表面の模様が

  自然に、出て来ます。 
 
2) 釉を高温で熔かし、土(素地)の表面を、ガラス質で覆う事です。

   .ラス質で覆う事により、更に物理的、化学的強度を増します。

   顱法〜巴呂髻▲ラス質で覆う事により、物理的強度が、増します。

   髻法〇世筺▲▲襯リ、その他洗剤などに対して、化学的強度が、増します。
  
  ◆ ̄れに対して、処置し易いです。

   顱法/器など、汚れを落すのが、容易に成ります。

   髻法℃悗琶い事により、更に吸水性が、少なく成り、油などの汚れより、守ります。

     (貫入釉などでは、表面の「ひび」から、水がしみ込む場合も有ります。)   

   色や絵付けが出来ます。

    各種釉薬で、色付けをしたり、好みの絵(下絵付け)を描く事が、出来ます。

    色や絵を描く事により、作品に変化が出ます。

  ぁ”縮未、ガラス質ですので、手触り(触感)が、良い。

 以上の利点が有りますので、一般的には、釉を塗って、焼成します。
  
 陶芸の本焼き 

本焼き 本焼きの目的

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本焼き(非常時の対処5地震)

2009-06-21 22:30:25 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
3) 気象条件の急変、地震など、不測の事態

  屋外(室外)に設置された、燃料を使う、窯の場合に付いて、引き続き述べていきます。

 ぁ|録未両豺腓僚菽屐柄芦鵑梁海)

  堯法〕劼涼罎虜酩覆簔板が、壊れた場合には、とりあえず、全ての作品を、窯の外に出し、

    傷の有無を、点検します。

   ・ 壊れた作品は、傷の大小に関係なく、残念ながら、破棄すべきでしょう。

   ・ 釉が熔け始めた段階で、棚板上の作品が動き、隣同士が接触し、「くっつく」場合が

     有ります。「くっついた」作品は、残念ながら、切り離す事は、出来ません。

   ・ 釉が熔け掛かた作品で、傷が無い物は、再焼成可能です。

   ・ 棚板の、割れた物は、他の使用方法で、使います。

  后法〆念の場合は、窯が破損した場合です。

   ・ 市販されている窯は、耐火煉瓦の外側を、鉄骨や鉄板で、囲んでいて、強い地震でも、

     窯が大きく壊れる事は、少ないと思われます。

   ・ 「ひび」等は、耐熱モルタルや、道具土で、補修します。

   ・ 電気窯の電熱線に、作品が当り、断線させる場合も有ります。

     この場合も、補修が必要です。
   
  此法,修梁

   ・ 熱電対温度計の、保護管が破損した場合、交換する事が望ましいですが、1〜2回程度の

     本焼きは、そのまま使用しても、特に問題には成らないと、思います。


尚、余談ですが、

 作った作品の保管時の、地震対策として、昔からの方法で、棚を、紐(ワイヤー、ロープ、鎖)で

 ブランコにする方法が有ります。

 固定された棚や、保管場所(ラックなど)では、地震の揺れで、作品が倒れる恐れが、有ります。

 逆に、棚ごと、揺れる事により、作品に掛かる力を弱め、転倒防止に成ります。

 その1例を、述べたいと、思います。

  〕儖佞垢詈。

  顱法…垢毅坑娃磽軣の、丸材(パイプでも可)や角材2本。

  髻法”魁淵錺ぅ筺次∈燭覆鼻烹緩棔閉垢毅院腺.5メートル)。

  鵝法〆酩覆鮑椶擦襦棚(幅20〜25cm、長さ180cm、厚さ10mm以上)2〜3枚程度

 ◆〜箸瀘て、取り付け。

  顱法ヾ欹爐覆匹領消次■械磽躇幣紊魘けた所に、ワイヤーや、紐(鎖)等が、外れない様に、

    溝を掘ります。(外れ防止ですから、必ずしも、溝である必要は、有りません)

  髻法”魁淵錺ぅ筺次∈拭烹緩椶髻各々前記丸材の、溝に結び、固定します。

  鵝法ヽ憧欹爐良海梁消治暇椶髻部屋の天井や、梁から釣り下げます。

     作品を、棚に載せると、かなりの、重量と成りますので、しっかり固定します。

    天井との隙間、40〜50cm、(作業する人の頭上に設け、頭にぶつからない事)

    長ければ長い程、ゆっくり揺れます。

    丸材間の間隔、120cm前後とします。

  堯法〜箸瀘てた、丸材などの上に、棚を載せれば、完成です。

    一組の丸材に、2〜3枚の棚板が、載ります。棚板間は、作品が出し入れできる様に、

    隙間を開けて置きます。

  后法々い作業場では、このブランコを、何組も作ります。

     又、作品が載った棚板ごと、移動させてる事も、可能です。

     強い地震で、作品は大きく揺れますが、棚から、作品が落ちる事は、まずありません。

    
以上で、地震対策の話を、終わります。

陶芸の本焼きの話 

非常時地震 地震
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本焼き(非常時の対処4地震)

2009-06-19 22:27:10 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
3) 気象条件の急変、地震など、不測の事態

   屋外(室外)に設置された、燃料を使う、窯の場合に付いて、引き続き述べていきます。

 ぁ|録未両豺腓僚菽

   震度3〜4程度の地震に対しては、地震で驚いたとしても、特に処置する必要は有りません。

   対策が必要なのは、震度5以上の場合です。

  顱法/姪截軌幣紊棒ると、先ず、停電に成る事が、考えられます。

    現代では、ほとんどの窯は、なんらかで、電気を使っています。

    電気窯以外でも、灯油窯や、プロパンガス窯の、強制燃焼による、送風機や、デジタル温度計も

    電気で作動しています。

    (尚、昔ながらの、アナログの熱電対温度計は、電気を使いません。)

    これらが、一度に止まります。(被害状態により、停電時間も不明です)

    プロパンガス窯の、自然燃焼方式では、デジタル温度計以外、電気を使いませんので、

    続行が、可能ですが、ボンベと窯間の配管に、何らかの異常(ガス漏れ等)が、起きている

    可能性が有り、即中断するのが、安全です。

  髻法’確舛猟篁

     都市ガスを使う窯では、自動的に、ガスが遮断される装置が付いていて、

     ガスの供給が止まります。

     大きな地震の直後には、火を使わない様に、広報車が回ったり、テレビなどで、

     放送しているはずです。

     ガスの元栓を閉じ、電源のスイッチをOFFにして下さい。

  鵝法/姪戮更に強くなると、窯の中の棚板が崩れ、作品が落下し、破壊されます。

    当然窯の側に居れば、その音が聞こえるはずです。

    更に、窯に「ひび」が入る恐れもあります。

    この段階では、窯焚きは、不可能で、即中断する事に成ります。

  ・ プロパンガスのボンベは、転倒防止用に、チェーンが付いていますが、地震が強いと、

    ボンベが、倒れる危険性があります。ガスの配管には、何箇所かの、ガスを止める装置が

    設置されていますが、全ての箇所で止めます。

    特に、ボンベ本体のコックを、締め忘れないで下さい。

    窯の温度が、数百度以上の場合には、窯の扉を、直ぐに開ける事は、出来ません。

    温度が、100℃以下に成ったら、扉を開け、中の様子を見て下さい。

 何れにしても、震度5以上の場合、即中断する事が望ましいです。

 中断後、ガスの配管や、窯と、窯の中に異常が無い(のぞき穴から、中を見て下さい)場合で、

 停電も無い(又は、通電開始後)場合には、再点火可能に成ります。

以下、次回に続来ます。

陶芸の本焼きについて 

非常時地震 地震

  
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本焼き(非常時の対処3突風)

2009-06-17 22:58:22 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
3) 気象条件の急変、地震など、不測の事態

  屋外(室外)に設置された、燃料を使う、窯の場合に付いて、引き続き述べていきます。

  風(大風、突風)の場合の処置

   顱法〕劼旅渋い蓮現在では、倒炎式が圧倒的に多いですが、直炎式の場合には、

     窯焚きの、最終段階で、高温に成ると、炎が煙突から、噴出す場合が有ります。

     この状態で、不測の大風や突風が吹くと、火災などを、誘発する恐れが有り、注意が必要です。

     特に薪を使う窯では、火の粉が、飛ぶ恐れも有ります。

     (直炎式: 窯の下部から、燃料を入れ、窯の上部に設けられた、煙突へ連なる排出口から、

     煙や炎が、流れる構造で、薪を燃料とする、「あな窯」なども、この方式が多いです。)

  髻法^貳未法⇒劼蓮風除けの為、2〜3面が、壁に囲まれている場合が多いです。

    (他の1〜2面は、空気を、大量に取り入れる必要から、開けて置きます)

    それ故、少々の風なら、ほとんど問題に成りませんが、回り込む風や、突然の大風(突風)

    などには、炎に変化を与えますので、注意が必要です。

    煙突の引きを調整する穴(ドラフト、バカ穴など)に、風が吹き込むと、引きの力関係が

    変化し、温度上昇や、酸化、還元焼成にも、影響を与えます。

    それ故、風をブロックする、風除けを、臨時に設ける必要が、出てきます。

  鵝法 ̄蠅、吹き消された話。

    実際に有った話ですが、プロパンガスの窯(自然燃焼)で、焚き始めに、炎を細くしている

   状態で、突風により、その炎が、吹き消されてしまい、気が付いて、再点火した途端に、

    窯が爆発し、大きく壊れてしまいました。

  ・ 原因は、ガスが窯に、充満した状態で、再点火したからです。

    即ち、吹き消されてから、ある時間が経っていた為、生ガスが窯の中に、送り込まれ、

    それに点火した為、ガス爆発を、起しました。

  ・ 対策は、火が消えてから、時間がどの位経ったか、解からない場合、ガスを止めて、

    窯の扉を開け、生ガスを、排出させてから、再点火すべきです。

    (プロパンは、空気より、重いので、自然に排出されますが、短時間で、排出させるには、

     積極的に、空気などを、送り込む事です。)

  ・ ある程度、火力が強くなれば、ガスが、吹き消される事は、無くなります。

    又、或る温度以上に成れば、たとえ吹き消されても、自然に再点火されます。

以下 次回に続きます。

陶芸の本焼きの話 

非常時突風 突風
  

    
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本焼き(非常時の対処2大雨)

2009-06-15 15:29:59 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
前回の続きを述べます。

3) 気象条件の急変、地震など、不測の事態

 ◆_鯵亜兵竺亜砲如⇒劼鯤欧場合、予測不能な、気象条件の変化に対して、

  顱法‖膠の場合、 窯には、屋根が付いているはずです。それ故、大雨であるからと言って、

    必ずしも、恐れる、必要は有りません。

   ・ 但し、プロパンガスを、使用している場合、ボンベが雨に濡れると、ボンベ表面に、霜又は、

     氷(氷の塊)が付く事が、有ります。

     これは、液化ガスが、気化する際、ボンベ周辺から、熱を奪う為に、起こる現象です。

     この現象が起こると、ガスの出力(ガスの発生量)は、低下し、ガス圧は、下ります。

     特に、ボンベ内の液量が少ない時、又は冬場などに、起こり易く、大きく、ガス圧が下り、

     温度上昇が鈍く成ります。

    ・ 対処法は、ガス圧を上げる様に、バルブを操作しますが、ますます、氷が付き、

     思うほど、ガス圧も上がりません。

    ・ ボンベに、熱いお湯を掛け、氷を解かすかします。

      雨が小ぶりに成ったり、止んだら、直ぐに、乾いた布で、水滴を取り除きます。

    ・ 基本的には、ボンベも雨など、掛からない場所に、置くのが理想です。

  髻法〕捨について、

    夏の午後、夕立により、雷雨となる事が有ります。

    燃料に薪を使う時など、濡らさない様に、注意します。

    (プロパンガスの、ボンベについては、前項と同じです。)

    雨は一時的な物ですので、さほど、心配はいりませんが、雷には注意してください。

    実際に、落雷は、めったに遭遇する事は、無いと思いますが、近くで、盛んに落雷が有ると、

    高い煙突が、気になり、不安に成ります。特に最終温度近くまで、窯焚きが進んだ場合、

    続行か、中止かを、決断しなければ、成りません。

  (避雷針が有るからと言って、安心できません。避雷針は、逆に落雷を、呼ぶ装置です。)

  ・ 夕立の時間帯は、午後2〜4時頃が多いです。それ故、早朝より、窯焚きを始め、

   夕立時には、終了している事が、最も安心です。

  (但し、この方法も、窯を焚く時間が、10時間以内の場合です。)

  又、日数に余裕があれば、夕立が予報される日には、窯焚きをしない事です。

  ・ 一時窯焚きを、中断すると、数百度温度が低下します。

    しかし一度上がった、温度まで再上昇する時間は、最初の時間より、ずっと短いです。

    大よそ、最初の半分の時間程度で、中断前の温度に成ります。

    (窯の構造、状態によって、違いが有り、一概には、述べられませんが・・・)

    それ故、中断(温度低下)を恐れず、実行しても良い場合も有ります。

    あくまでも、状況を見て、判断して下さい。中断は不安解消の意味あいが、強い処置ですが。

以下 次回に続きます。

陶芸の本焼き 非常時の対処法 

非常時大雨 大雨
    

 
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本焼き(非常時の対処1)

2009-06-14 22:47:24 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
本焼き中の非常時とは、以下の事柄です。

1) 燃料切れ、停電など

 本焼き中に、熱源の元が、無くなってしまえば、温度は降下してしまいます。

  …篥鼎筺都市ガスの様に、供給元から、急に、止まってしまっては、処置の仕様は、有りません。

  顱法…姪鼎慮通しがあるならば、しばらくそのままにしておき、通電後直ぐに再開できます。

    通電の見通しが無いならば、スイッチOFFにして下さい。

  髻法.スの供給が、ストップした場合、ガスの元栓を、締めます。

    そのままにして置くと、ガス漏れの原因に成ります。

 ◆‥油、プロパンガス、薪など、自分で用意する物は、燃料切れに、成らない様に、

   常にその量を、確認して置きます。

  顱法”埖の事態が起き、通常よりも、窯を焚く時間が、長引く恐れは、常に有ります。

    それ故、通常1回分の窯焚きで済む量では、不足する場合が、有ります。

    量は余裕を持ちたい物です。

2) 温度計の故障、電熱線の断線

   〕卻欧前に、確認したにも関らず、本焼き中に、熱電対温度計が、作動不良に、

    なってしまった場合、導線の、接触不良などを「チェック」します。(ネジの緩みなど)

  顱法,匹Δ靴討癲直らない場合、色見や、ジェーゲルコーンで、判断します。

    この両方共ない場合、炎の色で、判断しますが、普段見慣れていないと、温度判定は、

    難しいです。

  髻法〆念の場合、時間で、見極める事に成ります。通常この位の時間では、この位の温度上昇に

    なっているはずと、見当を付け、若干長めの時間を掛けます。

 ◆‥典ね劼両豺腓痢電熱線の断線

   突然の電流量(アンペア数)の現象や、温度上昇の鈍化(降下)などで、断線が予想されます。

  顱法―斗廚併は、ここで本焼きを、中断すべきか、続行すべきかを、判断する事です。

    最終温度近くに成ていて、緩やかながら、温度が上昇していれば、続行と成ますが、

    スイチON 直後の断線や、窯の温度がまだ低い場合などは、中断した方が、良いでしょう。

  髻法‥吐線は、消耗品です。ある程度使うと、段々細くなります。(抵抗が増え、電流量が減る)

    それ故、常に「チェック」して、本焼き中に、断線させない様に、して下さい。

    又、電熱線に、作品を衝突させても、線を傷つけ、断線の原因に成ります。

3) 気象条件の急変、地震など、不測の事態

  _鯵亜兵竺亜砲罵劼鯤欧場合、大雨や、大風など、天気が荒れそうな時は、窯焚きは、

  しないと思います。

  問題は、大雨、大風、嵐、雷など、急激な天候の変化の場合です。

  この場合も、状況を見て、続行か、中止かを、判断します。

  (尚、一般には、一度火を入れたら、よほどの事が無い限り、続行を選択します。)

  以下次回に 続きます。

陶芸の本焼きの話 

非常時
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窯詰め(注意事項)

2009-06-12 22:26:49 | 窯詰め、素焼、本焼の話し
窯詰めで、注意する事は、以下の事柄です。

1) 作品が安定に、置かれている事

   特に、窯の構造が、シャトル方式(作品を載せる部分が、手前に引き出せる)では、

   作品が不安定だと、シャトルの出し入れの際、振動で、倒れる恐れが有ります。

   不安定な作品は、底の部分に、支えの詰め物をいれ、安定化させます。

  又、本焼きで、作品が収縮しますので、その作品の中心に向かって、周囲が移動する事に

  成ります。特に大きな作品は、縮み量も多くなり、動く量も多く成ります。

  (作品が、棚板に接する部分に、酸化(水酸化)アルミナを塗るのも、単に「くっつき」

   防止だけでなく、縮でスムーズに、移動する為でも有ります。)

2) 倒炎式の窯では、炎の流れに、注意する

   火(炎)が延びる事は、温度上昇と、焼き上がりの色に取って、大切な要素です。

   炎が、堰き止められない様に、作品を並べます。

   特に、天井と、作品の隙間は、やや大きく(4〜5Cm位)取ります。

   天井まで昇った炎は、窯の壁や、作品の隙間を通り、下に降り、最下段の棚板より、

   更に低い位置にある、排出口より、煙突を通り、外部に出ます。

   その間は、炎がスムーズに、移動出来る様にします。

   隙間は、広くても、狭くても、十分延びません。その隙間は、燃料の違い、窯の構造、

   窯の焚き方、など多種の要素が、絡みます。経験して見つけて下さい。

3) 最上段には、大きな作品を置きます。

   最上段は、支柱がいりません。それ故、棚板全部の面が、使えます。

   大きな作品が、無い場合には、天井のアーチに沿って、高さの異なる作品を、並べます。

   作品が揃わない場合、割れた棚板を使い、部分的に1段、設けても良いです。

4) 色見や、ジェーゲルコーンの置く場所を、確保する。

   窯の外部より、色見や、ジェーゲルの状態が、解かる位置に、置きます。

   色見は、見るだけでなく、引き出して見る場合が有ります。その場合には、引き出せる位置に

   作品を置かなければ、成りません。尚 色見や、ジェーゲルを使わない場合も、多いです。

5) 作品の入れ忘れに注意

  意外と多い事ですが、本焼きすべき作品を、窯詰めの際、入れ忘れる事です。

  窯詰めする作品全部を、最初から、一箇所に、集めておけば、問題も起きない訳ですが、

  実際には、色々な場所に、置いてある場合も、多いです。まだ釉掛けしていない作品も

  残っているかも知れません。

  どうしても、今度の窯で、本焼きすべき(納期の有る)、作品は、くれぐれも注意してください。

5) 棚板の管理 

   棚板は、何か他の物に、立て掛けた状態で、重ねて保管します。

   立て掛けた棚板は、倒れると、割れ易いです。倒れ無い様に注意。

   注意していても、棚板に、「ヒビ」が入る場合が有ります。

   「ヒビ」が棚板の1/3程度なら、使用可能です。それ以上「ヒビ」が大きい場合には、

    使わない事です。

    尚、「ヒビ」の入った、棚板を、積極的に割り、割れた棚板を、有効に使う事も出来ます。

 陶芸の窯詰め 
   
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