わ! かった陶芸 (明窓窯)

 作陶や技術的方法、疑問、質問など陶芸全般 
 特に電動轆轤技法、各種装飾方法、釉薬などについてお話します。

素朴な疑問 87 窯の調整の仕方は?2

2015-02-28 21:52:47 | 素朴な疑問
1) 窯の調整機能とは?(どんな事が調整できるのか?)前回の続きです。

 ③ 酸化、還元用の調整。

  ) 電気窯は、基本的には酸化焼成です。但し、還元装置を付けたり、木炭を利用して還元

    焼成する事も出来ます。但し、電熱線を痛め寿命を短くする可能性が強いです。

   a) 還元装置とは、窯の外部から、プロパンガス等の燃料を吹き込む事です。

    当然、吹き込む穴が無ければなりません。 還元焼成の場合、還元が掛かる温度範囲があり

    ますので、その範囲内で行う事に成ります。窯に直接燃料のガスを入れますので、当然窯の

    中の作品全体に、還元が掛かる事になります

   b) 木炭を利用する場合、一般には匣鉢(さや)を用います。

    還元装置が還元の掛かる範囲内のみでよいのに対し、匣鉢を使う場合には、窯詰めの段階

    から、作品と木炭を一緒に詰めておきます。当然、匣鉢内の作品のみ還元が強く掛かる

    事になります。

  ) 燃料を使う窯では、還元焼成は比較的容易に起こす事が出来ます。

    即ち、燃料と燃焼に必要な空気量を調整する事で還元焼成は起こります。

    空気量を調整するには、窯に幾つかの調整部分がありますが、一番効果があるのは、煙突の

    引きの強さの調整です。引きが強い場合には酸化になり、弱い時には、還元が掛かり易い

    です。

   a) 煙突の引きの強さは、煙突の高さや直径、煙突を通る排気の量で決まります。

    当然、煙突が高い程、引きが強く、煙突の直径が太い程、引きが強くなります。

    後で述べる様に、引きを弱くする事は出来ますが、逆に一杯まで引きを強くしても、十分

    でない場合、それ以上強くする事が出来ませんので、最大限の引きの強さの設定を誤らない

    事です。引きの弱い窯は、窯焚きに於いて、手こずらせる最大の問題(温度が上昇しない)

    に成ります。

   b) 排気量を調節する装置に、煙突の真下に設ける馬鹿穴と、煙突の途中に設けるダンパーが

    あります。馬鹿穴は、外部より空気を取り込み、窯の排気量を相対的に減らします。

    馬鹿穴を100%閉じると、排気は窯内部のものだけとなりますので、窯は陰圧になり、

    窯の外から外気を取り込む為、酸化焼成に成ります。レンガの積み身具合で、穴の面積を

    調整しますが、穴を広げるに従い、窯の中の気圧は高まり、還元方向に傾きます。

   c) ダンパーは、煙道を狭くする板状のもの事で、強制的に排熱量を減らす働きがあります。

     勿論100%開けた状態ならば、ダンパーは無い事になりますが、閉じる量を大きい方に

     変化させれば、排気量は少なくなり、還元に転化します。但し、窯焚きの最中に、ダン

     パーを100%閉じる事は、ほとんどありません。

  ) 焼成中の酸化還元状態は、何で判断するか?

    窯の壁には幾つかの(小さい)穴が開いています。(窯の容量によって数は異なります。)

    主に炎の色を見たり、素焼きでは水蒸気を外に出す働きがあります。

    この穴は普段は焼成中は閉めておく事が多いのですが、時々開けて中の様子や窯の雰囲気を

    見る事があります。

   a) 穴から炎が噴出している場合は、内部の圧が高いですので、還元状態と見る事ができます

   b) 穴から空気が吸い込まれる状態では、煙突の引きにより内部の圧が低くなっているので

     酸化状態になっていると思われっます。

   c) 複数個の穴がある場合、穴の場所によって酸化と還元が同時に起こっている可能性があり

     ます。

   d) 理想の状態とは、吸い込みと噴出しを交互に行っている状態と考える人もいます。

     即ち、人により受け取り方が違いますので、上記の説が真実かは不明です。

  ④ 酸化、還元焼成と温度上昇の関係。

以下次回に続きます。
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素朴な疑問 86 窯の調整の仕方は?1

2015-02-27 15:13:04 | 素朴な疑問
陶芸(焼き物)にとって窯は命とも言えます。

現在では、燃料や容積の違い等色々な窯が存在し、好みの出来合いが市販されています。

それを自分の工房などに持ち込み、作品を焼成するのは、極く普通に行われています。

自分の望む焼き物を焼く為に、数種類の窯を持つ人や、場合によっては、窯を改良したり、作り代

える事もあります。又、小さな電気窯であれば、移動可能ですが、一般には重量もかなりあり、

固定された物が多いです。

窯には色々な調整機能が付いています。この調整機能を活用する事で、多くの場合は対応できると

言われていますが、必ずしも調整のみでは旨く行かない場合は、上記の様に作り代える事になります

1) 窯の調整機能とは?。(どんな事が調整できるのか?)

  窯に使われる燃料や電気によってその違いがあります。

 ① 燃料の量や電流を調節する機能。

  ) どの様な窯であっても、必ずついている機能です。温度の上昇に伴い、燃料の量や電気量

   を徐々に増す必要があります。電気ならばスイッチの切り替えによります。燃料がプロパン

   ガスの場合は、プロパンのガス圧を調整したり、バーナーの摘みを調整して、ガスの射出量を

   増やしたりします。都市ガスであっても、ほぼ同じような調整装置があります。

   但し、都市ガスはカロリーがプロパンより低い分、空気量は少なくなります。

   ガスや電気では供給量を増せば、多くの場合、直ぐに反応し温度上昇に繋がります。

  ) 薪などを使う窯では、燃料を新たに投入します。薪の場合には、燃料(薪)を投入しても

   直ぐに温度上昇には繋がりません。むしろ温度が下がる事が多いです。それは、くすぶり出す

   してから、燃え上がるまで時間が掛かる事です。このくすぶる状態では還元焼成になります。

   時間が経つに従い、薪が燃え出し、徐々に温度上昇に転じます。

  ) この機能は単に温度上昇させるのみでなく、酸化、還元焼成する時にも活躍します。

    多くの場合、燃料を増やすと、最初は還元気味に成ります。その後、酸化に転じる事が多く

    見られます。

 ② 燃料を使う窯では、よく燃焼させる為には、適量(又は最適)の空気の量が必要です。

  ) ガス窯の場合、自然燃焼と強制燃焼の方法があります。ガスを空気と一緒に窯に送り込む

   事で、短時間に高温にする事ができます。この方法では、焼成時間が短く成るのは勿論ですが

   燃料の消費も大幅に削減できる利点があります。空気はブロアーと呼ばれる送風機で行います

  ) 自然燃焼は、都市ガスや、常温で気化したプロパンガスを使います。即ち気化したガスの

   圧をそのまま使いますので、冬場や夏場では気化する量が変化します。その為、ガス圧計が

   取り付けられています。尚、自然燃焼では、強制燃焼に対し、釉の焼き上がりが軟らかいと

   言われています。

  ) 空気の取り入れ口は、 色々な所に付けられています。

   a) 薪窯であれば、薪の投入口近くや、ロストと呼ばれる「スノコ状態」の物が、燃焼部の

    下部に設けられ、薪の下から空気が入る様になっています。

   b) ガスバーナーの場合、ガスを射出する部分と、バーナーヘッドの高さの調整があります。

    ガスの射出部には、ネジで回転させた円盤を移動させる事で隙間を調整しますし、バーナー

    ヘッドは、バーナーの先端部にあり、炎が窯に送り込まれる部分です。窯の壁とヘッドの

    隙間から空気が送り込まれます。隙間が広ければ、空気量は増す事に成ります。ヘットは

    高温に成る為、陶磁器製の物が多く、ヘッドを回転させる事で、高さが調節される様に

    なっています。

 ③ 酸化、還元用の調整。

以下次回に続きます。

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素朴な疑問 85 窯を開けるまで解からない?11

2015-02-24 22:01:51 | 素朴な疑問
4) その他の事項(天候、季節、記録)など。

 ① 本焼き後の窯の熱を有効に使う。

  窯出し直後であっても、窯の中では4~50℃の熱を持っている場合があります。特に容積の

  大きい窯では、中々外気温まで冷えません。一般に本焼きの次は素焼きの番ですので、成形

  されている作品があれば、窯の中に入れる事で、乾燥させる事が出来ます。即ち廃熱利用です。

 ② 現在の窯焚きは、あまり天候に左右されませんが、窯焚き時の天候は気になる処です。

   薪を燃料にした窯では、季節風が吹く秋などが窯焚きに適していると言われていましたが、

   現在では、季節に関係なく何時でも窯が焚ける様になりました。

  ) 良く夏場の方が窯焚きに適していると思われ勝ですが、外気温は窯の温度上昇には

   ほとんど無関係です。即ち、外気温に比べ窯中の温度は格段に高い為、外気温の影響はほ

   とんどありません。但し、窯は自然冷却で、主に窯の壁を通して外に逃げ出しますので、

   外気温が低い場合には、若干早く冷却します。

  ) 燃料を使う窯では、雨や風の影響が大きいです。

   屋外にある窯は、屋根があるとは言いながら、雨天では気分的に嫌な感じがします。

   一般に、窯は水に対して弱いですので、窯に雨が当たらない様にし、風雨の強い時は窯焚き

   は実行しない事です。但し、雨の為に温度上昇が、特に悪い事はありません。

   勿論、薪を使う場合には、薪が濡れない事は大切です。窯焚きには雨よりも風の影響を

   強く受け易いです。

   a) ガス窯の場合、バーナーの炎が吹き消される事があります。

    特に、素焼きでは急激な温度上昇は禁物ですので、ガスの供給は細くなり勝ちです。

    その際、強い横風がバーナーに吹き付けると、ガスが吹き消される事もあります。

    気が付くのが遅くなると、生ガスが窯の中に充満する恐れがあります。窯の中のガスを

    完全に追い出してから、再点火しないと窯の中でガス爆発をおこします。特にプロパンガス

    は、空気より重い為、作品の隙間などに留まっていますので、隅々まで点検が必要です。

   b) 風は煙突の引きにも影響します。煙突の下には引きを調整する、馬鹿穴(ダンパー)が

    存在します。この穴に風が吹き込みますと、煙突の引きは弱くなります。それ故、風の

    影響が出ない様に、状況によって、風避けが必要になるかも知れません。

 ③ 記録を残す。(専用のノートを作る)

   記録する事項は、作品の種類(大きさなど)、作品の量、釉の種類、点火時間と終了時間

   (実質の焼成時間)、最高温度、温度上昇パターン、酸化又は還元と開始温度と終了温度、

   寝らし時間、燃料(電気量)の消費量、窯の各部の調整、作品の出来上がり具合、そして

   最後に反省点などです。これらの記録を残す事で、次回の窯焚きの参考になるはずです。

   特に旨く焼き上がった場合や、失敗した時の記録が重要です。

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素朴な疑問 84 窯を開けるまで解からない?10

2015-02-23 22:06:01 | 素朴な疑問
3) 焼成方法や焼成温度、焼成雰囲気に関する事項。

 ⑩ 窯出し後の処置。

   作品を窯から出せば、作品が完成と言う訳ではありません。所定の処置が必要です。

  ) 作品の状態を確認する。

   a) 割れやひび、作品同士のくっ付きがないかを確認します。

    イ) 特に窯入れ前には、無傷であったものが、割れやひびの入った状態で焼き上がる事も

     珍しく有りません。多くは素焼き時に小さなひびや亀裂が入っている場合で、余りに

     小さな傷の為、見落としていたものが、焼成で拡大し現れた物です。焼成すると小さな

     傷でも拡大し、釉を掛けても傷口を塞ぐ事は出来ません。

    ロ) 蓋物の場合、蓋をして焼く事が多いです。蓋が外れる事を確認します。蓋の合わせ

     目に水酸化アルミナ等を塗り、熔着を防ぎますが、釉が隙間に流れ込み、取れなくなる

     事があります。その際は、蓋の周囲を軽く叩き振動を与え、根気良く作業する必要が

     あります。 蓋と器の間に隙間が出来れば、その隙間に金箆などを差込、こじ開けます。

     但し、注意しないと、合わせ目が破損する事もあります。

   b) 絵を描いた作品では、釉が熔け切っていない場合には、絵が不鮮明に成ります。

    マット系の釉でも、焼成温度が高くなると、光沢が出る場合があります。

    釉は本来の色に発色するとは限りません。即ち窯変と呼ばれる現象で、めったに出ない色に

    なる場合もあります。尚、窯変はその原因を究明すれば、意図的に作る事が出来るとも

    言われています。それ故窯のどの位置に窯詰めし、どの様な雰囲気や温度、温度上昇などの

    データーを取っておく必要があります。

   c) 再焼成する作品。

    釉が熔け切ていない場合、再焼成する事で、釉を熔かす事が出来ます。

    イ) 又、ひび割れや底割れなどがある場合、そこにシャモット(焼粉)等を充填し、

     釉を掛ける事で、傷を目立たない程度に小さくできます。一度高温で焼成していれば、

     同じ程度の高温で再焼成しても、傷口が開く事はありません。

    ロ) 釉の発色が悪い場合や、酸化焼成にすべき処が還元が掛かってしまった場合にも、

     再焼成する事で、より良い色にする事も出来ます。 但し、再焼成すれば必ず、良くなる

     保障はありません。

    ハ) 再焼成は、作品の上に新たな釉を掛ける場合と、そのまま行う方法があります。

     前者は、釉の色が薄い場合や、発色が予想と反した場合などで、後者は熔け不足の場合

     です。

  ) 畳付きの処理。

   a) 畳付き(テーブル等に接する底の部分)を砥石(といし)で磨く。

    砥石で磨く前に、棚板に流れ落ち作品に「こびり付いた」アルミナコーチングは取り除いて

    おきます。尚、砥石は必ずしも、水で塗らしす必要はありませんが、水で塗らす方が、

    効率良く磨けます。

   イ) 多くの作品は棚板の上に載せて焼成する事が多いです。その際、水酸化アルミナの様な

    熔け難い薬品を筆などで塗り、棚板との熔着を防ぎます。焼成すると、塗った部分は

    白くなります。素地が白い場合には、目立ちませんが、黒色など色が付いた素地では、

    目立ちますので、なるべく取り除きます。但し、強固に着いている事が多く容易に取れない

    かもしれません。

   ロ) 畳付きを砥石で磨く主な理由は、表面の「ザラツキ」を無くす為です。

    即ち、テーブル等を傷付けない為の処置で、砥石を掛けた後、指で触り引っ掛かりの無い

    事を確認します。

   b) 高台内側や畳付き、器の内側に水漏れ防止剤を塗る。

    イ)この行為は必ずしも行う必要はありませんが、食器などでは、高台内や畳付き部分に

     黴(かび)が付く事も多いですので、その予防となります。陶器ではどうしても、僅か

     ですが吸水性がありますので、密閉された高台内には、黴が発生し易いです。

     良く乾燥させれば黴を押さえる事が可能です。尚、食器専用の水漏れ防止剤を使う事です

    ロ) 尚、水漏れ防止剤を皿の表面などに塗ると、水を弾きますので、汚れに強いのですが

     使用前に器を水に漬けた時に、水を吸いませんので、和食器としての、瑞々(みずみず)

     しさが出ません。趣を欠きますので、余りお勧めできません。

    ハ) 花瓶など、常に水を貯めて置く器では、内側から外側へ、又は底面に水が滲み出る

     事があります。土の種類(粗め、細め)や、土の焼き締まり具合に差があったり、焼きが

     甘い(温度が低い)場合、更にはひび(貫入)がある場合などに起こる現象です。

     一々水を入れて放置し水漏れを検証しても良いのですが、水漏れの有無に関係なく、

     器の内側に、防止剤を流し込み、数分後に外に流し出します。ほぼ一昼夜かけて乾燥させ

     てから、使います。尚、徳利など短時間、酒などを蓄える器では、この処置は不要です。

     むしろ、酒の成分が徳利内に浸み込み、酒が美味くなる場合もあるそうです。


以下次回に続きます。
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素朴な疑問 83 窯を開けるまで解からない?9

2015-02-22 22:31:13 | 素朴な疑問
3) 焼成方法や焼成温度、焼成雰囲気に関する事項。

 ⑨ 窯出し。

   一般に窯は、特別な場合を除き、自然冷却するのが普通です。

   外気温と完全に一致するまで、冷却するには相当長い時間が掛ります。但し、そうする利点は

   ほとんど有りません。尚、冷える速度は窯の容量と、壁の厚さに関係し、外気温は僅かです。

   逆に扉を開けるのが、早過ぎる場合には問題が発生します。

  a) 窯の扉は何度に成れば可能か?

   イ)ある人は窯の温度が300℃を切れば良いと言う人もいます。但しこの場合は、あくまでも

    扉を開ける事であり、窯出しの意味ではありません。窯の扉を開ける事で、冷却スピードを

    速めるのが目的です。

   ロ) 300℃以上で強制的に窯の扉を開けた場合、作品が割れる恐れがあります。例え割れない

    としても、釉に貫入(ひび)が入り易くなります。逆にこの現象を利用して、貫入の入った

    作品に仕上げる事もできます。

   ハ) 窯出しの温度の違いによって、上記貫入現象を除いて、釉の発色の違には、ほとんど関係

    しません。

  b) 窯出しの温度。

    一般に100℃を切った状態の時に、窯の扉を開け直ぐに窯出しを行います。

   イ) 窯の扉を開けると、外気が入りどんどん温度は下がります。但し作品は100℃近くの温度

    ですので、火傷をしない様に、必ず長袖のシャツと軍手などの手袋を使う必要があります。

   ロ) 窯の中でも、上部は100℃近くの高温ですが、下部は数十度下がっているはずですので、

     出来れば、下部の作品から窯出しする方が良い様です。但し、上扉の場合には、上から

     窯出しを行う事に成ります。

   ハ) 人が窯の中に入って窯出しを行う窖窯(あながま)等の場合には、窯の温度が約40℃

     以下に成らなければ危険です。

  c) 窯出し時の注意点。

   イ) 焼き上がりを確認します。窯の扉を開ければ、自然と窯の中の様子を知る事が出来ます。

    壊れた作品や、倒れ掛かった作品、釉が棚板まで流れ落ちた作品、更に釉の色具合などが

    目に入ってきます。大きな窯の場合には、奥の作品は見えませんが、おおよその事は予想

    出来るはずです。後で記録し参考にする必要がありますので、全体の様子を見てから本格的

    な窯出しに入ります。

   ロ) 作品は両手で取り出す。窯詰めした時より、作品は焼き縮んでいます。作品間の隙間は

    広がっていますので、両手で掴めるはずです。片手の場合手が滑って取り落としたり、

    隣の作品や窯の壁などにぶつかり、破損する恐れがありますので、慎重に外に出します。

   ハ) 意外と多い事故に、棚板の裏側に支柱が貼り付き、棚板を外に取り出す際に、支柱が

     棚板から剥がれ、下の作品の上に落ちる事故です。その際、作品が棚板上から落ちたり、

     作品の角が破損し易いですので、支柱が貼り付いていない事を確認します。

   ニ) 釉が棚板まで流れ落ちている場合は、棚板ごと外に取り出します。

     棚板には、アルミナコーチングが塗ってありますので、棚板の後ろから木槌などで叩くと

     割合簡単に剥がれます。但し、作品の底には、コーチングがこびり付いています。

     こびり付いた物は、「グラインダーやダイヤモンドヤスリ」等で削り取る事に成ります。

     又、作品同士がくっ付いてしまった場合でも、外に出してから離す事です。

     多くの場合、一方は助かりますが、他の片方は壊す事が多いです。

   ホ) 作品は一つづつ「割れやひび」の有無を確認し、釉の熔け具合や発色も確認します。

     大切な事はその作品がどの釉を掛け、どの位置で焼成したかと言う事です。次回の参考

     に成ります。

   ト) 窯出し場所が狭い場合には、窯出しした作品を重ね合わせる事です。その際、作品間に

     紙を一枚敷いておくと、作品同士が直に接触せず傷付く事はありません。

     又、窯出し直後の作品は、雨に当てない事です。

   チ) 窯出し直後に「ピンピン」と音がします。これは外気温に触れて、釉が収縮し貫入が

     入る事でおきます。窯出し直後が一番多く、次第に少なくなりますが、4~5日後でも

     鳴る場合があります。

 ⑩  窯出し後の処置。

以下次回に続きます。
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素朴な疑問 82 窯を開けるまで解からない?8

2015-02-20 21:33:15 | 素朴な疑問
3) 焼成方法や焼成温度、焼成雰囲気に関する事項。

 ⑧ 焼成方法。(前回の続きです。)

  ) 温度が上昇する条件。

   a) 上昇しない原因を探る。

   ホ) 攻め焚きとは。

    酸化や還元焼成に入ると、燃料(電気量)を増やしたり、空気の供給量を増やす必要が

    起こります。この際の窯焚きを「攻め焚き」と言います。この炊き方で、釉の色が決定

    されると考えても良いでしょう。一気に設定温度まで、昇温したい処ですが、中々思う

    様にならず、苦労する処です。何度も話す様に、窯の中の雰囲気は熱量や空気量、廃熱量、

    更には、作品の量(少な過ぎても温度は上昇し難いです)などが良いバランスの時に、

    順調に温度上昇が起こります。   

   ヘ) 寝らし焼成とは。

    設定した温度まで達したら、その温度を一定時間保持する事で、窯内の温度を均一にする

    目的で行う作業を、「寝らし」と呼びます。但し、一定温度と言っても実際には、±数℃の

    範囲内になります。 一般に酸化焼成で行います。

    尚、前回お話した様に、陶器の場合には、1180℃以上では、窯内の雰囲気は釉の色に影響を

    与える事は有りません。但し、強い還元焼成の場合には、不完全焼成ですので、炭素粒子が

    残り釉を黒くする事に成りますので、炭素を取り除く為に酸化焼成するのが一般的な方法

    です。「寝らし」時間は長い場合には1時間ほどの場合もあります。窯の温度も均一には、

    窯の構造や大きさで時間も異なります。多くの場合10~30分程度が多い様です。

    結晶釉の様に流れ易い釉の場合、時間が長過ぎると、作品の表面から棚板まで釉が流れ落ち

    くっ付く場合がありますので、「寝らし」時間は短めにする方が安全です。

   ト) 寝らし焼成の仕方。

    「寝らし」は温度を一定に保つ事ですので、温度の上昇や降下は避けなければ成りなりま

    せん。 燃料を使う窯では、燃料の供給量は一定に保ちます。更に前回お話した様に強酸化

    焼成では、温度が上昇し難くなる現象を利用し、煙突の引きを強くします。

    それでも温度が上昇する様ですと、燃料の供給量を若干少なくします。その際注意する事は

    燃料を絞り過ぎるとたちまち温度が低下します。

   チ) 焼成状態の確認。

    窯の温度は熱電対温度計やゼーゲルコーンの倒れ方で判断しますが、確実な方法は窯の中に

    呉須等で下絵を施し、更に透明釉を掛けた色見本を入れ、引き出す事で下絵が綺麗に発色し

    ている事を確認する事です。小さな窯であれば1~2個で十分ですが、大きな窯では色見本

    をあちこちに置いて、その焼け具合(絵が現れている)を観察する事に成ります。

   リ) 冷ましも窯焚きの内。

    所定の温度になり、適度の時間の「寝らし」後に直ぐに燃料(電気)をストップする事が

    多いです。一般に黒い色の釉は急冷が良いと言われていまので、直ぐにストップします。

    但し、結晶釉の場合は、徐冷する事で結晶が成長しますので、燃料を少しづつ減らしゆっくり

    温度を下げる事です。釉の種類にもよりますが、1100℃程度まで徐冷すると良いと言われて

    います。窯の壁の厚みや窯の構造の違いがありますので、冷却スピードも経験から割り

    出して下さい。その後は完全に燃料を断ち冷却します。


以下次回に続きます。    
  
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質問 14 掛け花入の位置

2015-02-19 14:21:46 | 質問、問い合わせ、相談事
田中様より以下の質問をお受けしましたので、私なりの考えを述べたいと思います。


掛け花入の位置

正面に柱がある床の間にですが、正面柱にお軸ではなく、掛け花を掛けたいと思っています。

その場合の位置ですが、正面に座った状況で感覚的に位置を見たところ、最初はとこ床から124センチ

でしたが、少し離れたり全体のバランスをみると137センチの高さになりました。

正式な数値は無いと思いますが、高さの目安の数式が載っておりましたので、是非考え方をお尋ね

出来ればと思い、厚かましくメールさせていただきました。

ご返答いただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。


明窓窯より

 ご指摘の様に正式な数値は存在しません。但し、掛け花入れは、あくまで花を入れる器であり、

 主役は花(草木類)という事が出来ます。即ち、花を引き立てるのが花入れですので、花を引き

 立て、美しく見せる高さにすべきです。その高さがどの位かは、「ケースバイケース」です。

 尚、ご質問の高さが、掛け花入れの高さなのか、花(草木類)の高さ(中心?)なのか不明です

 ので、一応両方に付いて述べます。

 1) 例えば、茎の長い花類であれば、花入れは低い位置に成りますし、柳等の垂れ下がる草木類

   であれば花入れは、高い位置に掛ける必要があります。即ち、座って見た場合、やや上向きの

   目線で、花類が無理なく見える高さが適当な高さと言えます。

 2) 掛け花入れにも色々な材質(陶磁器、竹籠、銅製など)や、形がありますので、一概にこの

   高さと指定する事は出来ません。背の高い器や丸っこい器など形の差によって、高さを調整

   する必要もあります。

   ご存知かも知れませんが、掛け花入れの高さを調整する物に、垂発(スイハツ)と呼ばれる

   細長い板状の物があります。板の中央に細長い溝が付けられ、釘の位置が自由に調整できる

   様になっています。 

結論から言えば、生けた花類が綺麗に見える高さであり、おっしゃる様に、全体のバランスの良い

位置にすれば良いのではないかと思います。

 余り杓子定規に囚われない事も大切で、ご自分の感覚を信じ自由に行う事です。

 以上参考までに・・・。
 
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素朴な疑問 81 窯を開けるまで解からない?7

2015-02-18 21:24:29 | 素朴な疑問
3) 焼成方法や焼成温度、焼成雰囲気に関する事項。

  ⑧ 焼成方法。(前回の続きです。)

   ) 温度が上昇する条件。

     バーナーに点火したり、電気のスイッチをONにすると窯の温度はどんどん上がります。

     しかし、そのままですと、上昇はどんどん鈍り、ある温度になると完全に停止してしまい

     ます。この場合は、燃料や電気量の不足が主な原因ですので、徐々にそれらを増やせば、

     確実に温度上昇に転じます。燃料の場合、燃料のみでなく、供給する空気量にも左右され

     ますので空気の供給を増やしたり、煙突の引きを弱くする事で、温度上昇させる事も

     可能な場合があります。

   a) 上昇しない原因を探る。

   イ) 窯焚きの初期の場合は、上記の様に燃料不足が主な原因ですが、その他には、窯の熱が

     外部に漏れる事が上げられます。即ち、窯焚きの初期では、扉の一部を開放したり、

     窯の壁に開けられた小さな穴を開いた状態にしてある為、ここから熱が逃げます。

     扉や穴が開いている理由は、作品の素地や釉に含まれている水分を蒸発させ、外に逃がす

     必要があるからです。蒸発した水蒸気を外に逃がさないと、水蒸気は冷えている天井や

     壁で冷やされ、水滴に成って作品の上に落ちて、汚い斑(まだら)文様を付けてしまい

     ますので、必ず外に逃がす事に成ります。電気窯の場合も同様で、多くは天井近くに

     穴が付いている事が多いです。水蒸気は何度位まで発生するかですが、素地や釉では

     400~500℃程度で無くなりますので、500℃程度で開いた扉や、穴を塞ぐ事に成ります。

     但し、生の素地の場合、560℃程度で素地の結晶水が失われますので、素焼きしていない

     場合には、590℃程度まで、開けておく必要があります。但し、結晶水による蒸発量は

     少ないですので、必ずしも窯の扉や穴を塞ぐ必要はありません。

     尚、温度上昇中は、窯の温度も均一では有りません。それ故ある程度の温度幅が必要に

     成ります。

   ロ) 酸化炎、還元炎、中性炎。

     窯を焚く場合、上記三通りの方法があります。多くの場合どの様に焚くかは、窯焚き

     前に決めておく場合が多いです。即ち、釉の種類によっては、酸化焼成のみの物、還元

     焼成の物、両方でもそれ成りに発色する物があります。それ故、釉の種類によって酸化、

     還元、中性炎が選択されます。上記三通りの焼成は、主に950~1180℃程度の範囲の場合に

     行います。即ち、釉が熔け始める温度から、釉の表面が熔けガラス質になる迄の温度

     範囲です。釉の表面が熔けガラス質で覆われると、釉の内部では、外の雰囲気の影響を

     受けなく成るからです。単に温度のみが必要になります。

   ハ) 温度が一番良く上昇するのは、中性炎と言われています。

     中性炎は、適量の空気量かやや過剰の場合に起こります。

     但し、中性炎では窯の中の炎が一定せず。酸化の部分、還元の部分など、場所によって

     違いが出易いです。

   ニ) 強酸化や強還元焼成では、温度上昇は鈍ります。

     空気(酸素)が過剰のものが酸化で、燃料過剰の物が還元焼成になります。

     煙突のある窯(燃料を必要とする窯)では、引きの強さに寄って調整する事が多いです。

     引きを強くすれば、外部より空気が強く引き込まれ酸化焼成に、引きを弱くすると外から

     の空気量が減少し、相対的に燃料過剰になります。特に強還元焼成では、温度が降下する

     事も珍しく有りません。引きの強さは、主に煙突の根元にあるダンパーの穴を塞ぎ具合で

     調整します。 塞げば酸化、開ければ還元焼成に成ります。

以下次回に続きます。    
 
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素朴な疑問 80 窯を開けるまで解からない?6

2015-02-16 22:23:38 | 素朴な疑問
3) 焼成方法や焼成温度、焼成雰囲気に関する事項。

  ⑧ 焼成方法。

    陶芸の窯焚きには、素焼き、楽焼、本焼き、上絵付け焼きがあります。各々窯の焚き方に

    違いがありますが、ここでは、主に本焼きに付いて説明します。

   ) 本焼きは、陶器の場合は、主に1230℃を中心にして1200~1250℃で焼成します。

    磁器では、1280℃を中心に1250~1300℃で焼成します。当然、それ以上や以下で焼成する

    事もありますが、その場合でも本焼きと呼んでいます。

   ) 本焼きで一番大切な事は、所定の温度まで温度を上げる事です。勿論、焼きの良し悪し

    色の良し悪しも問題になりますが、所定の温度に成らなければ、窯焚きは失敗といえます。

    釉が熔け不足になり、所定の釉肌にならないばかりでなく、素地が十分焼き締まらず、

    機械的強度も弱くなり勝ちです。

    但し、焼き不足の為、光沢が出ず渋い感じの釉肌になり、魅力的な作品と成る場合も有り

    ますが、これは例外的な事柄と考えて下さい。熔け不足は再度焼く事で、完全に釉を熔かす

    事ができます。

   ) 窯の温度上昇は時間を掛ければ、必ず所定の温度になるとは限りません。

    ある温度でストップして仕舞う場合も有ります。最悪の場合は、温度が下降する事さえ

    あります。続行か打ち切りかの判断を迫られる場合には、速やかに決断しないと、燃料は

    どんどん消費します。但し、多くの場合、温度上昇に転ずる手立ては存在します。

    尚、温度が上昇がストップした場合の対処方法は、後で述べます。

   ) 焼成時間は、窯の容積や構造の違い、釉の調合による熔け具合によって左右されます。

     短時間では5時間程度で焼きあがる窯も存在します。昔から一般に、1時間で100℃の

     温度上昇させると良いと言われていました。即ち1250℃では、12時間半と言う訳です。

     窯の中の温度を計る三角錐の「ゼーゲルコーン」(SK-8)は、この焼成時間で倒れる

     様に作られています。尚、SK-7は1230℃、SK-9は1280℃、SK-10は1300℃(13時間)です。

     但し、現在の窯は、耐火煉瓦を使い、熱を効率的に閉じ込める事ができますので、もっと

     短時間で焼成する事が可能に成っています。勿論、窯の容積や燃料の差によっても異なり

     ますが、プロパンガス窯の場合8~10時間程度で焼成する事が多く、これで十分焼き

     締まる事ができます。都市ガスの場合は、プロパンよりもカロリーが少ない為、時間が

     長くなる傾向になります。薪窯の場合には一昼夜以上の時間が必要な窯もあります。

   ) 温度の上昇曲線を見ながら、焼き上がり時間が予想できます。

     窯中の温度は熱伝対温度計で測定する事が多くなりました。昔は炎の色で判断したそう

     ですが、近頃はその様な経験を積む場所も少なくなっていますので、中々炎の色で判別

     する事は難しくなっています。

     a) 窯は冷えているほど、温度上昇は早いです、窯が高温に成るに従い温度上昇は鈍り

      ます。即ち、点火直後や、電源ON時には、急激に温度上昇し、やがて徐々に温度上昇

      は鈍り、所定の温度近辺では、「じれったい」程温度が上がりません。

     b) 温度上昇に伴い、燃料や電気量を徐々に増す必要があります。

      窯の構造や壁の厚み等により、大なり小なり熱が窯の外に漏れ出します。その為に

      供給熱量と放出熱量の差が少なくなり、温度上昇が鈍る事になります。

      但し、供給量を増やす事が、必ずしも温度上昇に結び付かない事が問題です。


以下次回に続きます。    
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素朴な疑問 79 窯を開けるまで解からない?5

2015-02-13 22:30:06 | 素朴な疑問
3) 焼成方法や焼成温度、焼成雰囲気に関する事項。

  ① 陶芸用の窯には、燃料の違いによって、薪(まき)窯、ガス窯(都市ガス、プロパン、

   ブタンガス)、灯油窯、電気窯などがあります。いずれも1300℃位の高温で焼成可能の物です

   登り窯は特別な場合に使用しますが、一般的には薪窯と言えば、 窖窯(あながま)などを指し

   ます。その他の窯は購入する場合が多く、大小各種の窯が市販されています。ご自分でも築く

   事が出来ます。ここでは、薪窯を除いてお話します。

  ② 同じ釉でも、燃料によって焼き上がりに違いが出ると言われています。特に電気窯は炎が

   出ませんので(酸化焼成)、他の窯との違いが大きいと言われていましたが、現在では遜色の

   無い焼き上がる窯も存在していると言われています(還元焼成も可能な窯)。電気窯は取り

   扱いが容易で、マイコンで制御し、自動焼成する窯が主流になっています。

  ③ 土(粘土など)には、何度で焼いた方が良いかを示す、耐火度があります。

   市販されている粘土類は概ね(おおむね)1230℃を中心に1200~1250℃で焼成する様に調合

   されています。磁器土では1280℃を中心に1250~1300℃で焼成する様になっています。

   但し、赤土と呼ばれる鉄分を多く含む粘土は、1200℃以下で、鍋土では1180℃以下で焼成する

   様に指示されています。指定以上の温度で焼成すると粘土が軟化し、形が崩れます。

   赤土などは、他の耐火度の高い土に混ぜて使えば、指定の温度以上で焼く事が出来ます。

   但し、ご自分で採取した土では、耐火度が判明しませんので、試し焼きしてから使う事です。

  ④ 市販の釉も、推奨温度範囲が示されています。温度範囲より低い場合には、熔け不足となり

   釉に光沢が無く、ザラツイタ感じになります。逆に高い場合には釉が熔け過ぎ、流動性を持ち

   流れ落ちたり、釉が煮えて釉内に気泡が出来る場合もあります。

   但し、釉の熔け具合は単に、最高温度だけでは決りません。温度と時間の総和によって決まり

   ます。即ち、温度が低くても、焼成時間が長い場合でも、釉は熔けます。更に温度が高過ぎた

   場合でも、短時間であれば、釉が流れ落ちたり、煮える事はありません。

  ⑤ 窯の中は一様の温度に成る訳ではありません。逆に一様に成る様に焼成する為の操作が

   必要です。炎の出る窯の場合、焚口近くの場所や、炎の集まり易い処の温度は、他の場所より

   高温になり易いです。当然、高温に晒された場所の釉の表情は、他の場所と異なります。

   窯のどの部分が特に高温になるかは、何回か焼成する事で解かってきます。 特にガス窯の

   強制焼成の場合や、灯油窯ではブロアー(送風機)を使いますので、バーナー付近は炎が

   集中し、高温に成ります。火盾(たて)を儲け直接作品に当たら無い様にする必要があります

  ⑥ 前回お話した、窯詰めも炎が一箇所に集中せず、窯内を均等に流れる様にする必要があり

   ます。その為、隙間が空き過ぎても、狭過ぎても炎の流れを断ち切る事に成りますし、背の

   高い作品や、広い表面積を有する作品でも、炎の流れを邪魔しますので、なるべく、炎の

   流れを断ち切ら無い様に配置します。その際小さな作品も有用な道具の一つになります。

以下次回に続きましす。

 
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